梅津拓史のブログ

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循環器科医師の梅津拓史(うめつひろし)です。

 

まだまだ外出を控える毎日ですね。

 

通販サイトなどでネットショッピングをされる方も多いかと思います。

実は先日、自分のカード履歴をチェックしたところ、想定の10倍以上の金額になっており、大慌てでカード会社に問い合わせし、対応してもらいました。

皆さんも時々利用履歴をチェックしてみてくださいね。

 

さて、今回のPodcastの話題は「油」についてでした。

 

▼全容はこちらのApple Podcastからご視聴ください

https://onl.la/w6Za15D

 

ダイエットエキスパートの和田清香さんから、「減らした方が良い油を知りたい」とのご質問がありました。

 

まずはトランス脂肪酸は避けた方が良いですね。

安い油、使い古した油、酸化した油にはトランス脂肪酸が含まれています。

パッケージには「トランス脂肪酸」とは書いてありませんが、植物油脂などに含まれています。植物油脂は油を多く作るため、高温で処理される場合が多く、その過程でトランス脂肪酸が生じます。

油だけでなく、たとえばコーヒーのポーションミルクも、実は乳製品ではなく、植物油脂で作られています。

 

よく、コレステロールゼロと書かれている植物油がありますが、そもそもコレステロールは動物性なので、そもそも植物性の油には入っていません。意味のない表示ですね。

 

また、コレステロールを下げると書かれているものもありますが、データを調べてみたところ、単体の研究データのようですので、あまり過信しない方が良いかと思います。

やはり揚げ物はあまり身体に良くないですし、なるべく避けた方が良いと思います。

 

それでは、身体に良い油はどんなものがあるでしょうか?

 

低温圧搾法などで作られた油は、高温処理をしないためおすすめです。

また、亜麻仁油は、データがあまり揃っていませんが、トランス脂肪酸が少ないようです。

 

今現在、データが豊富で、摂取すると良いおすすめの油は「オリーブオイル」です。

オリーブオイルは、「加熱しない方が良い」と書かれていますが、加熱しても酸化しづらいため、ぜひ炒め物や揚げ物に使用みてください。

 

収録では和田さんから、次々と珍しい油のお尋ねがありました。

ココナッツオイル、お米の油やアボカドオイル、油にもいろいろな種類がありますね。

アボガドオイルも主成分がオリーブオイルと同じオレイン酸なので、加熱調理にも良いですね。

 

そうそう、文頭でお伝えしたカード不正利用の件、自分が普段「健康に良くない」理由で食べないファーストフードのUberEatsの利用履歴がたくさんありました。

いったいどこに届けられて、誰が食べたのでしょうね…??

 

Podcastでも詳細をお話ししていますので、詳細が気になる方はぜひご視聴ください。

 

▼Apple Podcast

https://onl.la/w6Za15D

 

近況ですが、3月で今の職場を退職して、東京に引越します。

東京でもよろしくお願いいたします(^ ^)/

 

 

循環器科医師の梅津拓史(うめつひろし)です。

 

まだまだ寒さの厳しい毎日ですが、皆さんの食生活に変化はありますか?

 

今回は、Podcastでダイエットエキスパート和田清香さんと「太りやすい・太りにくい食事」についてディスカッションした内容をご紹介します。

 

▼全容はこちらのApple Podcastからご視聴ください

https://onl.la/aUu1jCL

 

まずは、太りやすい人が好んで食べる物からご紹介。

 

最も太りやすい食べ物は、ご存じ「ポテトチップス」。

フライドポテトも太りやすいですね。

 

二番目は加工肉、ハムとかソーセージ。

そして赤身肉と言われている豚肉や牛肉。

 

三番目に加糖飲料、コーラやスポーツドリンク。

スポーツドリンクは糖尿病を誘発すると言われています。

疲労回復目的に糖分がたくさん含めれており、高校球児くらいの運動量の人向けですから、普通の人が飲みすぎると太りやすくなってしまいます。

 

次は、太りにくい人が好んで食べる物をご紹介。

 

ナッツ類 ヨーグルト、フルーツや野菜、そして全粒穀物を食べる習慣がある人は、太りにくいそうです。

パンは全粒粉で作られたものがお勧めです。

 

 

(HOSHINEによる補足情報:全粒粉はグルテンが少ないため、市販されているもののほとんどは100%でないものが多い)

100%全粒粉のパンを見つけるのは難しいですが、(スーパーで売られてているものは、全粒粉が20%くらいのものが多いようです)少しでも全粒粉が含まれていれば、入っていないものと比べると、より良いと思います。

 

蕎麦もうどんよりは良いですね。

うどんは血糖値も上がりやすいですし、麺にも塩分が含まれていますから、むくみやダイエットが気になる方には「蕎麦」の方がおすすめです。

 

