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昔の「ペストの記憶」が、今のコロナの心のワクチンになる

2020-09-13 09:03:46 | そのほか
100分de名著のまとめメモ、「コロナの記憶」の第一回



<<ペストの記憶 第一回パンデミックとどう向き合きあうか?>>

デフォー:パンデミック化のロンドンを書く
パンデミックとどう向き合えばいいのか、その難題に迫ります。

ダニエル デフォー:ロビンソンクルーソーの著者

原題:A Journal of Plague Year「ペストの年の日誌」
が「どうしてペストの記憶」?
→日誌ではなく、いろんなエピソードのよせあつめ
 HF(おじさん:へんりーふぉーHenry Foe?)が甥に語りついでいる

1722年出版:60年前のことを書いている
 →書き残す

ダニエル デフォー:不遇な人生:
 生まれた年、王政復古→イングランド国教会
  デフォー一家は国教会でないので差別、大学にも行けず
   →政治運動、ジャーナリズムへ
    新手のビジネス、大成功&大失敗、破産を繰り返す
   怪物的な人
 1719年:ロビンソンクルーソー
 1720年:フランス・マルセイユでペスト流行
 1722年:ペストの記憶
→1665年の流行は、疎開していたので実際に見ていたわけではないが、
 資料を集めてフィクションも入れて書き上げる
安定した生活が当たり前にない




■本の中身
・はじめに
 小説とは書いていない
 一貫したストーリーはない。
 こまごまとした出来事が書かれている
  奇書

・1664年12月
 ペスト:人により様々な症状・当時は原因不明の感染症

・ある親子
 母親、娘の太ももの内側に壊疽による斑点を見る
 →母親、気がふれてしまいけたたましく叫ぶ

・怪しい薬売り
 絶対の効能!ペスト予防にこの丸薬
 効果抜群:空気感染を防ぐ栄養ドリンク
 ・・・いっぱいあってとても数えきれない

・モラル崩壊
 ある裕福な夫人に、男が強制的にキス
  男:ペストにかかっている
  夫人:気絶して死んでしまう

・多くの人が逃げる
 HFは?

※人はこうなる可能性がある
 様々な語り方で書いている
  日記、医学書、小さな物語
 臨場感のある生々しいロンドンを再現した

 怪しい薬:現代は行政のトップもやりかねない
  →うがいぐすり
 今もSNSで:300年前からこの手法ある

 ある男の話:多くの人は冷静




■HF

馬具を扱う商売→移動できるが商品残すことに抵抗
 兄:逃げることに→HF,使用人と逃げる
 使用人:先に逃げる

 普通でない:神の意志「とどまれ?」→なら、神は守ってくれる

 兄:つまらない理由、ばかげている

 再び逃げよう
 →紙のお望みが目に見える:ここにとどまれ
 その後、体調を崩す→ロンドン出る気がなくなる
 ロンドンにとどまる:数多くの出来事目撃

※仕事に対する愛着、ロンドンへの愛着
 見てみたい好奇心→デフォーにもある? 
 揺れるところをちゃんと書いている

 うまく説明できないことを、うまく説明できないまま

 揺れを説明しない、不信感
 もやもやをすっきりさせようとすることが危険
 適切に恐れる、恐れている自分を恐れない

 心のワクチン、違う災害でも役立つ効能




※次回
 生命の安全か生計か、なにを基準に生きるか
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