心ノ詩人:武久ぶく

心ノ詩人:武久ぶく

僕の詩は書いた僕の感性と
読んだあなたの感性とで創り上げられるもの



楽しくなれば人生ではなのだろうか?
笑っていなくてはいけないのだろうか?
感謝をしなくては心ゆたかになれないのだろうか?


僕は影から哀愁から悲しさから辛さから生まれるものを大切に生きていたい






 

「深刻」    武久ぶく

 

 

深刻なことを深刻に考えてはいけない

 

深刻なことを深刻に考えていると

歯止めなしにどんどんと落ち込みやすい

 

だから深刻なことを考えるときには

楽観することや開き直ることが大切になってくる

 

どんなに心配しても

いくら不安がっても

結局はなるようにしかならないのだから

 

落ちてゆく自分の心を止められるのは自分しかいないのだから

 

 

 

「あした」      武久ぶく

 

今日は楽しい日であってもあしたはやって来る

今日が辛い日であったとしても、あしたはやって来る

 

今日は嬉しい日であってもあしたはやって来る

今日が悲しい日であったとしても、あしたはやって来る

 

たとえどんな今日だったとしても

たとえどんなあしたになろうとも、あしたはやって来る

 

わたしやあなたが、誰がいてもいなくとも

この地球が回っている限り、必ずあしたはやって来る

 

「失くしたもの」    武久ぶく

 

 

不平不満を抱き生きて来た

不平不満を抱けることすら幸せだった

 

時間に追われ生きていた

時間に追われる幸せもあるのだなと思う

 

何かいいことないかな?と生きて来た

起こる何かは望むことだけではないことを知る

 

失くしてから気がつくのが人の常

老いもまた、平穏や平凡のありがたさを教えてくれる

 

「いっそのこと」    武久ぶく

 

 

現実逃避をしたところで

いずれ逃げられぬ現実に帰らなくてはいけない

 

非日常を求めてみても

いずれ代わり映えしない日常にもどらなくてはいけない

 

そうであるのなら、、、いっそのこと

 

現実の中に心が休める場所を創ってみよう

日常の中に心が癒される空間を見つけてみよう

 

求めてさ迷い歩くより

自分で工夫したり創ったり見つけてみたりしてみよう

 

「育ち」     武久ぶく

ハウスで育てられた野菜より

畑で陽を浴び雨風受け育った野菜にはうま味がある

養殖で育てられた魚より

河や海で流れに逆らい揉まれ育った魚にはうま味がある

褒められ認められ育てられた子どもより

努力することや辛抱することなどを経験した子どもは逞しく育つ

逆境に揉まれ人情をもらい愛情を浴びて人間味が創られその身に染み込む

 

 

「使命」        武久ぶく

人は幸福だろうが

生きづらかろうが生きてゆかねばならぬ

人は賞賛を受けようが

罵声を浴びせられようが生きてゆかねばならぬ

人は認められようが

無視されていても生きてゆかねばならぬ

人は何が起ころうがどうなろうとも

命の続く限り生きてゆかねばならない

それが命を授かった者への使命なのだから

 

 

「味わう」     武久ぶく

 

辛さを味わおう

楽しさを味わおう

 

嬉しさを味わおう

悲しさを味わおう

 

好いことも嫌なことも

全てがあなたの人生だ

 

噛みしめ噛みしめ味わおう

たった一度きりの人生を味わいながら生きてゆこう

 

 

「自分が決めている」  武久ぶく

 

 

あなたが今を幸せだと感じていても

あなたは今を不幸だと思っていても

 

感謝をしながら生きるのも

不平不満をこぼし生きているのも

 

他人と比べ羨ましくなり僻んだり

他人を恨み憎み怒り争い、、、終いには疲れ空しくなる

 

 

それらは誰かのせいではない

全ては自分が感じ自分が考え自分が決めていること    

 

「役に立つ」     武久ぶく

 

 

役に立てるということ、それは嬉しいこと

役に立てるということ、それは存在する意義

 

役に立てるということ、それは喜び

役に立てるということ、それは必要とされている実感

 

役に立てるということ、それは生きがい

役に立てるということ、それは生きていて良かったと思えること

 

 

 

#心ノ詩人

 

「渓流」   武久ぶく

 

 

若人は一本の渓流

 

時に岩にあたり砕け飛び散り

時に大滝に吸い込まれ落ち肝冷やす

 

大渕にまどろみ

チャラ瀬にあそび

男波女波に揉まれ

 

合流を重ね河川とり

穏やかな流れに身をまかせ流れゆく