さきほどご紹介したフルーツですが、市販の濃縮還元のフルーツジュースですと食物繊維がゼロに近いため、体重が増加してしまいます。

ジュースとして飲みたい時は、生のフルーツをジューサーにかけてみてはいかがでしょう。

 

ダイエットエキスパートの和田清香さんは、最近は「コグマダイエット」という、さつまいもを食べるダイエットが話題になっているらしいです。

早速試してみたそうですが、手軽でとっつきやすく、腹持ちも良かったと仰っていました。

 

普段は腸内環境を良くする食べ物、野菜のスムージーや納豆などの発酵食品、玄米、ナッツ類などを積極的に摂取しているそうです。

 

僕は普通の玄米が苦手ですが、もち米の玄米を美味しく食べています。

 

そうそう、実はポップコーンは食物繊維も豊富で抗酸化作用もあり、体に良いそうです。

ただし・・・キャラメルコーティングはだめですよ!

 

Podcastでも詳細をお話ししていますので、詳細が気になる方はぜひご視聴ください。

 

▼Apple Podcast

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循環器科医師の梅津拓史(うめつひろし)です。

 

まだまだ厳しい寒さが続きますね。

ダイエットエキスパート和田清香さんとの Podcast 2話目が公開されました。(ブログの最後にリンクがあります)

 

寒い時期は患者さんも増えてきます。特に心臓疾患のある方には厳しい時期。

 

この時期に特に注意してほしいのは風呂場です。

風呂場って、実は結構な数の事故が起きています。

 

事前に温められる風呂場だと良いのですが、寒いとヒートショックを起こしてしまう危険性があります。

和田さんは、熱いお湯をシャワーで流して、風呂場をミスト状態にするそうです。

ナイスアイディアだと思います!

高齢者の方は、家族と一緒にお住まいの場合、できれば他の家族の方が入ったあとに(風呂場全体が温かくなってから)入っていただければと思います。

 

さて、2話目のPodcastのテーマは「ダイエット失敗談」

 

まずは私の失敗談1件目。

私は「ケトジェニック・ダイエット(糖質制限をするダイエット法)」をしていたのですが、この方法は便秘になりやすいのです。

糖質を取らないとインスリンというホルモンが出ません。

 

そしてインスリンは、体内の水分を調整してくれるホルモンなので、不足すると便秘になりやすいのです。

水分を取ったりキノコ類や野菜をとったりはしていたのですが、酷い便秘になりました。

 

次に2件目。

以前は体脂肪計を使わないで、筋トレをしていたのですが、体重が落ちずに焦ってしまいました。

食事を更に減らしたりしましたが、現実には筋肉がついていたので、体重は減らなくとも脂肪は落ちていたようです。

しっかりと管理するために、ちょっとお高めの体脂肪計を購入しました。

それからは、焦らないでダイエットに励むことが出来ています。

 

さて一方・・・和田さんの失敗は僕の失敗をはるかに凌駕していました。

 

和田さんも、ストイックな糖質制限をしていたことがあるそうです。

あまりにも我慢し過ぎたため、集中力が無くなるし、イライラするし、夢の中でコンビニの菓子パンを食べる夢ばかり見るようになり、これは一生続けられないと思ってやめたそうです。

 

僕はチートデーを作って、月に1回は糖質を摂っても良い日を作りました。

その時の白飯の美味しかったこと!焼肉に白飯、最高でした。

和田さんも、もう少しゆる~くやればよかったかもしれませんね。

 

和田さんの失敗2件目。

怪しいダイエット用サプリメントを取ったら、眠れなくなって、顔が浮腫んでしまって止めたそうです。

覚せい剤的なサプリもありますので、みなさんも注意してくださいね。

薬局で購入できる漢方薬、防風通聖散は150キロカロリーくらい代謝が上がると言われています。

効果もあり、安全でお勧めです。

 

和田さんの失敗3件目。

自己流でお水しか摂取しない断食をしてしまい、目の前が砂嵐になって、身体が冷たくなって気を失ってしまったそうです。

胃腸を休める程度なら良いのですが、私は断食については基本お勧めしません。

 

偏った食事を控えて、バランスの取れた食事をぜひ心掛けてくださいね。

バランスが崩れた時には、卵とビタミンCの摂取を。

卵はビタミンC以外の必要な栄養素が揃っているのでお勧めですが、コレステロールが高いので、(高齢者の方は特に)食べ過ぎにはくれぐれも注意してください。

 

余談ですが、なぜ卵にはビタミンCが入っていないかというと、鶏は自分の体内でビタミンCを精製できるからです!

 

今ではダイエットを指導する立場の私も和田さんも、過去にはこれだけ失敗をしています。

こういった失敗談からも色々と学んでいただけると嬉しいです。

 

Podcastでも詳細をお話ししていますので、詳細が気になる方はぜひご視聴ください。

 

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