チャムとウイジとナナとモモ

アメリカ生まれのチャムとウイジの近況を、
日本のおじいちゃんに報告してます。
通りすがりの方も、どうぞごゆっくり~。

スコットランド旅行5

2018-07-04 | 育児
バス旅行2日目です。
ホテルの食堂から。
道幅が狭くてなんとなく安心しますね。



朝七時半に出発するというので、七時に慌ててご飯食べます。
ホテルの朝食。
黒いひらべっこい丸いのが血のソーセージです。
食べ物がないので致し方なく作られていたというイメージのソーセージですが、別に味は悪くないです。
これだけ食べろと言われると多くは食べられないですが、パンに乗せたりソースをかけたりして食べたらいいと思います。



バスに乗り込み、スカイ島を目指します。
今回なぜバスツアーに申し込んだかというと、スカイ島に行きたかったのです。
熊夫さんの一族が中世から住んでいたところがスカイ島なのです。
自力で行くにはアクセスも島内の移動もなかなか大変そうだったので、ツアーなら寝てても連れてってくれるから良いかなーと思って。

途中のトイレ休憩。
駅の写真を撮る人と、それを眺める鹿。
鹿はスカンジナビアから渡ってきたそうで、スコットランドの野生動物では一番大きい動物だそうです。



Carron湖というところ。
いつも雲がドラマチックですよね…。
南カリフォルニアはあんまり雲が出ないので。



この道は土砂崩れで埋まったことがあって、その時は迂回路を使うのにすごく時間がかかったとバスの運転手さんが言っていました。



野草が可憐です。



この花が沢山咲いていてかわいいと思ったのですが、折れてたのでまじまじと観察してみました。



先っぽのまだ咲いてないところとかかわいいですね。



まじまじと見ていたら、バスの運転手さんに「その花は心臓病の薬とかに使われるからあまり触らない方が良い」と言われました。
そうなの。



湖の歴史を説明している看板。



ちょっと見えにくいですが、対岸に数十人が住む村があり、1000年以上湖を渡る人の船頭などをして暮らしているそうです。
人が住んでるんだー。



スカイ島に渡る橋がある街、Loch Alsh。
海のにおいがしますね。
海の水は澄んでいてきれいです。



遠くに橋が架かっているのが見えます。
ちょうど、風力発電に使う風車の羽を運ぶ車が通過していました。
途中すれ違ったのですが、羽ちょーでっかいんですよ。
三本くらいすれ違うのに、数十分かかりました。

これから行くスカイ島は、ヨーロッパでもっとも風の強いところです。
そして人口は一万人を切っています。



着いたー!
泥湿地帯ですよ。
いたるところに水が流れていて、湖だらけで、あちこちの岩から水が染み出て大小さまざまな滝が沢山あります。



無数にある川の一つです。



水はもちろん冷たいです。
そして風も冷たいです。



遠目には平らっぽく見えるのですが、足場はあまりよくないです。



こちら私が沈んだ湿地です。
靴が水浸しで寒いです。



ところどころに白いものがあるのですが。



正体は野生のコットンです。
フワフワ。



更にバスに乗って、スリガハンという村に到着です。
突然魅力的な公園が。
もしチャム&ウイジと来ていたら、ここで二時間くらい足止めされてしまったことでしょう。
いやしかし寒いから遊んでいられないかもしれない…。



土地がびしょびしょですよー。



この川。
向こう岸にマクドナルド一族、こちら側にマクラウド一族(熊夫さんの一族の親玉)が住んでおりまして、数世紀にわたりいがみ合っていたそうです。

ある時、和睦のためにマクラウド一族でミスコンを開き世界一の美人を選び、マクドナルド一族の王子と結婚させることにしたそうです。
ところがこの川を渡るときに、花嫁が顔面から落馬してしまい顔がぐしゃぐしゃになってしまいました。
マクラウド一族は「ま、いいか」と花嫁にベールをかぶせてマクドナルド一族に引き渡しました。
結婚式で花嫁にキスをしようとベールをまくったところ、目玉がべろーんと飛び出た花嫁の顔にびっくりしたマクドナルドさんは、怒って花嫁を追いかけます。
走って逃げてきた花嫁は、この魔法の川の水に顔を七秒間浸けて、自然乾燥させたらあら不思議。
元の世界一美しい顔に戻り、めでたくマクドナルドさんと結婚したのでした。

という突っ込みどころ満載の伝説の川であります。
今でも川に七秒顔を浸けて自然乾燥させると美人になると人気です。
女性陣はマスカラが落ちるからか、結局誰もやらなかったのですが、ツアーの男性陣はみんなトライしていました。
熊夫さんもやってみたので、今は世界一美人になっています。



しかし伝説の色々いい加減なところは熊夫さんのDNAを感じますね。



さて、お昼のためにスカイ島最大の街、ポートリーに来ました。
人口2000人程度だそうです。

The Caledonian Cafeというところにしました。
フィッシュアンドチップスが美味しいという噂だったので。
スカイ島で作られている地ビールを飲みながら。
ビールはアルコール度数が低くて飲みやすいです。
だいたい3~5パーセント程度です。



巨大なフィッシュアンドチップス。
タラです。
美味しかったです。
でもやっぱり揚げ物をこのサイズで食べるのはなかなか厳しい…。
衣だけ半分残した中年です。



レジの前でジェラートを買ってしまいました。
寒いのに。



更にバスに乗って、北へ北へ。
スカイ島と言えば、必ずこの写真が出てくるオールド・マン・オブ・ストール(ちょこんと立ってる岩です)。
ハイキングする時間がないので、遠目から撮影してずんずん行きます。



