「言葉」のコントロール。
これに心を砕いている人は、世の中あまり多くないかもしれません。

 

 

人間関係の問題を相談されるとき、
理由として一番多いなと感じるのが、
この「言葉」の問題です。

 

 

不用意な言葉によって傷つき、
それにより「言葉」の応酬がはじまってしまう。

最初は些細なことでも、それが増幅されてしまうのも、
この言葉のコントロールの難しい部分です。

 

 

この言葉には、
自身の感情のコントロールが出来ていないがために
そのまま言葉になって出してしまうパターン。

 

 

そして、
口癖や、出るにまかせて裏腹な言葉が出てしまうパターンの
2つが多いかと思います。

 

 

この言葉について気をつけるだけで、
人間関係の改善はかなり進むわけですが、
夫婦関係においてもこの「言葉」のコントロールが大切になります。

 

 

特に長い付き合いになり、
お互いに対して注意を払わなくなったとき、
問題が起きてくることが多い。

 

 

それは言い換えれば、
馴れ合いによって、互いに対し、敬意を払わなくなったときに起きるもの、
と言っても良いかもしれません。

 

 

やはり「親しき中にも礼儀あり」です。

 

 

その互いを思いやる心、
敬意を払う心、
こうしたものがあるだけでも、
言葉のコントロールはしやすくなります。

 

 

相手をコントロールしようとしても難しい。
しかし、自分を律し、言葉をコントロールすることは、
意志の力で可能です。

 

 

夫婦関係をはじめとする人間関係全般において、
この言葉のコントロールは重要です。

 

 

もちろん、
その人の過去の体験、コンプレックスやトラウマなど、
背景の違いによっても起きることがありますが、長くなるのでここでは割愛します。

 

 

しかし、
自分の努力次第でコントロール可能なのが、
この「言葉」の部分です。

 

 

そして、
言葉の部分は「思い」よりも気付きやすい。
実際に口に出しているので、
本人は気付かなくても、
周りの人が気付きます。

 

 

気になる方は、
普段接している人に自分がどんな言葉を発しているか
聞いてみても良いかもしれません。