四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その128)

2024年04月17日 05時50分11秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その128) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き初める ツツジ」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が
  沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は
  源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・
  単語や自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語
  巻名歌から3首提出しますのでご指導よろしくお願いします。
註)源氏物語巻名歌・13乙女(をとめ)
  歌の背景
  光源氏三十三歳。五節の日、参上した源氏は舞姫を見て、若い時に
  目にとめた舞姫の乙女の姿をお思い出し、文をお遣わしになる。
  一方、夕霧は惟光の娘の五節に歌を贈る。
〇少女子も 神さびぬらし 天つ袖 古き世の友 よはひ経ぬれば  光源氏
〇かけて言へば 今日のこととぞ思ほゆる 日蔭の霜の袖にとけしも 五節
〇日影にも しるかりけめや 少女子が 天の羽袖に かけし心は  夕霧
「返歌」
☆年月の 積もりを数え 懐かしさ 内に秘めたる 思い呼び覚ます
☆舞姫が 日陰の葛 かけて舞い 霜のようにと 溶ける思いも
☆舞をまう 天の羽衣 舞姫に 思いのほどが だれの目にも
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今回の「乙女」は、かつて友であった光源氏と、頭中将の子供たちが繰り
 広げる「禁じられた恋」がテーマになっていますね。
 光源氏と葵上との息子「夕霧」と、内大臣(頭中将)の娘「雲居の雁」が
 無理矢理引き離される哀しい物語を背景にして詠われています。
 一首目の光源氏の歌は「かつてのうら若い舞姫も、今は神さびてしまわれた
 でしょうね。天つ袖を振って舞った、あの頃の古き友である私も年を取って
 しまったのですから」と意訳できます。従って作者の返歌は、懐かしさと
 未だ残る仄かな恋心を留めていて、佳い返歌と思います。
 二首目の「五節」の歌は、「五節のことに託しておっしゃるなら、日差しに
 当たった霜が袖のところで溶けるように、かつて舞姫として「日陰のかづら」
 をかけた私が貴方になびいたことも、今日のことのように思い出されます」と
 意訳できます。これらを踏まえて、こんな思いを吐露して詠んでみましたが…。
【ご参考】
 ★遥かな日 日陰の葛 かけて舞う 君になびきし 思い秘めつつ
 三首目の夕霧の歌は「日の光にもはっきり分ったでしょう、少女が舞った
 天の羽袖に私がかけた熱き恋心は」と意訳できますので、作者の返歌は
 「舞姫に 思いのほどが」と詠い、その想いを受け止めていると感じます。

【詞書】ブログを掲載したことを詠ませて頂きました。
  ブログは ⇒ https://ameblo.jp/p52de42cb7/entry-12846757318.html
☆4・2 亡き長男の誕生日 「子守神社」のブログを残す
  ブログは ⇒ https://ameblo.jp/p52de42cb7/entry-12846757318.html
【詞書】桜の撮影を詠ませて頂きました。
☆スッキリと晴れ渡らずも 雲の間に ねらう桜に照準合わす
【詞書】裏金問題で詠ませて頂きました。
☆裏金で ホントに望む処分とは 検察起訴と追徴課税
                         西BOOさん
【解説】
 一首目の歌、今は亡きご長男への追善の一環でしょうか、「子守神社」
 の調査と写真撮影等を行い、その結果をブログに掲載されていますね。
 ご長男への父としての想いは天国の御子息にも届いていることと思います。
 「4・2亡き長男の誕生日 13日に息を引き取る」の、作者がかつて
 詠まれた挽歌が心に沁みます。
 二首目の歌、曇り空の下での桜の撮影は中々難しいものと思いますが、
 作者の感性と、技をもってすれば「雲間の桜」もきっと素敵なアートに
 なったことと思います。そんな自負も滲む作者らしい歌と感じます。
 三首目の歌、裏金問題は実態解明もせずに政権内の力学のみを優先させて
 極めて中途半端な処分で幕引きにする。この事実に国民の皆さんの怒りは
 おさまらず、煮えたぎっていますね。この状況への有力な提案を詠って
 頂きました。司法の本来の果たすべき役割と、財務省の在り方も厳しく
  問われるべきとの想いが滲みます

【詞書】たんぽぽの短歌を三首、出詠いたします
☆街角のコンクリートの割れ目より たんぽぽひとつ咲き誇る黄よ
☆たんぽぽの隣に座り 生き継ぐる いのち重きを見る昼下がり
☆たんぽぽの絮(わた)吹き 心晴れやかに 見やる美空に浮雲ひとつ
                         みっちっちさん
【解説】
 都会の片隅で逞しく生きる「たんぽぽ」に注ぐ、作者の眼差しの温かさと
 確かさを、三首の歌から改めて感じました。
 一首目の歌は、都会の無機質なコンクリートの隙間から生命力あふれる
 たんぽぽが一輪、勇敢にも黄色く咲き誇っている様子を描写しています。 
 自然と人工物との対比が印象的で、黄色いたんぽぽの存在が都市の風景に
 一筋の希望や温もりをもたらしているように感じられます。
 また、「割れ目より」という表現は、たんぽぽが厳しい状況を乗り越えて
 生きる力強さを象徴しているとも言えます。これは、二首目の
 「生き継ぐる いのち重きを」に繋がる、帰化植物の持つ不屈の精神を
 讃える歌になっています(西洋タンポポを前提に記述しました)。
 三首目の歌の下の句の「美空に浮雲ひとつ」の表現もいいですね。

【詞書】先日尋ねた京都御所の桜です。
☆御所桜 しずかに咲きてゆくからに こころ静めてま向かいて見る
☆朧夜にさくら音なく散りゆくを 頬杖つきてひとり窓辺に
☆外国(とつくに)の人ら感嘆の声あげて 桜撮るのを譲りて待ちぬ
                         夕庵さん
【解説】
 京都御所の桜をテーマに、趣の異なる三首を詠んで頂きましたが、
 いずれも韻律が感じられ、完成度の高い歌と感じます。
 特に、二首目の歌は、 月がほのかにかすんで見える静かな夜に音もなく
 散っていく桜の花びらを、窓辺でひとり頬杖をつきながら
眺める作者の
 姿が浮かんできます。

 朧にかすむ淡い月光に照らされて散る桜の儚い美しさが、一層際立って
 見えます。そんな情景を眺めながら、静寂の中でひとときを過ごす。
 なんとも豊かな時のながれでしょう。
 詩的で、内省的なイメージもあり、季節の移ろいに感じる感傷をさり気なく
 表現した優れた歌と感じます。


     「咲き初める 姫りんご」

【詞書】YouTube短歌:私といふ存在は アルビノーニ:
   《弦楽とオルガンのためのアダージョ》 ト短調を聴きつつ
☆   私といふ存在は
     ほんの一瞬
     ここにいた
 確かなので歌ふ
                         自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 今回は、アルビノーニ:《弦楽とオルガンのためのアダージョ》 
 ト短調を聴きつつ、宮沢賢治 春と修羅をイメージしたので、口語体では
 無いのですが、御容赦願います。
 よく、歴史を読んでいると、「○○は、他に記載がない事から存在が
 疑われる」と論じています。自分の存在は、他者に証明されないと無い
 のだろうか?と何時も思います。少なくとも歌や詩は残っています。
 我が曾祖父は、百年以上も前に若くして亡くなったが、佐佐木信綱撰の
 短歌集に投稿した歌が三首採用されたと兄から言われ、国立国会図書館で
 調べて見付け、兄に伝えました。それまで父も祖父も曾祖父について語る
 事は無く、全く知らなかったが、この三首で身近に感じました。今も遺影
 だけが飾られています。
 50年後、私の存在は人々の記憶から消えるだろう?でも歌だけも残れたらと
 思います。
 以下URLに、アルビノーニを貼付しておりますので、曲だけでもお聴き
 戴ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/a8d8db7c60c81ace4c3881f5747d22d4
【解説】
 紹介頂いたアルビノーニ:《弦楽とオルガンのためのアダージョ》ト短調
 の曲を、YouTubeにて視聴させて頂きました。
 この曲は、雄大で勢いのある旋律と陰翳に富んだ和声法ゆえの親しみ易い
 印象があります。映像作品の伴奏音楽としてかなり利用されていたとの
 記述もありますので、かつて聞いて記憶に刻まれていた曲と感じました。
 また、2004年アテネオリンピック開会式に使用され、日本選手団の入場の
 際に流れていたとの記録もありますね。
 なお、「自分の存在は、他者に証明されないと無いのだろうか?」との
 問いは重いものがありますね。
 最近、記述資料が存在しないことを論拠に、「南京大虐殺はなかった」
 「『従軍慰安婦』の強制連行はなかった」、さらに「731部隊は存在
 しなかった」といった議論が展開されています。
 敗戦が濃厚になる中で、膨大な資料が国内外で焼却されたことを踏まえると、
 資料への記述は強力な存在証明になりつつも、「在ったことを無しにする」
 ことは出来ないと考えます。
 その意味で「ほんの一瞬 ここにいた 確かなので歌ふ」と、詠うことは
 大切な存在証明となりますね。歴史的事実の証言者として、歌に残す意味も
 確かにあると、教えて頂いた詠歌でもあります。

【詞書】4月6日(土)のレース中の落馬事故で、意識が戻らないまま10日に
  亡くなった藤岡康太騎手が、調教を担当していたという、ジャスティン
  ミラノがレコードタイム(1分57秒1)で第84回皐月賞を勝利しました
  (4月14日)。ゴール直前、ジャスティンミラノの所属厩舎の友道康夫
  調教師は、「康太!康太!」と叫んだそうです。先を行くジャンタル
  マンタルを外から追い上げ、差し切ってのレコード勝ち…。きっと、
  藤岡康太騎手も喜んでいることでしょう…。4月15日に栗東
  トレーニングセンター内の会館で行われた葬儀には兄の藤岡佑介騎手、
  日本騎手クラブ会長の武豊騎手、同期の浜中俊騎手(彼らは皐月賞で
  騎乗していました)を始めとして、1000名ほどの弔問客が、藤岡康太騎手を
  悼んだそうです。当日、誰か実況の方だかが、「全人馬無事で…」と言った
  そうですが、どのレースであってもそうであってほしいものですね…。
  (今年は阪神競馬場が改修工事に入るため、宝塚記念は京都競馬場
  なんだとか…。そのをきいて余計にそう思う私は、TVでとは言え
  「95年の宝塚記念」をリアルタイムで見た一人です…)
☆亡き騎手に報いた走りの皐月賞
       ジャスティンミラノはレコード勝ちで
【詞書】月曜日(4/15)に、玄関脇のキンモウソウ(という種類の竹)のあたりを、
  やたら最近庭で見かけるスズメバチより若干小ぶりの黒いぴかぴかの蜂が
  何匹か飛んでいて、「えらいキンモウソウら辺にぎょーさん飛んどるなあ」と
  思ってたら、一匹が竹の表面にじっとして、よくよく見たら表面を舐めるか
  何かしてるようで、「竹に“樹液”みたいなんがあるとは思えんけど、
  何してるんやろ?」と思いつつ、ふと目線を上に移すと、竹の一番上部分に
  直径5~7ミリぐらいの丸い穴が…。もう1本にもそれぐらいの穴が開いて
  いました。「まさかこの蜂?!」と思ってスマホで調べると
  “タイワンタケクマバチ”という蜂でした。竹に穴を開けて中に卵を産み
  付けたりするそうで、生きた竹だけでなく、竹箒や余り使わないホースなど
  にも穴を開けるのだとか…。とにかく駆除や…と。宇治市の市役所からも
  京都府の環境部の方からも「特定外来生物ではない」との解答だったので
  (他の地域はよく知りませんが)、自力かよ~と嘆きつつ業者を検索した
  ものの、先日のトイレの件があったから余り費用を使うのは…と思い直し、
  両親にも説明したところ、「殺虫剤でどないかできへんの?」という返事
  だったので「コーナンで蜂用の殺虫剤買うて来るわ」…。気温の低い夜中に
  …と思ってましたが寝てしまい、今朝6時頃に目が覚めたので、急いで
  (陽が高くなって気温が上がる前に)殺虫剤を竹全体と穴の中へたっぷり
  噴射しました。…さて、数時間後に見に行くと、地面に一匹転がっていて
  (やはり竹の表面を舐めたのか)、周りに飛んでいる蜂も居ませんでした。
  後に飛んできた蜂もすぐにどこかに行きましたから、取りあえずは
  上手くいったみたいです。キンモウソウは母が気に入って植えて
  もらったらしいので、この先元気になったらいいんやけど…と、むしの
  いいことを考えております。🐝
☆いつからか穴穿たれたキンモウソウ
         タイワンタケクマバチが犯人!
【詞書】4月7日(日)からNHKEテレで、京都アニメーションのアニメ、
  「響け!ユーフォニアム3」が始まりました。(17:00~)1期から見ていましたし、
  2019年の事件があったから、しばらくは無理か、出来ると
してもかなり
  時間が空いてからになるだろうな…と思った時も
あっただけに、アニメでの
  続きが見られるのが嬉しくて、本当に
楽しみにしていたのに…初回の
  その時間に姉が来て、直後に
チャンネルを変えられてしまい、まるまる
  見逃してしまいました。

