どうぶつ系専門学校で「ペットフード学」の講義を担当しています。

手作りごはんの実習授業をやらせていただきました。

 

今やいろいろな手作りごはんがある中で、「自然食」を選ぶ理由とは。

全ての犬が同じ犬ではないから、ごはんは違うはず。
体のパーツのかたちが似ているから、みんな便宜上人間に「ねこ」と呼ばれているけれど、猫は全員、違う動物。

 

だから、ごはんだって全員違う。

だけれど、ある程度犬と言われる動物の食事の基本は、ある。

その基本すら抑えずに作られている手作りご飯。
犬ごはんの基本に忠実過ぎてがんじがらめになっている人。
犬の基本なんかどーでもよくって自分のためにやっている手作りご飯。

いろいろある。

 

私がお伝えしているのは、犬猫を病気にしない、犬猫にとって自然な食事を目指す、世界でたった１頭の愛する犬・猫のための手作りごはん「自然食」

 

自然食は手作りごはんの一つの考え方だけれど、手作りご飯は自然食とは全然別の物です。

 

 

こんな感じ。

BARFと自然食もまた違う。
生食という共通項はあるけど。

 

誰に習うか。
どんな考え方で作るか。

基本はそこが大事だけれど、最終的には食べる犬猫それぞれに合っていて、健康でいられるごはんを目指す。
それが自然食です。

 

だから、ある程度の基本ルールはあるけれど、レシピはない。
他人のレシピに意味や価値はない。

食べる子が食べやすい。
きちんと胃に落ちる。
消化ができる。

目安としては、いい便がでる。
見た目にわかるような症状がなく、快適に過ごせる。

そんなごはんが自然食です。

犬猫が食べるなら何でもいい、ではなくて。

生肉が基本なのも、犬猫に合わせることが大事だから。

犬猫は、加熱をしない。
犬猫にとって、加熱したエサにはデメリットもある。

手作り食の一番のメリットは愛する犬猫を見るようになる。
愛する犬猫を想うようになるということです。

・手作りごはんにする理由
・手作りごはんの中でも「自然食」とは
・NG食材
・使用する食材
・体重当たりの食事量
・食材の割合

 

最低限の基本をお話ししました。
休日など時間があるときに、今日はフードじゃなくてお肉食べてみよっか♪

そんな時間を作ってもらえたら、犬猫は幸せを感じてくれるかな。

 

食材はトリモツ・鶏モモ・鶏むね

 

きゅうり・ブロッコリ・おくら・大葉・ニンジン・キャベツ

 

こんなにたくさん野菜はいらないです。
１食に２～３種入れれば十分。

見た目で７：３くらいを目安に作ってもらいました

 

盛り付け重視　モツとキンカンの抗酸化スタミナ犬ごはん

 

星形にカットしたニンジンがかわいい♪
お野菜もりもりごはん。

ちょっとお野菜が多めなので、これを食べると便が増えたり緩くなったり便に野菜が出たりするかもね。
そうなったら、野菜の量を調節してみてね。

なんて言いながら…

「正解」は食べてみないとわからない。
ごはんに「間違い」はない。

ごはんを通じて犬猫の声なき声を聴かせてもらう。

 

 

同じ食材なのに
肉の切り方、部位の選定、野菜のチョイス、盛り付けに個性がでます。

一緒に暮らす犬猫の体調を考える。
声なき声を聴きたい。
愛する犬猫を、もっと知りたい。

なんて、ほとんどの飼い主はそんなこと思っちゃいない。
想像したことすらない。

家族の痛みを知る。
家族の喜びを知る。

そこんところに興味を持ってもらうにはどうしたらいいのかなと。

私の課題です。

 

楽しんでもらえたかな。

犬と飼い主さんとで、こんな体験会ができたら楽しいだろうな～
わんこたちに食べてもらって。

需要はあるのだろうか…？



 

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