瀬戸内海にある「志々島」 | Tora5rouのブログ

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 私は過去にとりあげたブログの中から日本各地を旅行した記事を再編集し「総集編」としてとりあげてきましたが、今回は久しぶりに旅行した「志々島」を少しでも皆さんに知って頂き、島の振興に役立って頂ければと投稿いたします。

「ゲストハウスきんせんか」(予約:0875-83-5740:アップル不動産内志々島振興係)
 

 

 

 4/21~22 私の父母を偲ぶ会(16名参加)が福山市仙酔島で実施されました。会が終了後、私はTV朝日「人生の楽園」(楽園の案内人:西田敏行、菊池桃子)で2017.4.8に放映された香川県の瀬戸内海にある志々島に2泊しました。福山から岡山経由で瀬戸大橋を渡り坂出で乗り換え、途中善通寺、丸亀を通過。多度津では一番前の車両に移され、ワンマンカーとなり、詫間で降りる時は前の出口で切符を渡す方式でした。詫間から宮ノ下港に出て船に20分乗ると、志々島に到着しました。志々島 はかっては1000人を超す人が住んでいた花作りの盛んな島でしたが、現在、島で暮らす人は17人だけとなりました。そして行ってから気がついたのですが、この島は「男はつらいよ」(第46作  男はつらいよ「寅次郎の縁談」出演:渥美清、松阪慶子、吉岡秀隆、…)と「機関車先生」(出演:坂口憲二、堺正章、倍賞美津子、…)のロケ地でした。また前に妻と行った奄美大島の南の加計呂麻島(2014奄美大島の旅C)も「男はつらいよ」のロケ地であったことを思い出しました。(第48作  男はつらいよ「寅次郎紅の花」マドンナは浅丘ルリ子)
 志々島行きの船(一日3便)に乗る前に宮ノ下港のコンビニで弁当、パン、カップ麺を購入しました。船が16:00に到着すると、下船する人は20人位いましたが、乗船する人は私一人でした。16:15発の船が志々島に到着すると、「人生の楽園」で紹介された素泊まりのみのゲストハウス「きんせんか」を管理されている女性が出迎えてくれました。宿泊施設まで案内し、施設の使い方(調理設備や風呂)の説明を受けました。荷物を置いて島を散策すると、カラフルな案山子とロケ地記念パネル、かってTVで放映された「花の職人たち」記念パネルが目にとまりました。そして海岸沿いに反時計方向に歩くと、いたると所に寝そべる猫に出迎えられ、小さな家を並べたようなお墓群があり、オレンジと赤の花のナスタタチュームが咲き、アニメが描かれた廃ブイが並べられた所がありました。道が終わり磯歩きが開始される所で反転、時計回りに横尾まで歩いたところで夕暮れが迫り帰途につきました。途中宮ノ浦の海岸近くでヤギが放牧されていました。

 

 

 

 

 翌日は朝食後、県指定天然記念物の大楠と島の最高点(横尾の辻)を目指して散策を開始しました。道案内に従って行きましたが途中で道を間違え、島の東の丘(本村)に行くと、高齢の女性が腰掛けておられました。持っていた菓子を食べながらいろいろお話をしました。4年前にご主人が亡くなられましたが、販売目的でなく広大な畑にキンセンカを栽培されていて、見ているとオレンジの絨毯のよう、亡くなった妻はオレンジの花が大好きでフリージヤやヒマワリは特に気に入っていました。お話を聞いていると何か今後私が生きていくためのパワーをもらいました。大楠への道を尋ねると一旦下りて「きんせんか」横の道をそのまま上った方が良いことが分かりました。「きんせんか」横まで来ると男性の方に会い確認の意味で大楠への道を尋ねると、途中まで案内してくれました。城山南の峠から50m程下がると、樹齢1200年、樹高40m、根周り12.2mの大楠が現れ、その姿に圧倒されました。少し窪地にあるため落雷の被害は全くなく、地面に這うような横木は強風による倒木を支えているようでした。そこから案内に従い島の主稜に沿う道を西に進むと横尾の辻(109m)に出ました。記帳ボックスのノートを拝見し私も書いた後、横尾に下がる道を選び、下山。「きんせんか」に戻ると風呂を沸かして入りました。夕方持ってきた釣り道具で餌のいらないさびき釣りを船着き場の防波堤で試みましたが、あたりが感じられず15分ほどで止めました。帰り道、女性の方から空豆の煮物の差し入れを受けました。翌日は小雨のため7:25発の船で帰ることし、帰り支度をしていると、前日丘の上で会った女性が訪ねて来られ、どっさりとキンセンカとサヤエンドウを持ってきて下さり、波止場で見送りをして下さいました。
 24~25は福山の」弟宅に泊まり、25は弟に案内され、しまなみ街道の島々を訪れました。福山城を見たり美術館では伊藤若冲の絵も見ました。大人の休日倶楽部に入り、JRを利用した旅を楽しみ、26無事帰宅しました。