  14日の2話はちゃんと見られたんですが、改めて「ああ、この話は2017年…
  少し前の風景やねんな…」って思いがよぎりました。

  (3年生になり吹奏楽部の部長になった)主人公が帰りに京阪宇治駅を出た
  ところのコンビニの前で、吹奏楽部の仲間と話をしていた
シーンの
  コンビニ(リアルではコンビニ“アンスリー”)や、
ユニチカの2本の煙突
  (今は1本)、宇治橋と平行で走るJRはまだ
単線、宇治橋の近くの踏み切り
  (今は閉鎖されて別の場所から
宇治川沿いの道へ行くようになって
  います)や、その向こうの
市民会館(今は有りません)…。主人公が良く座る
  ベンチの周辺…。
ざっとあげただけでもあの頃とはこれだけ風景が
  変わっています。
…2018年頃でしたか…台風で宇治川沿いから見る山の
  様子が一変
しましたし…。(出勤途中に見て「何じゃありゃあ?!」…思わず
  自転車止めてまじまじと見てしまった…)でも、アニメの中の画面では
  ありますが、美しく描かれた風景も楽しみの一つとして、
主人公の3年間
  (作品の中では)の締めくくりまで見届けようと思い
ます。さすが京アニ!
  という画面の美しさ、演出の細やかさもですが、
勿論この作品は音楽も
  楽しみの一つです。まだ序盤ですが、待って
いた甲斐がありました…。
☆少しだけ昔の風景 懐かしむ
       「ユーフォニアム」のテレビ3期に
                         ちがやねこさん
【解説】
 今回も「皐月賞」「キンモウソウ竹」「京アニメ ユーフォニアム」と
 今日的なテーマで三首詠んで頂き、最新の情報に触れることができました。
 一首目、レース中の落馬事故で亡くなった藤岡康太騎手が、調教を担当して
 いたジャスティンミラノが、「弔い合戦」とも言える第84回皐月賞で
 勝利しましたね。友道康夫調教師の叫びと共に、劇的な勝利であったと
 思います。そんな状況を踏まえた「亡き騎手に報いた走り」との詠歌は
 作者の想いそのままが表現されていると考えます。
 二首目は、「タイワンタケクマバチ」を、市販の蜂用の殺虫剤で自力で
 駆除されたことを詠って頂きました。行政では「特定外来生物ではない」
 との線引きで、結構冷たい対応ですね。でも、とりあえず対応できた故
 良かったですね。ただ、蜂の反撃もあり駆除は慎重にされることを…。
 三首目は、京都アニメーションのアニメ「響け!ユーフォニアム3」が
 始ったことの感動を詠み、かつての景色との相違も楽しんでいる
 作者の姿が浮かんできます。
 京アニメの「画面の美しさ、演出の細やかさ、音楽の素晴らしさ」に
 再び触れることのできる楽しさが、歌からも滲んできます。

☆死を招くサプリメントの闇深く かの宰相のゴーサインから
                         ポエット・M
【解説】
 小林製薬の紅麹原料を含む機能性表示食品を摂取した方に健康被害が
 確認され、さらに亡くなった方も出て波紋を広げています。
 ドラッグストアや通販等で、気軽に購入できる身近なサプリメントで
 あったこともあり、改めてこの制度の再検証をとの声も上がっています。
 本制度は、2015年4月から始められましたが、この制度を推進した
 安倍政権の時代から、懸念されてきたものでもあります。
 「トクホ」と異なり、消費者庁に届け出をして受理されれば、60日後に
 販売できるという、かなり緩い制度となっています。
 どのような経緯でこの制度が始められたのかのも含めて、これらを扱う
 業者と国の関り、さらに健康被害の状況と保障等々の検証が必要との
 想いを込めて、ささやかですが、社会詠の一つとして詠んでみました。 


     「咲き継ぐ 椿」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(35)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。に
     
16.「短歌の章」 武州の栗木神社(2)

   信州高遠の石工 ここにも来りけり       
           春去り春来り残れる墓処
            
   栗木村御岳神社の参り路の
           木漏れ陽に咲く一人静の花

   常夜灯苔むし崩おれかたむきて
           享和元年酉年とあり

  
【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】
 fumiel-shimaさんからのコメントです。
 「皆さんの気持に少しでも近づけるよう・・・」
 皆さんお一人お一人が描かれたイメージに少しでも近づけるように…と、
 何度も繰り返し読ませていただきました。

 過ぎし日の…あるいは今やはるか遠い日のあの思い出…皆さんのいつまでも
 心に残るような大切な気持とその光景が
朧気ながら春風に乗って私にも
 緩やかに伝わってくるようです。

 そして皆さんそれぞれが持つ大きなものへの想像力と目の前の小さな事象
 への細やかな神経、気配り…それらが映像となって
私の胸の中でも膨らんで
 いくようです。
皆さんがものを見た瞬間に言葉が浮かぶその時の様子と
 表情を
想像するだけで感動します。

ポエット・Mの返答コメント
 いつも「水曜サロ」ンへ、励ましと温かな、お心の篭もったコメントを
 頂き私はもとより、各々のメンバーも励まされております。改めて、
 御礼申し上げます。

 「短歌を詠む者は現実の表現者であり、半歩先の預言者であれ」と、かつて、
 私の短歌の師より教えられたことがあります。

 fumiel-shimaさんもおっしゃる様に、目の前で起こっている事象に真っ向
 から対応し、その洞察と表現を行い、さらに詩人としての
感性を磨き
 半歩先を予見し、時には警鐘を鳴らすべく詠えと…
解釈して参りました。
 未だ、成し得ていない自分を反省している所ですが、心したい教えと
 思っています。

 fumiel-shimaさんのコメントをエールとして受け止めさせて頂き、これからも
 「水曜サロン」を見守って頂ければ幸いです。

     「咲き初める シャガ」

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字程度にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

コメント (11)
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第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その128)ネット歌会

2024年04月17日 05時16分39秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その128)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「咲き初める ツツジ」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆スッキリと晴れ戻らずも 雲の間に ねらう桜に照準合わす
                         西BOOさん
★差し出した手のチップスを狙い取る カモメと遊ぶ遊覧船に
                         夕庵さん
★生協で注文ジャガイモ小さ過ぎ チップ諦めジャガバターに
                         西BOOさん
★なつかしき北海道のジャガイモは薄紫の花を咲かせり
                         夕庵さん
★北海道 海産物の宝庫だが 寒すぎゆえに行かずじまいに
                         西BOOさん
★放牧の馬は大地を駆け巡り 寄れば涼しき眼(まなこ)で甘え
                         夕庵さん
★幼少期 石切神社へお詣りに 神馬に餌をあたえてペロリ
                         西BOOさん
★お百度を踏みし思い出 亡き兄の 病平癒をただに祈りし
                         夕庵さん

☆朧夜にさくら音なく散りゆくを 頬杖つきてひとり窓辺に
                         夕庵さん
★開花には 待ちかね桜 散り逝くは 花吹雪つつ矢が過ぎるごと
                         西BOOさん

☆外国(とつくに)の人ら感嘆の声あげて桜散るのを譲りて待ちぬ
                         夕庵さん
★外国(とつくに)の子ら竹林を 突つ走る 人力車に乗り喜びの声
                         みっちっちさん
★一度なり乗ってみたいな人力車 違った何かと出会う予感も
                         夕庵さん
★掛けくるる赤き膝掛け めくるめく疾走感の人力車今も
                         みっちっちさん

     「花開く チューリップ」

☆たんぽぽの絮(わた)吹き 心晴れやかに 見やる美空に 浮雲ひとつ
                         みっちっちさん
★たんぽぽの綿毛はどこまで飛ぶのやら 風にまかせて命を繋ぐ
                         夕庵さん
★一陣の風にまかせて桜舞ひ 入園の子ら大歓声よ
                         みっちっちさん
★春嵐は傘も人をもなぎ倒し 心あらたなスタートを切る
                         夕庵さん
★島出ると決めて少年 港へと 心あらたなスタートの春
                         みっちっちさん
★堺港の「穴子はうまし」と記録あり かの魯山人のお墨付きなり
                         夕庵さん
★魯山人の美の追及の始まりは躑躅(つつじ)に見とれし幼き日とや
                         みっちっちさん
★春皐月 ツツジの花も咲きだした 上着を脱いで友を訪ねむ
                         夕庵さん
★水清き春の小川に ばしやばしやと 靴下脱ぎて友と跳ねし日
                         みっちっちさん
★なつかしや 春の小川は今いずこ ブロックの隙間にたんぽぽのぞく
                         夕庵さん
★懐かしや 原に遊びし かくれんぼ 見つけてくれず寂しきことも
                         みっちっちさん
★幼日のかくれんぼの鬼のなつかしき 顔見せ問えよ あの日のように
                         夕庵さん

☆春の雨 まといてミモザは濡れいるも 黄金に染まる 雫したたる
                         ポエット・M
★春の雨まといてミモザの色深く 黄色い鞠のしずくをはらう
                         夕庵さん
【詞書】ミモザの花言葉は、その色により幾つかありますがその一つに
  「優雅」という言葉があります。この言葉を入れ返歌を詠みました。
★雫をも払いて空に花捧げ 優雅にミモザ夕映えに揺れ
                         ポエット・M
【詞書】空の青 ミモザの黄色はウクライナの国旗です。
★青空に黄色のミモザが泣いている 親を亡くした戦火の子らと
                         夕庵さん
【詞書】ウクライナのハルキウ州では、ヒマワリの作付面積は、
  ロシアの侵略によって、今年は半減したとのことです。
★青空にヒマワリ畑続きたる 肥沃の大地 今は半減
                         ポエット・M
★ヒマワリの種 頭(づ)に浴びて 大谷選手(おおたに)は
                  ホームラン数の記録更新
                         夕庵さん  
★ヒマワリの 種のシャワーも嬉しくて 大谷選手 はにかみ笑う
                         ポエット・M
★汗ばみつ ウオーキングの後のシャワーこそ 
              新緑の季節(とき)の醍醐味と知れ 
                         夕庵さん 
★極限に からだ追いこみ泳ぎたる かの日を想い シャワーを浴びる
                         ポエット・M
★十年間ジムに通いて鍛えたる 貯金が今を支えいるかも
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「未だ咲く 大島桜」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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再び「あなたは虹」の曲を

