20190111Hattori2  足を痛めた彼のために……
 先週の金曜日の夕方、支社の勇士ならぬ有志メンバーで神社にお参りに行った。

 大阪市内・近郊といえば今宮戎とか、福の神で有名な西宮神社などがあるが、私たちが目指したのは豊中市の服部天神宮である。

 なぜか?有志メンバーの中に、正月休み中にスキーに出かけ、そこでスノーボーダーに衝突され靭帯を損傷してしまった人がいたのだ。
 そこで足の神様だという服部天神宮に行くことにしたのだ。
 みなさん、なんと親切でお人よしなのだろう!

20190111Hattori1 それにしても『三太』の“てっぱん”っていうのが気になるのと、『ジョニーのからあげ』っていう名前が地味に好きな私。

 で、賽銭は入れたが、そのほかのもの-熊手とか、おみくじとか、ベビーカステラとか-は買わずに、そのあとは近くで焼肉を食べたのだった。

 名古屋にいるときには、みんなで熱田神宮に参拝に出かけたものだが、たまたまあたりを見て回らなかったせいかもしれないが、ここ服部天神宮のようなお祭り気分はなかった。
 これなら、子どもにとっては、お祭りそのものでウキウキしちゃうだろうなぁ。
 北海道産の焼トウモロコシも売っていた。女子高生がかぶりついていた。まだ冷凍ものだけど、北海道のトウモロコシ、おいしかったかな?

Leonhardt  作曲家不毛地帯だったイギリス
 パーセル(Henry Purcell 1659頃ー95 イギリス)の「グラウンド ニ短調『祭壇を飾れ』(Ground in D major 'Crown the altar')」Z.222。

 パーセルはバロック期のイギリスの最大の作曲家といわれる人。
 しかし、イギリス音楽界においてはパーセルの後継者たる人物が現れず、そこにドイツからヘンデル(1685-1759)がやって来た。
 さらにヘンデルが亡くなったあと、「愛の挨拶」や「威風堂々」で有名なエルガー(1857-1934)が活躍しだす1890年代まで、イギリスからは1人の大作曲家も生まれなかったのである。

 「祭壇を飾れ」は、合唱曲「メアリー女王の誕生日の頌歌『祝え、この祭典』(Ode for the birthday of Queen Mary 'Celebrate this festival')」Z.321(1693)のなかのメゾソプラノ独唱曲。

 グラウンドというのは、反復される短い低音旋律のこと。
 この2分ほどの曲では4小節のメロディーが13回現われ、そのうち2回は別な調(ヘ長調とイ短調)に変わっている(とCDのライナーノーツに書いてあった)。

 ここではもとの頌歌ではなく、このグラウンドをチェンバロ用に編曲したものを。

 レオンハルトのチェンバロ。

 1988年録音。フィリップス。

 「ボヘミアン・ラプソディ」のせいで、QUEENはQUEENでも、ロックのQUEENを聴くことが欠かせない最近の私。
Purcell♪ 作品情報 ♪
【編成】(Z.321)
 S 2, A, T, Bs, cho, orch, BC
♪ 作曲家情報 ♪
 
 イギリス・バロック音楽の最大の作曲家。王室礼拝堂の少年聖歌隊に入り、ブロウに学ぶ。チャールズ2世の時代から名誉革命の時代にかけて、〈国王の楽団〉の作曲家およびウェストミンスター寺院のオルガニストとして活躍。Z.はF.B.ジンマーマンによる作品目録の整理番号。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)