20180913SUBARU_Recall  リコールのアンコール
 エアバッグのリコールで、修理をしてもらったのは今年の春のこと(機能停止の作業は昨年にしてもらい、部品が入るのを待っていた)。
 ところが、またまたリコールを告げるDMが先月末に届いた。

 やれやれである。

 今度はパーキングブレーキ。そして予想していた通り、当面修理工場は予約でいっぱい。
 11月のあたまに作業をしてもらうこととなった。
 それまでに、私が意図しない瞬間的な作動が起こりませんように……

 さて、すでに合点承知之介の方も多いだろうが、「すばる」は、メシエの天体カタログではM45。おうし座の散開星団「プレイアデス(プレアデス)」の和名。
 
XenakisPleiades  そろうことのない6人
 クセナキス(Iannis Xenakis 1922-2001 ギリシャ→フランス)の「プレイアデス(Pleiades)」(1979)。

 6人の打楽器奏者によって演奏される4部から成る40分ほどの作品。

 以前、この記事でこの曲を取り上げており、そこにこう書いた。

 クセナキスはこの曲について2つのことを試みていると述べているが、それは「1つはマリンバなどで演奏ができる、西洋的ではない音階をつくること」と、「2つ目は微分音による19の音高を持つSixxenという金属打楽器を作り、用いている」ことだそうだ。そして、6人の奏者はユニゾンになることはないという。


 各楽章は、


 1. メランジェ(混合)
 2. メトー(金属)
 3. クラヴェ(鍵盤)
 4. ポー(太鼓)


となっている。

 あれから7年たった今、これ以上書けることは私にはない。

 長い人生、非西洋的数学的音楽のために40分という時間を費やしてみても損はないだろう(保証はしない)。
 少なくとも、ジョギングするのと違って心臓麻痺を起こすリスクは少ないし、散歩と違って転倒する恐れもない。
 

 前回もご紹介した、ローグイン/クロウマタ・パーカッション・アンサンブルの演奏を。

 1990録音。BIS。

 ところで、ウルトラマンたちの故郷はM78星雲とされている。
 M78はオリオン座にある散光星雲だが、この星雲には名前がついていない。
 『ウルトラ星雲』にすればおもしろ、くないか……