2024年04月14日 09時57分18秒 | 日々の歩み

4月は旅立ちの時。多くの会社で、また学校で、新人の皆さんが大きな夢と希望を
胸に新たな「出発」を決意されたことと思います。
今日の朝日新聞の「天声人語」で、ノーベル賞作家バーナード・ショーの名言を
掲載していました。『若いときには「可能性という道路が広くどこまでもある」のを
わかってほしい』・・・と。この可能性を信じ、新人の皆さんには胸を張り自らの道を
切り開いていって欲しいと願わずにはいられません。

     「咲き満ちる 深山桜」 

一方、長く続いたコロナ禍で、その可能性を途中で打ち砕かれた多くの若者たちの
存在も少なからず生まれていることも事実です。
そんな彼らへ、少しでもエールになればと、かつて私のブログで紹介した
「あなたは虹」の曲を再度掲載したいと思います。

この曲は、私の現役時代プロジェクトや、周辺の若いメンバーたちへのエールと、
彼らには目の前にある厳しさをなんとか凌ぎ、辛くても「生きていて!」との
想いを込めた詞の一つを楽曲としたものです。この詞は、「母」の立場から
吾が子へのエールとして紡いだものです。

なお、「あなたは虹」の曲は、「ブロ友」Kenさんのご尽力、さらに、作曲・歌唱を
担って頂いたYokiさん、演奏を担って頂いた、じいじさんの懐の深さ、寛容さに
助けられ、楽曲公開の運びとなったものです。
Yokiさん、じいじさんが、それぞれユーチューブに公開しておりますので、二曲を
合わせて掲載させて頂きます。

Yokiさん歌唱
作詞:ショー・ジロー、 作曲・歌唱:Yokiさん、 演奏:じいじさん



じいじさん歌唱
作詞:ショー・ジロー、 作曲:Yokiさん、 演奏・歌唱:じいじさん


「あなたは虹」
                
 1.人の冷たい仕打ちに泣いて
   たとえひと時沈んでも
   生きていて!
   その思いは変わらない
   あなたは虹 私の希望
   ツンドラの凍てつく大地を
   切り裂いて 萌える双葉の
   たくましい
   命をあなたも宿してる
   信じてる 
   羽ばたく翼 磨いていると

 2.人の悪意に打ちのめされて
   たとえひと時倒れても
   生きていて!
   その思いは変わらない
   あなたは虹 私の希望
   水も無い砂漠の果ての
   サボテンに 芽吹き花咲く
   たくましい
   命をあなたも宿してる
   信じてる 
   羽ばたく翼 広げる時を

 3.人の酷さに傷つきながら
   たとえひと時篭っても
   生きていて!
   その思いは変わらない
   あなたは虹 私の希望
   核の火に半身焼かれた
   夾竹桃の それでも花咲く
   たくましい
   命をあなたも宿してる
   信じてる 
   翼を広げ 舞いゆくことを

   あなたは虹 私の希望
          了

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第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その127)

2024年04月10日 05時27分15秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その127) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き満ちる 大島桜」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山
  ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は
  源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・
  単語や自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻
  名歌から2首、紫式部集より1首の計3首提出します。
註)源氏物語巻名歌・12朝顔(あさがほ)
  歌の背景
  光源氏三十二歳。長い年月、朝顔の姫君に心を受け入れてもらえない
  源氏。朝霧の中、秋深い気配の中で、花も小さく衰えて咲いている
  朝顔を折らせて、姫君へ届ける。
〇見し折の つゆ忘られぬ 朝顔の 花の盛りは 過ぎやしぬらむ 
〇秋果てて霧の籬(まがき)に むすぼほれ あるかなきかに移る朝顔
「返歌」
☆朝顔の 美しい景 忘れずに あざやかに残る 穏やかな愛
☆しみじみと 長い年月 省みて 二人の日々に 過ぎ去りしこころ
註)紫式部集・12 
〇ゆかずとも なほかきつめよ 霜こほり 水のそこにて 思ひながさむ 
「返歌」
☆お考え 聞きたい気持ち 楽しみで 思いめぐらす 悩みの工夫
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今回は「源氏物語・朝顔」の光源氏と朝顔の君の贈答歌への、返歌2首と
 「紫式部集」への返歌1首を余情を込めて詠んで頂きました。
 一首目は、昔 お逢いした貴女が忘れられません。その朝顔の花は盛りを
 過ぎてしまったのでしょうか…と意訳できますが、光源氏としてはかなり
 失礼な
歌になっています。
 二首目は、それへの朝顔の君の返歌として、秋が終わって、霧のかかった
 垣根に、
萎んで今にも枯れそうになった朝顔の花のような私でございます…と
 つれなく詠んでいますね。
 「朝顔の君」は光源氏に熱心に求愛されながらも、一度もなびかなかった
 女性として物語には登場しています。 光源氏は10代の頃から朝顔の君に
 恋い
焦がれ、追い求めていましたが、ついにその恋が実ることは
 ありません
でした。これらのストーリーを踏まえると、作者が返歌として
 詠まれた1首目の
歌は、光源氏の立場から「貴方への想いは今も鮮やかに
 残」って
いますよ…と、とれますね。こんな詠み方はいかがでしょうか。
【ご参考】
  ★朝顔の 花冴えざえと今もなお 燃ゆる想いの胸底に咲く 
 三首目は、紫式部の友からの文で「筆が進まなくても、やはりお手紙を
 ください。霜や氷に閉ざされた私の悩みも流せるでしょうから」との
 切実な訴えですね。それへの作者の返歌は「悩みを流せる方法を
 私も工夫してみますね」と詠み、優しい思いやりを感じました。

【詞書】故障していたカメラが直ったことを詠ませて頂きました。
☆十年間 故障のカメラ 昨日に空打ちすれば 正常となり
【詞書】信貴山へお参りに行ったことを詠ませて頂きました。
☆信貴山へ 日の出前にお参りへ 猪上神社をブログに残す
 ブログは ⇒ https://ameblo.jp/p52de42cb7/entry-12846339416.html
【詞書】桜が開花した日を詠ませて頂きました。
☆もうそろそろ 桜を確かめ見に行かば ポツンポツンと咲き初めるなり
                         西BOOさん
【解説】
 今回は「故障のカメラ」「猪上神社」「桜が開花」と、アクティブに活動されて
 いる様子が詠まれていますが、病は寛解されたでしょうか。ホッと
しております。
 一首目の、カメラの復活は良かったですね。大切で高価なカメラでしょうから
 安心されたことと思います。そんな想いも滲んでいます。
 三首目の歌は、待ち遠しかった桜の開花を見極め、そのワクワク感と
 咲き初める桜の様が率直に表現されて、好感の持てる歌と感じます。
 今の季節、咲き初める桜を見つめる、多くの方の想いをすくい取った素直な
 詠歌であり、共感を誘います。
 なお、結句は推敲して頂き、「咲き初めるなり」となりました。

【詞書】しゃぼん玉は春の季語です。不思議で楽しくてわくわくします。
  しゃぼん玉で三首詠んでみました。
☆しやぼん玉 春の妖精繰るやうに 野にも空にも夢色あまた
☆ひとつづつ ちさき太陽 映し込み 大空を舞へ しやぼん玉ふは
☆風に揺れ いびつなるまま しやぼん玉 震へてつひに ぽんと割れたり
                         みっちっちさん
【解説】
 春を象徴するシャボン玉にまつわる、儚くも美しい三首の歌を楽しく鑑賞
 させて頂きました。

 二首目の歌は、しゃぼん玉を通して自然の美しさと儚さを優しく、詩情豊かに
 描写しています。

 しゃぼん玉一つ一つに太陽が映り込み、大空を舞っている様子が浮かびますが、
 このイメージは、繊細で幻想的です。また、「ひとつづつ」の反復が、
 リズミカルで耳に残りますし、「しやぼん玉ふは」の部分は、柔らかく響く
 音色が印象的で効いています。

 歌全体からは、しゃぼん玉の美しさと同様に、人生も一瞬の輝きと共に消えゆく
 ものであることを、思い起こさせる深い想いも秘められていると
感じます。

【詞書】桜3首です。
☆朧夜の桜の精はふんわりと 恋人たちのささやきに降る
☆夜桜は妖しの花の精たちが 色めきだちて人を惑わす
☆春嵐よ 黄砂よ 無情な 花の雨 きょうは籠もりて歌を詠むべし
                         夕庵さん
【解説】
 桜にまつわる三首、いずれも「夕庵さんワールド」が展開されていて楽しく
 鑑賞させて頂きました。
 特に、二首目の歌は、夜桜が神秘的で魅力的な存在なのは、花の精たちが
 色めきだちて人を惑わす故と、新たな魅惑的な視点を示唆されております。
 上質なオペラを視聴しているかのような想いに浸れる、抒情に満ちた歌と
 感じます。
 「色めきだちて」は花が鮮やかに咲き誇る様子を示し、「人を惑わす」は
 夜桜の美しさが人々を魅了し、心を奪うことを意味していると考えます。
 この歌は、作者が夜桜の魅力に心を打たれた瞬間を詠われていて、心に
 沁みる詠歌と感じます。与謝野晶子の「桜月夜」の歌を思い出しました。


     「咲き満ちる 染井吉野」

【詞書】YouTube短歌:魔王の舞踏会 プロコフィエフ/「ロメオと
  ジュリエット」~モンタギュー家とキャピュレット家を聴いて
☆権力欲を酒に
 性欲を肴に

 魔王の舞踏会が始まる
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 この曲を初めて聞いたのは、有名ブランドの香水のCMでした。
 先日、何気にCMを聞いていたら、バレエ公演のもので、この曲が
 流れ、この曲がプロコフィエフ作曲の「ロメオとジュリエット」
 騎士たちの踊り(モンタギュー家とキャピュレット家)で
 ある事を知りました。
 魔王が好きなのは、人の権力欲と性欲だろう?と言うイメージと
 なりました。まあ、私だけのイメージでしょうが。
 下記URLにロメオとジュリエットを貼付しておりますので、お聴き
 戴ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/01b97ad6f6017ec85c5efa2336712e05
                         自閑さん
【解説】
 『ロメオとジュリエット』は、「短歌説明」にもありますように作曲家、
 セルゲイ・プロコフィエフが作曲したバレエ音楽であり、イギリスの
 劇作家シェイクスピアによる悲劇『ロミオとジュリエット』に基づいて
 構想され、管弦楽組曲3つと、ピアノ独奏用組曲1つが作られたとの
 ことですね。
 「騎士たちの踊り」は、日本では上野樹里主演のテレビドラマ
 『のだめカンタービレ』の挿入曲や、1990年にシャネルの香水、
 エゴイストのテレビCMや、2006年にはソフトバンクモバイルのCM
 「予想GUY」などのBGMとして使用されていますね。
 人間が根源的に持つ「欲」を突き詰めると、詠われているようになる
 でしょうが・・・、この歌は、権力欲と性欲という人間の
原始的な欲望を、
 酒と肴に例えてイメージとして伝えています。

 これにより、舞踏会といった場の華やかさとは裏腹に、その根底に流れる
 暗い欲望を浮き彫りにしていると考えます。

 さらに、「魔王の舞踏会が始まる」というフレーズは、これから起こるで
 あろう混沌とした出来事への予兆を掻き立てています。

 また、この歌には、ウクライナ、ハマス・イスラエル紛争を例に出す
 までもなく、力による支配と、分断がより顕著になってきた
今だからこそ、
 伝えたい大切なメッセージが込められているとも
感じます。

【詞書】いや、とんでもないことになりました。昨日からトイレが詰まって
  しまい、自分でラバーカップなどでやってみましたが埒が開かず、
  業者さんに来てもらいました。30年以上何もしていなかった排水管が
  どえらいことになっていました。結局高圧洗浄車を呼んでもらったり、
  便器ごと替えたり何やかんや…。取りあえず、便器よさらば。やはり5年
  に1回ぐらいは排水管の洗浄はした方が良いそうです。それと、“流せる”と
  うたっていてもおそうじシート等は使わない、使うと
したら流さず別に
  捨てるとかにして下さいと言われました。
…とにかく昨日から丸一日以上
  大変でした…。

