由流里舎農園

歯科医師(歯学博士)・野菜ソムリエの島谷浩幸がお届けする気ままな農天気ブログ

秋の鹿児島探訪、学会発表報告…其の四。

2018-10-15 21:30:29 | 日記
今夜も、先週の10月11・12日に学会で訪れた鹿児島談義を。
明治維新150周年という今年、鹿児島県では「かごしま明治維新博」が開かれ、
各地でイベントが催されているようですね。
NHK大河ドラマ「西郷どん」の影響もあるのでしょう、
新幹線の鹿児島中央駅から街の至る所に西郷隆盛さんが!
ポテトチップスのパッケージにも、どーんと西郷さんの顔があったり、
西郷さん尽くしだったような気がしますね。

学会会場である城山ホテル鹿児島の中にも西郷さんゆかりの人々のパネルや品々があり、
生産量が減少して後継者不足が深刻化している薩摩・大島紬の魅力を世界へ、
というコンセプトで昨年始まった「平成西郷星」プロジェクトの織物が陳列されていました。

2日目の学会終了後、鹿児島市内を散策しました。
Twitterで写真をアップしましたが、やはり鹿児島と言えば「西郷隆盛像」ですかね。
学会会場からもさほど遠くなく(20分くらいは歩きましたが…)、
国道沿いにある像はすぐに見つけることができました。
写真では小ぢんまりと写りましたが、実際には5メートルを超える大きな像で、
西郷どんの如く、どんと迫力がある像でしたね。
その像の作者は、渋谷の初代・忠犬ハチ公像も作った彫刻家・安藤照氏だそうです。





さて。
鹿児島と言えば、鹿児島黒牛・黒豚、枕崎鰹、薩摩芋…など食の充実さは有名ですが、
実質1日半の滞在では、食べるものにも限界があります。
そんな意味では、宿泊するホテルの朝のバイキング料理では、
手軽にその土地ゆかりの食材や料理を味わうことができますね。
学会会場でもある宿泊した城山ホテル鹿児島の朝食バイキングは全国でも有名らしく、
確かにその質と種類の豊富さには圧倒されました。
我ながら食いしん坊の私は大概のホテルでバイキングの全メニューを制覇しますが、
今回は残念ながら制覇できず。笑

その中で、私が初めて出会った鹿児島ならではの食の紹介を。
まず一つ目は、「薩摩の灰干し」。
サバなどの干物を、桜島の火山灰の中で水分を抜き取る製法です。
ホテルの説明書きをまとめると、
通常、魚の干物というと天日干しや乾燥機などで作られるため、熱や風で酸化してしまい、
身の表面が脂焼け(日焼け)してしまいます。それを防ぐのが灰干し。
魚が酸化せずに鮮度が保たれて魚の臭みを灰が吸い取り、旨味が凝縮されるそうです。
確かに、臭みのない凝縮された味わいは美味でしたね。





もう一つは、「ぶた味噌」。
これはホテルの朝食バイキングにもありましたが、
11日に鹿児島に到着して駅近くの鹿児島黒豚のお店「大山」さんで昼食を食べた時にも、
ご飯のお供に置いてありました。
鹿児島では、お馴染みのものなのでしょうね。
「大山」さんでは自家製のものが置いてあり、その説明書きをまとめると、
豚肉に味噌、みりん、砂糖などを加えて作った鹿児島の伝統的な常備菜で、
保存性に優れ、古くは薩摩藩の武士にも好まれたと伝えられているそうです。
コクがありながらも甘めの味付けで、美味しかったです。

ちなみに、先日お話したランチョンセミナーで頂いたお弁当は、
創業明治30年の鶴鳴館・鶴家さんのものでした。





いやはや、語り尽くせぬ鹿児島談義。
またの機会があれば、バイキングを制覇…いや、食をもっと堪能したいですね。
という具合で、4回にわたりお伝え致しました鹿児島探訪、学会発表報告はおしまいです。

先日お伝えしましたが、次回の学会発表予定は、
来年2月に埼玉県川越市で開催される第6回慢性期リハビリテーション学会。
またその時も、気ままな学会・旅談義ができればいいなと思います。
では。

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