日本に3週間ほど里帰りしていました。このため記事更新できず、訪ねていただいた皆様、ごめんなさい。
家族と再会でき、日本ならではの新鮮な刺身やおせんべい、楽しみました。
4月に入り、花粉が大量に飛び散っていました。バンクーバーを出発する前に、操体の先生に花粉症対策の施術をしてもらえばよかったのですが、どうしようかと悩んでいるうちに、機会を喪失。結果、滞在中の最後の週は、夜、眠れなくなってしまいました。
バンクーバーに帰ってきてすぐに操体の予約を入れ、施術してもらいました。
「問題は、首にある」
でも首にはほとんど触らず、背骨や足の神経を調整。
最後に、自分でもできる花粉症対策の体操を教わりました。これで大丈夫!
花粉症は、からだの中に病原菌などが入ってきたとき、白血球がやっつけようとするシステムで起きるとされています。敵は、からだに害のない花粉。それを白血球は、毒だと判断してしまう。なぜかはまだわかっていません。毒を消そうとするが、花粉は毒ではないから、消せない。それが理解できない白血球、さらに増幅。増えた白血球は、役目果たせず死んでいくのですが、そのときに敵をやっつける強力な液体をばらまいてしまう。それが、鼻や目、顔の皮膚などの細胞を傷つける。傷ついた場所を修復するため、さらなる白血球が集まる。鼻水は、白血球の死体で、鼻詰まりは、炎症によって花の内側の皮膚がふくれあがることでおきる。
花粉症に良いとされているヨーグルトやしょうが、高価な中国茶その他は、白血球をなだめる役目があるらしい。体に取り入れた食品類が、その人の白血球に働きかけられれば、症状は和らいだり消える。
実際に、昔、乾燥しょうが入り紅茶アールグレイを2年間大量に飲み続けた時は、症状が完全に消えました。たばこを大量に吸う人は、近寄っただけでたばこ臭いのですが、わたしも、体中にしょうがとアールグレイが染みわたり、シーツや服などに匂いが付くほどで、人に気づかれるのではと、ひどくいやでした。でもとにかくそのときは、完治。
バンクーバーに来て、種類の違う木々に反応しはじめ、3年ほど前から花粉症がひどく出るようになりました。それがあって、1年半前に、ハーブや鉱石の結晶、ビタミン剤を使った治療を開始。症状は少し良くなりました。
でも、決定的に良くなったのは、操体でした。骨に沿った神経の流れを整えることで、花粉が体に入ってきても、白血球が異常に反応しなくなる。その結果、症状が治まる。
カイロプラクティックのサイトを読んでいると、腰痛や頭痛などを治す目的できた人たちが、おまけとして花粉症が治ってしまったという報告がときたまあります。神経の流れを整えることで、花粉症が結果として改善される。
どんなに花粉が飛んでも、花粉症にならない人がいます。たとえば、わたしの両親。その両親から生まれた子どもなら、花粉症にならない確率が高いはず。でもなっている。
花粉が免疫に影響して花粉症が起きると考えるより、その人の生活習慣に問題があり、首周りの神経が圧迫され、それが花粉症と関係していると考えたほうが、わたしの場合は合点がいく。
では、どんな人が花粉症になりやすいのか。
首や肩の筋肉が弱かったりバランスが取れていない。
例: ほおづえをよくつく。
肩が凝りやすい。
肩の筋肉が固い。
猫背になりやすい。
立った時の姿勢が良くない。
座ったときの姿勢が良くない。
あごが小さい。
食べ物に柔らかいものが多い。
よく噛まないで食べる。
花粉症の皆様、いかがでしょうか? わたしは、猫背以外当てはまってしまいます。