☆昨日からトイレ詰まりで業者呼び
     えらいこっちゃで 総取っ替えや! 
【詞書】4月6日、4月7日の土日は宇治川さくらまつりが開催されました。
  毎年、4/4、5とかだいたいその辺りなんですが、雨だったり、余り咲いて
  いなかったり、ひどい時には“葉桜まつり”状態だったり…。コロナの
  真っ最中は中止だったり…。今年みたいにタイミングのいい
  “さくらまつり”は滅多にありませんでした。前の日でも、平等院が
  見える“あじろぎの道”なども綺麗でしたし。
  7日から京都アニメーションのTVアニメ「響け!ユーフォニアム3」が
  始まることで、主人公の名にちなんで、宇治川べりにある通称
  「久美子ベンチ」と呼ばれる、朝霧橋や朝日山がよく見えて、真後ろに
  平等院、というベンチのところにある2本の桜の木も、きっとベンチごと
  写真を撮ろうと、ファンの人達がたくさん訪れて、アニメのシーン
  さながらの風景を楽しんでいるだろうなと、思い描いておりました。
  両日、天気も何とかもってましたから良かったなあーと…。
  “さくらまつり”にも、同じ日にあったALFEEさんのライブにも行って
  ません。イベントがあろうが無かろうが、人のスケジュールなどお構い
  なしに桜は咲き誇りますよねー!!(何やかんや言って私も浮かれてる?)
☆待つ人の心を桜は知らねども
       “さくらまつり”の満開嬉し
【詞書】4/7放送の「光る君へ」の“紀行”で、藤原道長のお父さんの藤原兼家と、
  ドラマでは、兼家の側室で息子の道綱を猛アピールして
いるお母さん…
  みたいな描かれ方をしている「蜻蛉日記」の作者、百人一首
で言うと右大将
  道綱母が、宇治川を挟んで歌を詠み合ったというエピソード
が紹介され
  ました。今、宇治市は“紫式部ゆかりのまち”で、盛り上がって
ますが、
  道長パパの兼家さんにそんなお話が?!とTVの前で驚いてました。

  あらあらあら~、おとーさんってばなかなか熱いエピソードを持って
  らしたのねー!って感じでした。…しかし、いくら現在とは様子がなんぼか
  違うであろうと思われると言っても、川幅はそれなりにあったと思うん
  ですよね。…お二方とも左岸と右岸でめっちゃ叫んでたんやろなあ…。
  「宇治の中心で歌を叫ぶ」…ですね。余談ですが、「響け!~」のTVアニメ1期で、
  主人公と彼女の幼馴染みで吹奏楽部の仲間の少年が、
宇治橋の下流側と
  上流側の舗道で「(演奏が)上手くなりたい!」って
叫び合うシーンが
  ありましたが、まさか…ね。(名シーンですが…)
考え過ぎですね。兼家さんの
  エピソードから想起されたとか…。
(だったらすごいなあ…)
☆宇治川を挟んで歌を詠んだとか
       藤原兼家 道綱母(みちつなのはは)
                         ちがやねこさん
【解説】
 一首目、「コレステロールのように排水管の中で固まって」との説明は
 言い得て妙ですね。経年劣化と、長年の紙類の蓄積の結果かもしれませんが
 定期的なメンテナンスが必要なんでしょうね。歌から改めてそんなことを
 教えられました。
 二首目、昨年まで、桜の開花時期はかなり早くなっており「さくら祭り」の
 開催時期の設定は、いずこの「祭り主催者」の悩みの種になっていましたね。
 今年の「宇治川さくらまつり」は満開の時期とピッタリ合っていたとのこと。
 主催者と、祭り参加者はホッとし、喜ばれたことが歌からも伝わって来ます。
 「待つ人の心を桜は知らねども」は詠われている通りですね。桜は人の心を
 おもんばかつて咲いているのではない事も自明の理ですが・・・。
 三首目、「宇治川を挟んで歌を詠み合った」エピソードは感動的でも
 ありますね。かつて愛し合う二人は、そのように身を焦がすように情熱を
 傾け合ったのかと思うと、平安の世に生きた人たちも、身近に感じられ
 ます。歌からそんな熱い想いと、静寂に満ちた川の畔で真剣に歌をかわし
 合う、二人の情景が浮かんできます。なお、「響け!~」のシーンも兼家の
 エピソードを踏まえていたと考えたほうが納得感がありますが・・・。
 なお、字数制限の関連で詞書を少し編集させて頂きましたが、ご了承頂き
 たくよろしくお願い致します。


     「未だ咲く ミモザ」

☆春の雨 まといてミモザは濡れいるも 黄金に染まる 雫したたる
                         ポエット・M
【解説】
 この歌は、柔らかに煙る春の雨がミモザに降り注ぎ、その花々が濡れて
 いる様子を詠んでみました。しかも、その雫が黄金色に染まり滴り落ちる
 様子が、なんとも美しく見惚れるほどでした。
 「黄金に染まる」は、月並みの表現で少し気になりますが、雫がミモザの
 花に触れ、その美しさを一層引き立てている様子を表現したくて、こんな
 下の句となりました。ご意見頂ければ嬉しいです。

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(34)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。に
     
15.「短歌の章」 武州の栗木神社(1)

   信州高遠の石工伊藤友蔵の       
           ここに来たりて 常夜灯刻めり
            
   春雷のひと時過ぎし雲のはざま
           落ちなむとする陽の赤く燃ゆ

   一輪草白き五べんの花咲かす
           参り路を行けば風香り過ぐ

  
【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】前週に続き掲載致します。
 チョウキチさんよりコメントを頂きましたので掲載致します。
  「世の動き」 
   歌にも世の動きを取り入れると生き生き感が出て新鮮に感じます。

 ポエット・Mの返答コメント
  いつも、「水曜サロン」を見守って頂き、また心の籠った歌評も頂き
  ありがとうございます。
  おっしゃる通りですね。短歌も世情を抜きに詠むことは出来ませんので
  世の動きをウオッチしつつ、そのもとで暮らす人の想いに寄り添いながら、
  その一人一人の在り方に学び、感じながら歌に紡いでいくことが求められて
  いると感じます。
  「生き生き感が出て新鮮に感じます」との、チョウキチさんのコメントを
  嬉しさと共に、励ましと受け止めさせて頂きます。一行の詩という、ささやか
  でありながら、長い伝統の中で磨かれ、継承されてきた文学に「水曜サロン」
  に集う皆さんと共に、学びつつ取り組んでいきたいと思っています。


     「咲き競う 山桜」

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字程度にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その127)ネット歌会

2024年04月10日 04時49分21秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その127)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「咲き盛る 山桜」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆もうそろそろ 桜を確かめ見に行かば ポツンポツンと咲き誇るなり
                         西BOOさん
★咲き初めし桜の花びら無情なり 雨は終日止むことのなく
                         夕庵さん
★二分桜 天気予報は雨ばかり カメラワークは雲の間に間に
                         西BOOさん
★生協のチャイムの音を待っている 雨は朝から止む気配なく
                         夕庵さん
★生協は 近くにスーパーあるけれど 毎週続く 保険のごとし
                         西BOOさん

☆十年間 故障のカメラ昨日に 空打ちすれば 正常となり
                         西BOOさん
★動かぬとも形見の時計を引き出しに ときにはふたりの時間に遊ぶ
                         夕庵さん
★形見本 短歌について書かれるも 頭に入るは推敲のみかな
                         西BOOさん
★歌詠むは推敲こそが基本なり 頭に入れば怖いものなし
                         夕庵さん
★推敲も 「推敲前が良かったな」 思うケースも2割3割
                         西BOOさん
★推敲に推敲かさねていくうちに 光る一首に出会えるかもや
                         夕庵さん
★古人(いにしえびと) 何故に綺麗に歌えるや 幾度の推敲 重ねたるかも
                         西BOOさん

☆夜桜は妖しの花の精たちが 色めきだちて人を惑わす
                         夕庵さん
★月ヶ瀬の梅に感が極むるも 吉野の桜 圧巻にして
                         西BOOさん
★吉野山の一日千本見たくとも 混雑思(も)えばまだ踏みもせず
                         夕庵さん
★吉野山 人混み溢れ 昼食を食べ逃しけり 今はテレビで
                         西BOOさん

☆しゃぼん玉幼少期には石鹸水 口に入るは 膨らまわぬで
                         西BOOさん
★なつかしい石けんの匂いも影うすく デパートに並ぶ男性化粧品
                         夕庵さん
★男性も女性と同じ化粧する まさかこんな時代が来るとは
                         西BOOさん

☆現代は しゃぼん玉を購入し 横に振ればすぐに綺麗に
                         西BOOさん
★前・後ろ・横に足振りエクササイズ 60回で歩きの効果
                         夕庵さん

☆ひとつづつ ちさき太陽 映し込み 大空を舞へ しやぼん玉ふは
                         みっちっちさん
★しゃぼん玉発生装置 味がない なれどなにやら 夢の世界へ
                         西BOOさん
★教会に愛を誓ひしふたりへと 雪降りしきる ごと しやぼん玉
                         みっちっちさん
★しゃぼん玉 幼少期には 石鹼水 口に入るわ 膨らまぬわで
                         西BOOさん
★子供には楽しきものも 飲めば毒 ものを見る目を教へるチャンス
                         みっちっちさん
★現代は しゃぼん玉を購入し 横に振ればすぐに綺麗に
                         西BOOさん

     「スノーフレーク」

☆ひとつづつ ちさき太陽 写し込み 大空を舞へ しゃぼん玉ふは
                         みっちっちさん
★しゃぼん玉割れても割れても生まれ出る 子らの未来は果てなきものを
                         夕庵さん
★卓球戦 負けても負けても諦めぬ 猛練習は果てなきものを
                         みっちっちさん
★諦めぬ 強固な心は宝物 こんな心をわれも欲しかり
                         夕庵さん
★遠き日の妣(はは)と拾ひし宝物 小箱に光る貝殻あまた
                         みっちっちさん
★さくら色したマニュキュアを小指だけ あの日のことは大事な記憶
                         夕庵さん
★マニキュアをすることもなく スポーツに汗まみれなる せはしき日々よ
                         みっちっちさん
★荒れた手に今や保護するマニュキュアを 塗ってため息漏らす夜の更け
                         夕庵さん
★長年の水泳歴で丈夫だが 塩素の仕業に爪はぼろぼろ
                         みっちっちさん
★イメージトレーニング(イメトレ)でやっと覚えた背泳も
                 ゴールに着けば見事なカーブ
                         夕庵さん
★引退の入江選手を見習ひて ペットボトルを乗せ背泳せし
                         みっちっちさん
★こんなことも出来なくなったと友の出す ペットボトルの蓋が開かない
                         夕庵さん

☆教会に愛を誓ひしふたりへと 雪降りしきるごと しゃぼん玉
                         みっちっちさん
★両手あげ花吹雪追う子らもいて 花見の宴はいよよたけなわ
                         夕庵さん
★一陣の花吹雪浴び 身のうちの たましひまでも奪われしごと
                         みっちっちさん
★さくら花 青空いっぱい枝ひろげ 春の陽気にしあわせをまく
                         夕庵さん
★打ち明けしあとのぶらんこ高く漕ぐ 青空いっぱい雲の峰まで
                         みっちっちさん
★打ち明けて後悔の涙流すとも これでいいのと言い聞かせをり
                         夕庵さん
★後悔の涙そうそうと若き日よ 春宵一刻値千金
                         みっちっちさん
★盛りなる花見の宴も打ち上げて 残月ぼうと夜を照しぬ
                         夕庵さん
★おぼろ月 無口でいたき夜もありて 花見の宴の喧騒遠く
                         みっちっちさん
★おしゃべりもリハビリだよと楽しめり 細胞たちもワイワイ跳ねる
                         夕庵さん
★元々はお喋り好きの我なれど 朧月夜はもの思ひけり
                         みっちっちさん