スコットランドの国花、アザミ。
やたら棘がフレッシュでざくざく指に刺さります。
本島で見たやつはもうちょっと優しかったのに…。
自然の厳しさがそうさせるのでしょうか。



ドラマチック…。



海に流れ込む滝、キルト・ロックです。

皆様私先ほど調子に乗ってビール飲んでましたが、もうトイレ行きたくてこの時死んでいました。



あートイレ行きてー…。

しかもここ平原しかなくて…。
ちょっと木陰に隠れて用を足すこともできません。。。
トイレ…。

バスの運転手さんに頼んで、すぐにトイレ休憩をはさんでもらいました。
もう二度とバス旅行の途中でビール飲まないよ…。
心に刻んだよ。

でもってコンビニのトイレに、すごい列で並んでて、もう申し訳ないけど「私もう無理だから先に行かせて!」と宣言したら、一番前に入れてもらえました。
ありがとう、みんな。



心落ち着けて、次のスポットがこちらQuiraing。
ちょっとバスを停めるところがなかったので、近くの墓地の駐車場をお借りして。



ここでは様々な映画が撮影されました。
ロブ・ロイとか。



わー。
360度何もない!
動画も撮りましたが、音声にびゅおおおおおおびゅおおおおおおびゅおおおおおおと風の音が入っており、立っていると髪の毛がこそげ取れそうなほど舞い上がっておりました。



まっさーん。



何もないと言いながら、おそらく昔の人がなんか土地を区切ろうとした感じの石のたまり場が点々とあります。



あと羊もいます。
羊にペンキが塗ってあるので、誰かの羊だと思います。



遠目には美しい緑地ですが、もちろん羊のうん〇だらけです。
実はずっとうん〇だらけだったのです。
初めのうちこそ踏まないように…とか思っていましたが、これだけあればもう踏まないでいることはできません。
羊と共に生きよう うん〇と共に冬を越え うん〇と共に春を歌おう。
羊とうん〇は離れては生きられないのよ。



また人工物。
もしかして家か塀だったのかな?



羊。
人が近づくとすっと距離を置いて去っていきます。
ツアーには小さな子供も参加していたのですが、子供らは羊を追いかけてあちこち爆走していました。
元気だな…。
バスの中にずっと座ってたらパワー余っちゃうんでしょうね。



そしてうん〇と共に点々と、羊毛が落ちています。
羊毛フェルトを趣味にしているおばちゃんがせっせと拾い集めて、巨大な球にしていました。
これ洗浄したらきれいになるのかな。



360度カメラで撮影しているGoogleの人みたいな熊夫さん。

この後、窪地に落ちて足首をがっつりひねった熊夫さん。
この写真を撮った時、私は頭の隅で「あーあんなボコボコしている所…熊夫さん転びそう…」とぼんやりと考えていたので、その通りになって申し訳ないです。
これを書いている今、松葉杖をついている熊夫さん。



更に進んで、海に突き出た崖の上のDuntlum城。
急に陸地が終わるですね。



こちらがお城。
ち、小さい?
手前の塔みたいのなんでしょうね。
貯蔵庫?



お城の主みたいな羊。
人はお城に近づけないのですが、羊は自由です。



良い眺めですね。
敵が来てもすぐ見えそう。



こんな風に飛び出てます。
確かに守りに堅そうではあるのですが、私の中で「背水の陣」という言葉が響きます。
これ敵に陸側からツンツンされたらどうするんでしょうね。
海に落ちちゃいますね。



崖に近づくと、こういうボコンと落ちているとこが増えてきて。



ボスンと土地が終わります。
海水浴など許さない。



バスに乗って、スカイ島暮らしの博物館へ。
博物館はもう閉まっていましたが、近くの墓地へ。
アレクサンダー・マクイーンのお墓です。
こんな小さな島の出身だったんですね。
ここから世界に出ていくって大したものだと思います。



こちらはフローラ・マクドナルドのお墓。
高く立てすぎたのか、強風で十字架の頭が割れて落ちてしまったので、後ろから補強されています。



お墓にみっちり苔みたいのが付いているんですが。



これ、触ってみたらすごい堅い!
ちくちくです。
自然が過酷です。



帰りは疲れてしまって、寝ているうちにスカイ島から出ていました。
最後の寄り道がアイリーン・ドナン城です。
湖の中のお城。



ジャコバイト反乱の時に壊れ、最近修復されました。
火薬を沢山お城に詰めて備えてたら爆発しちゃったそうです。



蟹とか獲れるんですかね…?



インバネスに再び戻ってまいりました。
時間が押し押しで、戻った時にはレストランが閉まりそうな9時頃。
降ろされたところでぱっとレストランに入りました。
Primeというステーキ屋さんでした。

私はあんまりおなかがすいていなかったので、カクテルちょっとと熊夫さんの食べ物をちょいちょいつまんで。



地元産牡蠣は小ぶりでした。



前菜の魚。
ぱりぱり。



熊夫さんのシチュー。
ジャガイモ美味しいのです。



熊夫さんが隙あらば頼むんですけど、ムール貝。
私はあまりムール貝を好いてはいないのですが…



豚肉とパスタ。
熊夫さん食べすぎでは…。



聖アンドリュー教会まで歩いて戻って、ホテル到着です。
この間ずっと足を引きずっている熊夫さん。
薬局も開いていないので、湿布も買えず。

明日はバス最終日です。





さて、ちょっとこれから日本に行かないといけないのですが、スコットランド編を終わらせることができませんでした。
パソコン持って行ったら続き書けるかもしれませんが、その時間がないかもしれません。
パソコンか時間が無かったら、次回の更新が8月になります。
待っててセニョリータ。
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