浅草寺の子院の一つです。

 

隅田川に近い小高い丘(待乳山)に位置します。この"待乳山"は595年(推古天皇3年)9月に出現し、龍が守護したと伝えられていて、浅草寺の山号(金龍山)の由来とされています。601年(推古天皇9年)にこの地方が旱魃に見舞われたとき、歓喜天が安置されたと伝えられています。

 

その後、平安時代の857年(天安元年)、慈覚大師が東国巡拝のおり、21日の間浴油修行をし、国家安泰、庶民の生活安定を祈願。十一面観世音菩薩像を彫って奉安したとのこと。

 

境内には、お供えするための大根が売られています。この大根の山がなかなかのもの。平日でも100本、休日は200本ほども用意されているのだとか。大根をお供えすることで心の毒が清められるとのことで、御本尊の前には、沢山の大根が並べられています。この大根は、翌日には御本尊様のお下がりとして無料で参拝者に振舞われます。

 

毎年、1月7日には"大根まつり"が行われ、その日は参拝者にふろふき大根が振舞われます。

 

提灯、屋根の下などの彫刻、石碑...。あちらこちらに無病息災、夫婦和合、子孫繁栄を意味する二股大根を目にすることができます。

 

本堂内も拝観時間内であれば、自由に拝観することができます。

 

本堂裏には庭園もあります。

 

本堂は高台の上にあるのですが、ふもとにある駐車場に降りるためのゴンドラ(さくらレール)が設置され、足の不自由な参拝者への配慮もされています。

 

浅草名所七福神の毘沙門天も奉られています。

 

 

御本尊御朱印

毘沙門天御朱印

2016年(平成28年)4月26日拝受


本龍院(ほんりゅういん)/待乳山聖天(まつちやましょうでん)
宗旨:聖観音宗

本尊:大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)、十一面観音菩薩
所在地:東京都台東区浅草7-4-1

アクセス:浅草駅(都営地下鉄、東京メトロ、東武線)徒歩10分

本堂開堂時間:6:00~16:30(4~9月)、6:30~16:30(10~3月)

事務所受付時間:8:30~16:30      

 

 

公式サイト

http://www.matsuchiyama.jp/