☆風に揺れ いびつなるまま しゃぼん玉 震へてつひにぽんと割れたり
                         みっちっちさん
★手に触れば儚く消えるしゃぼん玉 幼の知恵はこのとき芽生える
                         夕庵さん
★うたかたの恋よ 儚く 消へ去りて もう恋なんてせぬと決めても
                         みっちっちさん
★失いし恋を乗り越え強くなる 人を見る目も養われたり
                         夕庵さん
★失恋の涙渇きて 空見上げ 自分の足で強く立ちたり
                         みっちっちさん
★懐かしき「失恋」という言葉かな 人恋うことも遠くになりぬ
                         夕庵さん
★失恋で成長をせし若き日よ 人を見る目も ものを見る目も
                         みっちっちさん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「陽だまりに咲く ヒマラヤ雪ノ下

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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「走水水源地」への花見

2024年04月06日 07時41分18秒 | お出かけ

 今年の染井吉野の東京での開花は3月29日と、昨年より10日近く遅れているようですが、開花後満開までの日数が、かなり短くなっていますね。そんな日々の中、何とか晴天に恵まれた過日、横須賀走水水源地の花見に細君ともども行って参りました。

     「咲き染める 染井吉野桜」

 この公園は、前にもこのブログで触れさせて頂きましたが…、明治9年、横須賀造船所のためにフランス人技術者ヴェルニーが築造した水源地の一部を、公園として開放した場所でもあります。市内唯一の水源地であり、横須賀水道施設発祥の地でもあり、自然海岸の走水海岸に隣接し設けられています。東京湾を一望することができる、桜の名所のひとつにもなっており、100本を超える桜が咲き誇っています。また、ここは「ヴェルニーの水」として市民にも提供され、私たちもポリタンク持参で、車で定期的に水汲みに来ております。この水は硬水ですが、コーヒーには最適です!!。

     「走水水源地 全景」

 スーパーで昼食用のお弁当を購入し現地へ向かいました。馬堀遊歩道、海岸道路を経由し現地まで片道4kmほどの道のりを、散策を兼ねて徒歩で向かうことにしました。折から、寒冷前線も近づいていることから北風も吹き、かなりの寒さを感じましたが、歩いていると結構汗ばんできました。

     「花咲く 馬堀遊歩道」

 徒歩で、約30分ほどで到着しましたが、桜はほぼ4~5分咲きで思っていたよりも咲き誇こっており見ごろと感じました。平日にも関わらず、折から春休みでもあり走水水源地は多くの家族ずれで賑わっていました。私達も水源地に咲く染井吉野や大島桜、さらに山桜等々の花を一通り見て回り、デジイチでのスケッチをしました。晴れなのに黄砂の影響かすっきりとした青空ではありませんが、何とか桜の咲く様をカメラにおさめることができました。

 日当たりの良い、開けた場所を選んで昼食をとろうと用意していますと、監視員の方が近づいてきて「ここはトンビに狙われるから、場所を変えた方がいいですよ」と教えてくれました。空を見上げると3~4羽のトンビが獲物を狙って旋回していました。桜の木の下に移動し、枝に覆われた場所を選んで昼食をとり始めました。おにぎりを食べ始めると、いきなりバサッと音がしましたので見上げるとトンビが飛び去って行きました。

     「走水水源地の 花見の人々」

 おにぎりを狙ったのでしょうが、枝に邪魔され狙いが外れ、おにぎりをゲットできなかったようです。それにもめげずにトンビは旋回しつつ狙っていましたが、しばらくしてあきらめて去っていきました。監視員の方のアドバイスを受けて、場所を移動して良かったと細君と話し合ったところですが、狙われた衝撃は感じましたので、要注意ですね。

     「走水水源地の 花見の賑わい」

 満開までには少し日にちを要しますが、海沿いに咲く見事な桜を今年も二人そろって元気に楽しむことが出来、良かったとしみじみ思った次第です。公園には、1時間ほど居てバスに乗る予定でしたが、何とか余力もあり歩いて戻ることにしました。

     「馬堀海岸遊歩道 この奥手が水源地です」


 途中、「湯楽の里」という日帰り温泉の市場に立ち寄り、焼き芋と副菜等を買い求めました。この温泉のチケットを過日購入しましたが、今回は持参してきていませんでしたので入浴はスルーしました。海岸道路と遊歩道を通って徒歩で帰路につきました。歩数は15,000歩近くになっていました。それなりに疲れましたが…、久しぶりの長距離の散策に達成感も味わいました。

コメント (5)
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第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その126)

2024年04月03日 05時34分48秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その126) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き初める 大島桜」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山
  ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏物語の
  内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名
  からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻名歌から1首、紫式部集
  より1首の計1首提出します。
註)源氏物語巻名歌・11薄雲(うすぐも)
  歌の背景
  光源氏三十二歳。藤壺の宮が崩御される。源氏は念仏堂に籠もり、
  一日中泣き暮らしている。
〇入り日さす 峰にたなびく 薄雲は もの思ふ袖に 色やまがへる 光源氏
「返歌」
☆悲しみの鈍色(にびいろ)染める 喪服には我が泣きぬれて 涙したたる
註)紫式部集・11 
〇霜こほり とぢたるころの 水くきは えもかきやらぬ ここちのみして
                            紫式部
「返歌」
☆慰めの 心を知らぬ 水くきは 和歌も詠めずに 思い悩むも
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今回は、「光源氏」「紫式部」の歌への返歌を二首詠んで頂きましたが
 元歌へのリスペクトとともに、心の篭もる返しになってきたと感じます。
 一首目の歌は、光源氏が詠んだ歌「あの黄昏の峰にたなびく薄雲も、
 あの方の死を悼んでくれているのだろうか。私の喪服の袖と同じ、
 悲しみの鈍色に改まってくるなんて」…と、意訳できますね。
 作者の詠まれた返歌の助詞等を、少し整理して涙を強調して見ましたが、
 いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★悲しみに鈍色染まる喪服には さらに涙も滲みしたたる
 二首目の紫式部の歌は、「私もつらい思いを抱えている状況では、
 貴女のお悩みへのお返事を満足に書くことができない気持ちです」と、
 意訳できますね。つまり、「私はご返事を書ける状況ではないのよ」と
 断りを詠んでいますね。なお、「水くき」は「筆跡」、「かき」は
 「書き」の意が込められていると考えます。その歌への返歌として、
 友の立場から直截に詠んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★書けぬとも書き集めてと願いたし 憂さ消す君の み言葉をまつ

【詞書】春の歌、三首を出詠いたします
☆熱湯に放つ菜花の色ひらき 白磁の皿の春色に染む
☆花人の連なる道よ なからぎの 森を社へ 蛇腹めきたり
【詞書】夜桜は不思議な出逢いがあるような想いにかられます。
☆それきりとなりし出逢ひよ 花の夜 ふと肩の触れ 花の精かと
                         みっちっちさん
【解説】
 詞書にも記されたように、詩情を湛えた「春の歌」を詠んで頂きました。
 特に、三首目は、夜桜にまつわる儚くも美しい出会いを描き印象深い
 歌となっています。
 夜桜を「夜の花」と表現し、そのあいまいさを含め、一瞬の出会いが
 幻想的な美しさを持っていることを暗示しています。
 また、「ふと肩の触れ」という表現は、その出会いがどれほど繊細で、
 偶然であったかを感じさせます。さらに「花の精かと」と疑問形で
 終わることで、私たちに想像の余地を残し、その出会いが夢だったのか
 現実だったのか、その境界をあいまいにしています。
 全体として、この歌は繊細で思慮深い、その情緒をも表現しており、
 心に静かに、深く
響いてくる歌と思います。

【詞書】20日に降った雪について、二首詠ませて頂きたいと思います。
☆お彼岸に 牡丹餅供え花立てて ふと空見れば なごり雪かな
☆1分咲き 桃の花を眺むるも 昨今めずらし 斑雪(はだれゆき)かな
【詞書】カメラのレンズの手入れで詠ませて頂きました。
☆春の花 胸が高ぶる撮影も レンズの手入れに黄砂恐ろし
                         西BOOさん
【解説】
 春の雪、そしてカメラにとって天敵とも言える「黄砂」について
 作者の視点から、実感を踏まえつつ詠って頂きました。
 特に二首目の歌は、春の訪れを告げる桃の花が一分咲きである様子と、
 その季節に降る「斑雪」との対比を詠い、自然の移ろいの危うさを
 上手く表現しています。
 この歌は、自然の美しさとともに、私たちがともすれば忘れつつある
 自然とのつながりを優しく、しかし力強く訴えかける歌となっています。
 また、こ歌は季節の変わり目の繊細な美しさを捉えつつ、現代社会に
 おける自然観の変化に対する深い洞察を示していると考えます。
 三首目、3月30日からの日本列島は大規模な黄砂の来襲を受けていますが、
 カメラ、レンズにとっては過酷な状況となりますね。エアダスターや
 カメラ用ブロアーでも中々きれいになりませんので、困りものですね。
 そんな想いが十分に表現された、カメラマンの作者ならではの歌と思います。

【詞書】滋賀県のピックランドに咲くカタクリの花。この花が咲くと
  春の訪れを感じます。
☆堅香子は春の妖精ひっそりと 湖北の里にうつむきて咲く
【詞書】奈良の伝香寺の武士椿(もののふつばき)を尋ねました。
  戦国時代の武将と母の情を今に伝えています。若くして没したわが子を
  弔うために植えたのがこの椿です。バラの花のような匂いと花びらを
  散らす様が武士の儚さと母の涙のように感じたものです。
☆哀れともつらつら椿咲き誇り 小さな寺に今ぞ散り敷く
☆春彼岸墓参り終え清々し 息(こ)と娘(こ)にはさまれ廻る寿司待つ
                         夕庵さん
【解説】
 今回も、この季節に咲く象徴的な花「カタクリの花」「武士椿」に
 ついて詩情豊かに詠って頂きました。
 二首目の歌、伝香寺本堂に沿って咲く「武士椿」(散り椿)は通常の
 椿と異なり、花弁がはらはらと散り、花は八重の鮮やかな桃色で
 立体的な蓮華咲きの椿とのこと。
 この歌は、咲き誇る椿と散り敷く花びらの姿を通して、人生の儚さを感じ
 させると共に、その美しさにも心を奪われている作者の様子が見てとれます。

 さらに、生の輝きと無常観を同時に表現した、奥深い歌といえます。
 三首目は、春彼岸の墓参をご家族で行い、ホッとした様子がほのぼの感と
 ともに伝わってきます。慎ましやかに「廻る寿司待つ」の表現が
いいですね。

