2018年8月1日水曜日

損しないNISA満期手続き


2014年にNISAで株式投資を始めました。
この年に投資した株が初めて満期を迎えようとしています。
多くの方も、NISA口座の非課税期間が初めて満了を迎えるものと思われます。

このNISA、当初から制度が変更になっている点があり、注意しておかなければならないことがあります。

まずNISAの限度額は当初100万円でしたが、現在は120万円にアップしています。

これは多くの方が認知されていますが、注意が必要なのは、NISA口座開設から5年を経過した年に新たに設定される非課税管理勘定(非課税枠)に移管する上場株式等については、例外措置が本年から設けられた事です。

その内容は、非課税期間が終了したNISA口座から新しい年のNISA口座への移管については、移管額の上限が撤廃されて、120万円を超える株式等の移管が可能になったことです。

例えば120万円で買った株式が、本年170万円に株価が上昇した場合、これまでの法制度では移管は120万円までしかできませんでしたが、本年より170万円分をそのまま移管することができるようになったのです。

但し、その年の新規投資額の上限は、120万円から移管額をマイナスした残額となるので、120万円以上を移管した場合は、NISA口座での新規投資可能額は0円となります。

この有利な制度を利用しない手はありません。

しかし、満期がきて移管手続きをしないと、自動的に特定口座に移管されてしまい、せっかくの有利な制度が利用できなくなってしまいますので、忘れにように次年勘定のNISAに移管する手続きをお勧めします。

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