新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月18日 その2 3M Clubで懇談した

2020-02-18 15:46:45 | コラム
久し振りに3Mが揃って:

前回を何時開催できたかの記憶がなかったほど間が空いて、漸く我ら3人が揃って昼食を挟んで語り合った。主な話題だけを採り上げてみる。

カリフォルニア州における我が国の新型ウイルスに関する報道:
どうやらSM氏が意を決して一時帰国をすると言った背景にあったのは、彼の地における報道では日本国内における武漢からの帰国者の他に、武漢と何らかの関連があった感染者の数に更にダイアモンド・プリンセス号上の感染者分が上乗せしたので危機感を覚えていたようだった。また、アメリカではフルーが猛威を振るっており死者が1万人を超えたという件も、西海岸のカリフォルニア州とは無縁のようで、SM氏は「何のことか」と怪訝な顔をしていた。アメリかでは少しでも武漢に入った者や湖北省醗酵のパスポートは入国拒否を徹底したので、我が国の緩やかさと対照的になっていた点も問題視されているとか。

トランプ大統領の再選と評価:
矢張り大方が見るところ、民主党内があれほどゴタゴタしているのでは、トランプ大統領が再選される可能性は高いと見られているようだ。それは、如何にオバマ大統領が残した実績を潰しているだけの如くに見えるトランプ流の手法でも、景気は相変わらず好調で失業率は低く(雇用が安定)抑えられている状況では、彼に対する支持は揺るがないのだそうだ。労働者階層以下の支持率の40%台を維持している上に、知識階級からも20%近くが加わっているのだから強いのだと。しかも、トランプ大統領が十分な知識の裏付け無しに無理矢理に推進した政策でも失敗している例がないのだ強みになっているそうだ。

一方の民主党では有力と看做されていた候補者が皆左寄りで、しかも高齢とあってはトランプ大統領に勝てるかどうかは極めて疑問だとのこと。そこに現れたButtigieg(バテイジェッジかブテイジエッジカは未だに判然としていないとか)は若き中道派でJFKの再来かも知れないと人気が出ている。だが、SM氏は問題があると指摘した。それはアメリカ国内で多数派であるエバンジェリカルはLGBTを排除するので、Buttigiegには不利な条件となるからだそうだ。一方では「もしかすると再出馬」とされているヒラリー・クリントンは“never said never again.”と言っているとか。その際はブルームバグとの組み合わせが良いとの噂がある由だ。

トランプ政治の我が国で報じられていない面:
一部では喝采されている南アメリカ等々から移民締め出しや、既に住み着いている親子でも分断して強制帰国させている方策の、負の面が現れているのだそうだ。それは、雑役夫や用務員等々の下位にある仕事をしていた者たちが送還されてしまい、その仕事をアメリカ人がしたがらないので人手不足で困っているとのこと。更に、トランプ大統領の方針では「留学生ヴィザで入国してきた者たち(多くは中国人)に対しては、学業を終えたら就職せず帰国せよ」とばかりに返してしまっているので、そういう連中に依存してきた分野では人手不足が生じている。

我が国で報道されたこともあったが、トランプ大統領は中国等の妊産婦がアメリカに入国して出産することを禁じたのも歓迎されている。この入国と出産の問題点は、家族の誰か一人がアメリカ国籍を取れば「呼び寄せ」という形で一家眷属が皆押し寄せてくるので、中国を主体とするアジア人が増えてしまうことなのだ。そういう連中が下層ののアメリカ人の職を奪ってきたので、、トランプ流の強引な不法移民送還策が歓迎される訳だという解説だった。

その他:
ボーイング社の危機が取り沙汰されている。ある観測では「民間機部門と軍用機部門に切り離さないと立ち行かなくなる」となっているとか。仮にも、ボーイング社がおかしくなると、大型の旅客機はエアバス380の独壇場になってしまうのではないか、YM氏が笑っていたのも印象的。私が在籍したW社が紙パ産業から撤退し、SM氏が在籍していたM社の合併に次ぐ合併で遂に社名が消えてしまったし、印刷用紙部門が消えてしまった。今昔の感に堪えない。



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