     「菜の花と紫ハナナ」

【詞書】YouTube短歌:人の欲望と信仰 ミッション
☆神への信仰は欲望に負ける
    勝つ者が聖者だとしても。。。稀だ
                         自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 ミッションは、1986年のイギリス・フランス・アメリカの映画で、
 パラグアイでのイエズス会宣教師と彼らの理想と植民地社会の現実や
 政治権力者の思惑との葛藤を描く歴史ドラマです。
 ヨーロッパの植民地支配は、イエズス会の宣教師が住民を洗脳し、
 商人が貿易で地元有力者を懐柔し、軍隊で制圧すると言う手法を
 採って来ました。
 パラグアイでの、原住民との交流の中で、宣教師達は、スポンサーで
 あるスペイン国王の意向との葛藤をどう考えたのだろう?と短歌に
 しました。
 下記URLに、美しい曲、美しいイグアスの滝の映像を貼付しましたので
 御覧戴ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/932d16763f4da33a1b29e7f220d41e6e
【解説】
 『ミッション』(The Mission)は、「短歌説明」にも記して頂きましたが、
 1986年の歴史ドラマ映画で、18世紀、スペイン植民地下の南米パラグアイ
 を舞台にしたドラマでしたね。1986年度カンヌ国際映画祭パルム・ドール
 をはじめ、多くの賞を獲得した優れた映画と考えます。
 ミッションを全うしようとするイエズス会宣教師たちが、彼らの理想と
 社会の現実、さらに政治権力者の思惑との闘い、それゆえの葛藤を
 抒情豊かに描いています。
 特に、ガブリエル神父が「音楽」を共通の言葉としてグアラニーの民の
 心をつかんでいく経緯と、民を守るために立ち上がる姿は感動的です。
 これらを踏まえつつ「勝つ者が聖者だとしても。。。稀だ」との、下の句の
 「稀だ」の表現は、現実を冷静にかつ、厳しくみた歌と感じます。
 「信仰」のもつ危うさの一面を突いた歌でもあり、心したい歌でもあります。

【詞書】うちの横っちょに鉢植えの黄椿が咲いていたので、切って花瓶
  (マジで“瓶”です。確か生姜シロップか何かの、しゅーっときれいな
  長い三角錐の形なんで花瓶にしてます)に入れると母が「綺麗やねー」と
  喜びました。
  「昔植木屋さんで見て(コーナンか今は無いガーデン何とかいう大きめの
  花屋さんだと思います。庭に置く時立ち会ったような…)変わってるなあと
  思って買うたんよ。まだ咲いてくれてるんやね😊」と嬉しそうだったので、
  見せることができて良かったなーと思います。中国などアジア原産の黄色
  椿と日本の椿を掛け合わせたのも何種かあるようで、椿の図鑑で見ると
  中国産の金花茶という椿と、一重の江戸椿“蝶千鳥”を掛け合わせて、
  2001年に久留米の研究会の方が作出した“金蝶”という淡い黄色椿が
  よく似ているので、多分その椿だろうと思われます。夏や冬場の乾燥が続く
  時などに水をやっているくらい(こらこら…)なのに数は少なくてもよくぞ
  綺麗に咲いてくれたよなあ、と感謝です。……今年はちゃんとお礼肥など
  やらんとな…。
☆あまり手をかけていないが
     黄椿が 今年も花をつけてくれてる
【詞書】3月下旬からクリスマスローズ、白い水仙(ペーパーホワイト?)、
  えらく早くにそこここにツルニチニチソウ、花木は早めにユキヤナギ、
  末頃になってレンギョウ、紫モクレン、ヤブツバキが2本…うちとの境の
  フェンス越しにこれだけ見えます。(ユキヤナギは前の道へバーっと
  はみ出してるんですが)相変わらずお隣は不在のまま。2月か3月に
  入ってからか、子供さんが来られていたようですが…。地面を覆う
  草むらの中に、世話をされずとも咲く花々を見ていると「逞しいなあ…」
  とついつぶやいてしまいます。
  (ツルニチニチソウは“植えられた”ものかは不明ですが。けっこうな
  蔓延り具合なんで…ほんま逞しい奴…好きだけど)ただ、晩とか勝手口
  を出たらフェンスの向こうでガサガサガサッと明らか動物が移動する
  音がしてますし、いつぞやは明るいうちからイタチっぽいのを目撃
  しました。(うちの庭も通るのも見ます)ああいう来訪者はどうなん
  やろう……。巣ぅ作ってるんちゃうのー?!どーもできませんが…。
☆蝶・鳥は遊べど愛でる人は無く
        花々の咲く隣家寂しき
【詞書】昨日、宇治市の広報誌のクイズに応募して当選したものが届き
  ました。何か応募したものが当たるのは久々で凄く嬉しかったです!
  京アニさんが手掛けた、「宇治には物語がある」というキャッチフレーズを
  イメージした(と思う…)キービジュアルのポスター(看板?)の絵柄と
  同じ栞と、同じく京アニさんが手掛けた兎のキャラクター(この兎が
  描かれた幟が今、宇治川べりにたくさん立てられてます)のキーホルダー
  や同柄のステッカーのセットでした。今年は大河ドラマが「源氏物語」の
  作者、紫式部が主人公で、宇治市もそれに絡めてPRをしています。それに
  4月からテレビアニメの第3期が始まる(👍!)京アニさんの「響け!
  ユーフォニアム」がコラボした十二単のキャラクターボードがあちこちに
  設置されたり、京阪宇治駅にも十二単スタイルのキャラクター達の看板が
  掛けられたり…ファンのみならず訪れた方々も(多分)楽しげなことに
  なっています。(…そういえば昨日「帰れマンデー」でタカアンドトシ
  ほか数名が宇治に来ていました)京アニさんが描くキービジュアルは、
  綺麗な絵ですし、とてもわくわく感があって素敵です。スマホで撮った
  この絵のボード(於:観光案内所)も良いけど当たった栞がやっぱり
  嬉しいです。この後も何かぼちぼち運が良くなってきたら良いなあと
  思いました。(運を使い果たしたとかでなければいいんですが…😓)
  何か今回は身近な事を詠みたくてこうなりました。明け方には岩手県
  方面で震度5弱などの地震もありました。東北方面の方々は不安なこと
  だったかと思います。どうかつつが無いことを祈ります…。
☆嘘やない 4月の始めに縁起ええ
       クイズで当たった物が届いた😄
                         ちがやねこさん
【解説】
 今回は、「椿 金蝶」「花々の咲く隣家」「クイズに当選」と、身近な
 題材を心をこめて詠んで頂きました。
 一首目、「椿・金蝶」は調べて頂いたように、中国の原種ツバキ「金花茶」
 と江戸時代からある白花古典品種「蝶千鳥」を交配したものとのことですね。
 椿の交配は奥が深いと言われていますが、私も図鑑を拝見しましたが、淡い
 黄色の素敵な花ですね。「黄椿が 今年も花をつけてくれてる」と詠われて
 いるように、健気に咲く椿への感謝と、その美しさへの感動が素直に
 詠まれた佳い歌と思います。
 二首目、留守がちな隣家でも季節の花が、クリスマスローズを始め次々に
 咲き継いでいる、その逞しさに感動しつつも、愛でる人のいない寂しさを
 詠んだ、優しさの滲む歌と感じます。
 「華(はな)は愛惜(あいじゃく)に散り…」と言う言葉があります。
 「花が咲くと、人は喜び、惜しまれつつ散るが、花は人に喜んでもらいたい
  ために咲いたわけではない」と解釈されていますが、こんな視点もありと
 思っています。
 三首目は、まさに「嘘やない」当選、おめでとうございます。そんな喜びが
 率直に詠われていて、嬉しさが伝わってきます。喜びをそのまま歌に表現
 することは難しいものですが、このような素直な詠歌に心惹かれます。

☆老木に幽かに開く桜花 つましきなれど凛々しさも秘め
                         ポエット・M
【解説】
 この歌は、年輪を重ねた桜の老木に幽かに花開く桜の花を詠ってみました。
 他の木々に比べ、勢いに欠ける老木ですが、今年もようやく開花の時を迎え
 3、4輪の花を付けています。幽かに咲く、そんな花の儚さと、その花に宿る
 力強さを表せればと詠ってみました。
 また、この歌には、老木に咲く桜花に擬人化の要素をこめてみました。


     「老木と桜」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(33)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。に
     
14.「短歌の章」 安房の海山(2)

   あまねくぞ陽はみなぎらひ 如月の          
           安房の野面は黄なる菜の花
            
   遠山に咲ける桜よほのぼのと
           幼き日をば想ふたまゆら

   如月の安房の野面に満つる陽は
           我と妻とに降り注ぎおり
  
【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】前週に続き掲載致します。
 チョウキチさんよりコメントを頂きましたので掲載致します。
  「世の動き」 
   歌にも世の動きを取り入れると生き生き感が出て新鮮に感じます。

 ポエット・Mの返答コメント
  いつも、「水曜サロン」を見守って頂き、また心の籠った歌評も頂き
  ありがとうございます。
  おっしゃる通りですね。短歌も世情を抜きに詠むことは出来ませんので
  世の動きをウオッチしつつ、そのもとで暮らす人の想いに寄り添いながら、
  その一人一人の在り方に学び、感じながら歌に紡いでいくことが求められて
  いると感じます。
  「生き生き感が出て新鮮に感じます」との、チョウキチさんのコメントを
  嬉しさと共に、励ましと受け止めさせて頂きます。一行の詩という、ささやか
  でありながら、長い伝統の中で磨かれ、継承されてきた文学に「水曜サロン」
  に集う皆さんと共に、学びつつ取り組んでいきたいと思っています。


     「咲き競う 花桃」

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字程度にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その126)ネット歌会

2024年04月03日 05時12分20秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その126)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「咲き初める 大島桜」


☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆春の花 胸が高ぶる撮影も レンズの手入れに黄砂恐ろし
                         西BOOさん
★待ちかねたさくらも黄砂に泣いている 澱みし空は写真泣かせよ
                         夕庵さん
★黄砂ゆえ ランクを下げたレンズ出す やはり写りもランク下がりおり
                         西BOOさん
★進化したスマホの写真もランク上げ 古いデジカメ出番少なし
                         夕庵さん
★退職後 スマホ・ガラケー所有せぬ なにかと割引クーポンもらえぬ
                         西BOOさん

☆1分咲き 桃の花を眺むるも 昨今珍し 斑雪(はだれゆき)かな
                         西BOOさん
★満開の孫の記念樹しだれ桃 その娘(こ)は早も母親なりし
                         夕庵さん
★早いかな4月からは 小学生 でもまだプリキュア人形夢中
                         西BOOさん
★雪解けの道一列に一年生 熊よけ鈴をちりりん鳴らしつ
                         夕庵さん
★ニュース見て 後を絶たぬ 熊の被害 動物保護より人命優先
                          西BOOさん
★本能を絶たれた熊も生きるため 自然破壊や異常気象か
                         夕庵さん
★温暖化 海水面の上昇で 沈みゆく国 死ぬか生きるか
                         西BOOさん
★死の覚悟 天の裁きと 皺ふかき男は仰ぐ 為す術もなく
                         夕庵さん

☆哀れともつらつら椿咲き誇り 小さな寺に今そ散り敷く
                         夕庵さん
★我もまた長男10日で逝かれたり 涙でむせて死を覚悟する
                         西BOOさん
★逝きし児の年を数える悔しさよ 共に捧げむ春のブーケを
                         夕庵さん
★4・2亡き長男の誕生日 13日に息を引き取る
                         西BOOさん                   
★地蔵寺に親の嘆きの風車 せめて聞きませ風の子守歌
                         夕庵さん
★逝かずんば 30手前の男にて 日々、仏壇に「弟頼む」
                         西BOOさん
★必ずや 祈りは叶う 合わす手の なかに笑まいし吾子の居ますを
                         夕庵さん

     「咲き盛る 花桃」

☆花人の連なる道よ なからぎの 森を社へ 蛇腹めきたり
                         みっちっちさん
★賀茂川にしだれの桜の影写し 人の行き交う半木(なからぎ)の道
                         夕庵さん
★白川にゆたにたゆたに花の影 舞妓行き交ふ夕暮れの街
                         みっちっちさん
★連れ立ちて白川あたりをそぞろ行く 暮春に浮かぶ白き花びら
                         夕庵さん
★恋人の行き交ふ京の夜の妖し 祇園しだれの幽玄なるや
                         みっちっちさん

☆恋人の行き交う京の夜の妖し 祇園しだれの幽玄なるや
                         みっちっちさん
★里に見し 一本桜は健在や 杖で支えて村の誇りを
                         夕庵さん
★御社にあまたの杖で支へられ 皇女のごとき斎王桜
                         みっちっちさん

☆堅香子は春の妖精ひっそりと湖北の里にうつむきて咲く
                         夕庵さん
★木漏れ日にかたくりの花 ひつそりと恥らふごときを 膝つきて見ゆ
                         みっちっちさん
★被災地に 膝尽つきて問う両陛下 惨状話す人の涙よ
                         夕庵さん
★被災地のブルーシートに大雨の 音響きたり 涙のごとく
                         みっちっちさん
★朝はやくブルーシートに席取るも 寒きに震える花の宴は
                         夕庵さん
★気まぐれの気温に花見決めかねて ひとり家居も 時にはよきと
                         みっちっちさん
★待ちかねたさくら開花の宣言も 今日は黄砂で部屋干しにする
                         夕庵さん
★昨年の京への旅は 黄砂なか 斎王桜もけぶりし空に
                         みっちっちさん
★大陸より運ばる黄砂を受けながら 目はチカチカと春霞なり
                         夕庵さん
★目薬の小耳に垂れて見上ぐれば 摩耶の辺りは春霞かと
                         みっちっちさん
★黄砂ゆえ赤い目薬さしたなら 長江も赤く流れゆくなり
                         夕庵さん
★チューリップ赤きが揺るる校庭に 校歌を習ふ新入生ら
                         みっちっちさん

☆熱湯に 放つ菜花の色ひらき 白磁の皿の春色に染む
                         みっちっちさん
★お出かけのお弁当には春レタス 苺ふたつを欠かさず入れて
                         夕庵さん
★やはやはと春のひかりを幾重にも 巻き春レタス 歯にしやきしやきと
                         みっちっちさん
★インプラント1本50万とは これいかに わたしゃ歯抜けで頑張りましょう
                         夕庵さん
★頑丈な歯は吾(あ)の自慢 煎餅も固き肉さへ がつがつと食ふ
                         みっちっちさん
★28本の歯は今も健在で ゆっくり噛んで 固きを避けて
                         夕庵さん
★ゆつくりと噛むは身体によかれども 早食ひの癖治らぬものよ
                         みっちっちさん
★気づかぬが長年の癖指摘され なくて七癖この身はなれず
                         夕庵さん
★踏み出すは右足からか左かと 卓球やりて癖に気づきぬ
                         みっちっちさん

☆落ち椿 踏まず避けゆく人のいる 森の小道に揺れる木洩れ日
                         ポエット・M
★たっぷりと春を含みし樹々たちの 風通り過ぐ木洩れ日を行く
                         夕庵さん
★柔らかに萌える若葉の木漏れ日を 両手に受けて孫ら跳ねいる
                         ポエット・M

☆八代さん ちーたんともに有難う 涙よ雨よもっと降れぇ~
                         西BOOさん
★八代さん 雨あめふれと唄うゆえ 別れの式も どしゃ降りのなか
                         ポエット・M

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「咲き初める 椿」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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「お別れの会」へ

2024年03月31日 10時15分55秒 | お出かけ

 八代亜紀さんについては、1月のブログでも触れさせて頂きました。昨年12月30日に急速進行性間質性肺炎のため死去していたことを所属事務所が公式サイトで発表しましたが、その際、別途「お別れ会」を開催する旨の発表もありました。

     「咲き初める あんずの花」

 その「お別れの会」が『八代亜紀 お別れの会 ~ありがとう…これからも~』と題して、蒲田にある「日本工学院大学・日本工学院専門学校」の「片柳アリーナ」で開催されました。このアリーナは約4,000名を収容できコンサート等で活用されているとのこと。

     「片柳アリーナ」 (ネットから拝借いたしました)
 
 たまたま休日だった近くに住む次男夫婦と共に車で出かけました。この日は朝から「春の嵐」にも似た土砂降りの雨。「雨の慕情」で「あめあめ、ふれふれ」と歌っていた八代さんにふさわしい「涙雨」の下での式となりました。12時開場に合わせて出発しましたが、着いた時には、もう芸能関係の方も含め沢山の方が集まっていました。

 
 この日は2回に分けての「お別れ会」でしたが、総勢で約3,000名の方が集まったとのことでした。私たちは「1部の会」に参加できましたが、この会には里見浩太朗、研ナオコ、小林幸子、山本譲二、五木ひろし、高見沢俊彦らをはじめ多くの芸能関係者の方が、出席されるとのことで、多くのテレビ局や、メディアの方々がカメラを構えて待ち受けていました。
 身分証明書を提示して中に入りましたが、式場までの通路に八代亜紀さんが着ておられた舞台衣装の数々、そして写真パネルが展示されていました。それを眺めながら涙する方が多く見受けられました。
 
 この「お別れ会」は平服で、さらに香典は受け取りませんとのことでした。細君はその香典分の「グッズを買わせて」とのことで、バック等も含めて思い出の品を買い求めていました。
なお、この売上金は地震などの被災地支援等を続けてきた八代亜紀さんの想いを継ぎ、今回も「能登地震」支援に活用させて頂きますとのことでした。

 席に着くといろいろな方にお会いし、ご挨拶することが出来ました。お会いしたいと思いながら中々会えずにいた人にも、思いがけなく20数年ぶりに出会うことができました。長男は若いころ「俳優座劇場」、「シアターVアカサカ」等を拠点に、劇団を率いて、自らも舞台演劇をしていました。その時代、良く舞台演劇を観に出かけていましたので、多くの役者さんにお会いしてきました。その時に出会った人たちにも会えて、それぞれの道で頑張っている様子も伺え嬉しく、懐かしく感じました。始まる1時近くになると芸能人、特に歌手の方たちが沢山入って来られ、会場もほぼ埋まりました。

      「ネモヒラ」

 祭壇には、八代亜紀さんのピンク色のドレス姿の写真が遺影として飾られ、八代さんが生前コンサートで使用していた美術セットや、愛した花で埋め尽くされていました。
 そして…、1時にまるでコンサートかと錯覚するような演出で始まりました。「皆さんお元気ですか、八代亜紀です。昨年残念ながら歌手人生に終止符を打ちました…」との八代さんの声が会場に流れました。一瞬、八代さんが舞台に立ったのかとの錯覚に陥りました…。
 これは、八代さんが4年前、400余の文章を朗読した際の音声を残していましたが、これを基にAI音声合成技術を用いて新たに生成された八代さんの“肉声”とのことでした。

 舞台中央に飾られた八代さんの舞台衣装を着たひと形に、ライトが当たり楽団の人たちによる生演奏が始まりました。「舟唄」を皮切りに、八代さんのヒット曲が次々流れ…八代さんが出てくるのではと錯覚するほどでした。八代さんの生い立ち、歌手人生を映像と、ヒット曲等により紹介しながら、コンサートさながらの演出で、しみじみとしながらも、心に沁みる舞台に思わず涙を誘われる場面もありました。

 途中、献花の時間になり、先ずは芸能関係者の人たちでテレビで見知った方々が次々献花して席に戻りました。私達も、それぞれピンクのカーネーションを受け取り献花させて頂きました。出席の皆さんの献花が終わるのには1時間ほどかかりましたが、その間は八代さんの歌がずっと流れていました。皆さんの献花が終わるといよいよコンサートの後半・・・何曲か思い出深い曲が流れ、締めの曲は「ダンチョネ節」でした。この日に会場で流れた曲は20曲とのことです。

     「雪柳」

 そして、フィナーレ。八代さんの声で「八代亜紀は幸せでした。本当にありがとうございました」「それでは皆さんありがとうね・・・バイバイ」との言葉で幕が下りました。最初から、締めまで八代亜紀さんらしい「お別れの会」でした。悲しみと共に心に響く、心温まる時間が過ごせました。「八代亜紀さん…には、私たちはいつも元気をもらってきました。本当にありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。そして、先に逝った愛してやまないお父様、お母様と楽しく語らい、歌い続けて下さい」・・・と祈らせて頂きました。
 会場内では全ての写真撮影はご遠慮くださいとのことで、写真はかろうじて入り口のみを撮ることができました。八代亜紀さんのピンク色のドレス姿の写真が、遺影として飾られた祭壇は素敵でしたが、この映像も残念ながら撮れませんでした。

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第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その125)

2024年03月27日 05時27分23秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その125) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き初める 椿『古金襴』」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山
  ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏物語の
  内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名
  からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻名歌から1首、紫式部集
  より1首の計2首提出しますのでご指導よろしくお願いします。
註)源氏物語巻名歌・10松風(まつかぜ)
  歌の背景
  光源氏三十一歳。明石の君の一行は上洛し大堰に住むが、源氏は
  あまり訪れない。明石君はかつて源氏から贈られた琴を奏し、
  明石君の母の尼上はその音を耳にして、わびしさを歌に詠む。
〇身を変へて一人帰れる山里に 聞きしに似たる松風ぞ吹く  明石の尼君
「返歌」
☆訪ねしは 秋の愁いに かこつけて 明石の君に こころ届ける
註)紫式部集・10 
〇もみぢ葉を さそふ嵐は はやけれど木(こ)のしたならで 行く心かは
「返歌」
☆街並みは 秋の風情も 華やいで 色づく景色 もみじに染まる
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今回は「明石の母、尼君」「紫式部の友」が詠まれた歌への返歌を、それぞれ
 一首ずつ詠んで頂きました。
 一首目は、明石君の母、尼君の歌ですが「尼姿となって一人帰ってきた山里に
 明石の浦で昔聞いたことがあるような松風が吹いている」と、娘が光源氏を
 待ちわびる寂しく辛い想いを、思いやりながら詠っていますね。
 その歌への作者の返歌は「こころ届ける」として、娘を想う母の心情が表れて
 いるとも読めますし、光源氏が明石君を思いつつ「訪ねてきましたよ」とも
 解釈できますね。いずれの解釈でも、明石君への思いやりが滲む温かな歌と
 考えます。
 二首目の元歌は、紫式部の友の詠んだ歌ですが「紅葉を誘う嵐は激しいけれど、
 この都ではないところへは行く気にはなれません」と解釈できます。しかし、
 この歌への返歌として、作者は「街並みは秋の風情も華やいで」と友の意図を
 かわして詠んでいます。しかし、友の想いをおもんばかり、「木の下=都」で、
 もみじ葉を眺めたいとのあなたの思いは私も同じですよ、との想いを込めた
 返歌にしてみました。いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★もみぢ葉を木の下でこそ眺めんと 君の想いは吾の思いに

【詞書】ブログ友のクリンさんの記事で、江戸川乱歩の「押絵と旅する男」を
  読ませて頂いて、又コメント欄での朗読の紹介から、佐野史郎さんの朗読を
  聞きまして、その世界に惹かれました。
  又、亡き母は押絵とか陶器、掛軸、色々なものを残しており、いつまでも
  捨てられずにおります。そのことで三首出詠いたします。
☆不可思議な押絵に生くるおもひびと 妖しき乱歩の世界に惹かる
☆妣(はは)作の押絵の女(ひと)の白き顔 たおやなる目は何語らむや
☆断捨離の最中なれど妣(はは)のもの しばし眺めて 又箱の中
                         みっちっちさん
【解説】
 今回は「妖しき乱歩の世界」「亡き母」について詠んで頂きましたが、
 いずれも調べが良く、心楽しく鑑賞させて頂きました。
 特に、三首目は、断捨離という行為の中で、亡くなったお母様の遺品に
 向き合う心情を趣き深く表現しています。
 物を手放すことの決断と、それにまつわる感情の葛藤が無理なく表現
 されています。物を手に取り、一時的に思い出に浸るものの、最終的には
 また箱にしまうという行動が、前に進もうとする作者の意志とは裏腹に
 過去とのつながりは捨てがたく、保っていたいとの思いが示されています。
 淡々とした言葉の中にも、愛情と哀しみが込められていて心に深く響く
 歌と考えます。

【詞書】春の到来を詠ませて頂きました。
☆お水取り 過ぎて 春の温かさ 桜開花はもう目の前に
【詞書】南天を植えたことを詠ませて頂きました。
☆枯れかけた白南天を 庭に植え 気分は正に花咲か爺さん
【詞書】卒園・卒業シーズンを詠ませて頂きました。
☆弥生月 卒園・卒業 別れ月 金沢発の特急のごと
                         西BOOさん
【解説】
 「桜開花」「花咲か爺さん」「弥生月」と、春を先取りしたテーマで
 味わい深く三首を詠んで頂きました。
 一首目、「お水取り」は、春の訪れを告げる風物詩として長いこと親しまれて
 きました。天平勝宝4(752)年に始められ、現在まで途切れることなく続けられ、
 今年で1273回となることこと。正に、歴史と伝統に裏付け
られた悔過法要
 ですね。

 この歌は、春の訪れと、それに伴う自然の変化を美しく表現しています。
 「お水取り」は前述しましたように、春の節目を象徴する行事であり、
 その後の温かさが、桜の開花を予感させるとの情景が素直に描かれています。
 総じて、季節の移り変わりと、それを待ちわびる心情がワクワク感とともに
 伝わってくる爽やかな歌と思います。

     「ラッパ水仙 白」

【詞書】松花堂には竹林が多く、水琴窟の音と竹の葉ずれが、絶妙の
  バランスで楽しませてくれました。
☆ひそやかに水琴窟は音澄みて 地底の楽も春を奏でる
【詞書】食事の後片付け 春のやわらかい水で洗っていると何だか
  気持ちがほぐれて楽しい気分になります。
☆ほとばしる水に茶碗を濯ぎつつ 裡なる鬱もさらり流して
【詞書】サツマイモを見ると子供の頃母がよく作ってくれたお粥に
  サツマイモを入た甘みと塩味を懐かしく思い出します。
☆早朝の厨に甘藷の粥を炊く 亡母の味して腹満ち足りぬ
                         夕庵さん
【解説】
 「水琴窟」「やわらかい水」「甘藷の粥」をテーマに、それぞれ情趣豊かに
 詠って頂きました。

 特に、一首目の松花堂庭園は、華やかな寛永文化の中心となって活躍した
 文人僧・松花堂昭乗ゆかりの庭園とのこと。「水琴窟の音と竹の
葉ずれ」の
 コラボレーションは、風情とともに「和の極み」でもありますね。

 この歌は、自然の静けさと春の訪れを結びつける繊細な情景描写が優れて
 いますし、「水琴窟は音澄みて」と表現することで、静かで
ありながらも、
 生き生きとした春の訪れを感じることができます。
また、締めの結句も
 効いています。

 二首目、三首目は、何れも下の句の詠いぶりが見事です。

【詞書】YouTube短歌:春の河 スメタナ『わが祖国』より
  「ブルタバ(モルダウ)」を聴いて
☆その河は静かに流れ
   ゆっくりと春を告げながら光輝く
                         自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 「我が祖国」は、ベドルジフ・スメタナの代表的な管弦楽曲で、1874年
 から1879年にかけて作曲された6つの交響詩からなる連作交響詩。第2曲
 ブルタバ(ドイツ語名モルダウ)が特に著名です。初演は1875年4日4日、
 プラハ国民劇場だそうです。スメタナは、以下の詩をこの曲で述べている
 そうです。
 「この曲は、ヴルタヴァ川の流れを描写している。ヴルタヴァ川は、
 Teplá Vltava と Studená Vltava と呼ばれる2つの源流から流れだし、
 それらが合流し一つの流れとなる。そして森林や牧草地を経て、農夫たち
 の結婚式の傍を流れる。夜となり、月光の下、水の妖精たちが舞う。岩に
 潰され廃墟となった気高き城と宮殿の傍を流れ、ヴルタヴァ川は聖ヤン
 (ヨハネ)の急流 で渦を巻く。そこを抜けると、川幅が広がりながら
 ヴィシェフラドの傍を流れてプラハへと流れる。そして長い流れを経て、
 最後はラベ川(ドイツ語名:エルベ川)へと消えていく。」ハプスブルグ
 家の支配から民族独立しようとするチェコ人の気運の高まりと共に、
 この曲は演奏されたそうです。
 以下のURLに、我が祖国の曲を貼付しておりますので、雄大な流れを
 感じて戴ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/29b14d7f72771964c9b8427905176005
【解説】
 スメタナ『わが祖国』の「モルダウ」は、私も好きな曲のひとつですが、
 改めてユーチューブの曲をしみじみ視聴させて頂きました。
 詠まれた歌は、静かに流れる大河を題材に、春の訪れを鮮やかに描写し、
 清流、生命の息吹、そして光輝く水面を想像させ、私たちに希望と活力を
 与えてくれます。詠歌からスメタナの曲の旋律を思い浮かべることもでき、
 五感を通して春の訪れを表現した、美しい歌と考えます。
 なお、『わが祖国』は、チェコ音楽の代表作として世界中の人々にで
 愛されていますが、スメタナの民族主義的な音楽は、チェコ国民の
 アイデンティティの形成に大きな役割を果たしと言われていますね。
 優れた音楽は人々を鼓舞する力となることを、改めて痛感しました。

【詞書】日本時間今朝6時45分頃に、MLBドジャースの大谷翔平選手の通訳
  だった水原一平氏の違法賭博に関わる一連の事柄について、
大谷選手
  自身が会見を行いました。大谷選手は、自身は賭博には
一切関わって
  いない事や、それに関わる送金を自分ではしていない
事、韓国での
  開幕戦初日の後に聞いた事など、時にはメモに視線を
落としながらも
  はっきりと話しました。質疑応答が無いことに
不満を表す人やマスコミ
  もありましたが、まだ警察等の調査中で、
大谷選手サイドでも全て
  判っているわけでもないでしょうから、
それは仕方ない事かな?と
  私は思います。最も信頼していた、
通訳以外の幾つもの仕事をこなして
  いた水原氏の裏切りとも
言えるこの一件は、アメリカのファンをはじめ、
  日本全国に衝撃が
走りました。きっと開幕戦があった韓国のファンの
  方々も同様かと
思います。口さがない人々は、「大谷選手自身が(違法
  賭博を)やって
たんだよ」「永久追放だ」など言ってるようですが
  (数年前の選手は
罰金だったかと)勝手な騒音などお構いなしに、捜査は
  進んでいる
ことでしょうから、いつか真相が明らかになるだろうし、
  なって
ほしいものです。
☆真相は未だグレーの霧の中
     晴れてやロスの青空の様に
【詞書】次期戦闘機の第三国への輸出が閣議決定されたそうです。協定
  を結ぶ15カ国に限るんだとか…。世の中には“横流し”なんていう
  言葉もあるんやけどなあ…。協定外のどっか他の国に売り飛ばされ
  たらどうすんねん?!…なんてことが頭をよぎります。その昔某企業
  がソ連(そのくらい前です)に、スクリューを売った…なんて叩かれて
  ましたが(大川興業がそれについてはパロディソングを歌って
  ました。オチが可笑しかった「上手いなあ」って…)、日本が作った
  武器が人を大勢殺したりする可能性を想像した事あるんでしょうか
  ね?…もっとも、その辺に売っててラジコン飛行機とかを好きな人
  とか普通に買えるモーターか何かの機械が、ウクライナVSロシアの
  戦争で攻撃か偵察かに使われたドローンに使用されていたとか何と
  かいう話も聞いたことがありますから、悲しいかな人間は何だって
  武器として利用するのか、と暗鬱とした気持ちになった事があり
  ますが…。これだけあちこち戦いが尽きないと、“黒い幽霊団
  (ブラックゴーストfrom「サイボーグ009」”って本当に有るん
  ちゃうか…と、危惧してしまいます…。
☆にんまりと“死の商人”達ほくそ笑む 「次期戦闘機の輸出」の決定
【詞書】26日0:00頃。…せっかく「2355」(NHKのEテレの番組です。
  25日のこの回は「ISS通過中」という歌が流れました)が0時になる
  直前に満月である事、月面の“SLIM”が今このあたり(画面で
  示してくれてました)に居る事を言って、「月に思いを馳せて
  みては…」みたいに言ってくれたのに……晩から雨が降ってて、
  何かその瞬間にやたら音が大きく聞こえた気がしました…。
  アメリカでは、芋虫も動き出す季節という意味だかで、
  “WORM MOON”と言うそうです。…あの時間に晴れた夜空で
  綺麗に満月が見られた場所があったんでしょうか…?
☆「2355(にさんごご)」のラストで
    「今夜は満月」と聞く窓の外 めっちゃ土砂降り
                        ちがやねこさん
【解説】
 今回も、「水原一平氏の違法賭博」「次期戦闘機の輸出」「ISS通過中」と
 最もホットなテーマに切り込み、手際よく詠って頂きましたが、時事詠から
 多くの学びを得ることができました。
 特に、二首目は、かつてから日本国政府が採ってきた武器輸出規制及び、
 運用面の原則「武器輸出禁止三原則」を、国会の決議を経ずに閣議決定
 のみで、なし崩しにうやむやにすると言う暴挙とも言える事柄が、背景に
 あります。
 この歌は、膨大な国家予算が原則をないがしろにしたまま国会決議を経ず、
 “死の商人”の為に使われる危険性をはらんでいることにユーモアを交えつつ
 警鐘をならしています。このような直截な指摘を詠う意味は大きいと
 考えます。
 三首目、土砂降りで、せっかくの「WORM MOON」が眺められずに残念
 でしたね。月面での“SLIM”の「つつがなき」ミッション遂行継続を
 祈りたいと思います。

☆落ち椿 踏まず避けゆく人のいる 森の小径に揺れる木洩れ日
                         ポエット・M
【解説】
 この歌は、いつも訪ねる観音崎公園での寸景を詠んでみました。
 この公園は、藪椿が森のそこかしこに植えられ、暮れから色鮮やかに咲き
 始め、既に
落花を迎える木々も数多あります。落ち椿は森の小径を紅に
 鮮やかに埋めて
いますが、多くの方はそれを避けて逍遥しています。
 そんなさり気ない
優しさを示す人々と、小径にそそぐ木漏れ日の揺れている
 情景を詠んで
みました。
 色鮮やかな落ち椿を、踏まないように避けて歩く人の繊細な心遣いが嬉しくて、
 何とか詠んでみましたが、少し平凡な感も否めませんね。

 
     「咲き初める 日本桜草」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(32)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。に
     
13.「短歌の章」 安房の海山(1)

   如月の海の潮騒さやけくて
           菜種黄に咲き春早き安房
            
   汐満ちて渚の岩に波あがる
           この静けさのうつつにぞ居る

   空の青かくばかりなりしか 仰ぎ見て
           たまきはる命たしかむとす
  
【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】
 チョウキチさんよりコメントを頂きましたので掲載致します。
  「世の動き」 
   歌にも世の動きを取り入れると生き生き感が出て新鮮に感じます。

 ポエット・Mの返答コメント
  いつも、「水曜サロン」を見守って頂き、また心の籠った歌評も頂き
  ありがとうございます。
  おっしゃる通りですね。短歌も世情を抜きに詠むことは出来ませんので
  世の動きをウオッチしつつ、そのもとで暮らす人の想いに寄り添いながら、
  その一人一人の在り方に学び、感じながら歌に紡いでいくことが求められて
  いると感じます。

  「生き生き感が出て新鮮に感じます」との、チョウキチさんのコメントを
  嬉しさと共に、励ましと受け止めさせて頂きます。一行の詩という、ささやか
  でありながら、長い伝統の中で磨かれ、継承されてきた文学に「水曜サロン」
  に集う皆さんと共に、学びつつ取り組んでいきたいと思っています。


     「咲き競う 雪柳」

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字程度にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
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 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

コメント (12)
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