プロ野球2018 外国人選手を振り返る 北海道日本ハムファイターズ編 | 巨人ファンのプロ野球ブログ

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他球団情報や獲得報道のあった外国人選手の情報、ドラフト情報などに興味あり

 

マイケル・トンキン 右投右打 1年目 年俸1億2000万円 29歳

1軍 53試合4勝4敗12S20H 防御率3.71 51.0回 33奪三振 4.06BB/9 5.82K/9 1.33WHIP

2軍 1試合0勝0敗 防御率0.00 1.0回 0奪三振 9.00BB/9 0.00K/9 2.00WHIP

【評】メジャー通算141試合登板し、増井マーティンが抜けた中継ぎ陣の強化を目的に2年契約を結んで、入団

開幕1軍入りを果たすと、4月4日楽天では来日初勝利翌5日には来日初セーブ抑え投手として4・5月12セーブを挙げる活躍を見せたが、6月6日広島セーブ機会に失敗すると、セットアッパーとして起用されるようになっていった

8月に入ると一気に状態を落とし10試合1勝2敗、防御率7.71と打ち込まれ、9月8日登録を抹消された。再昇格後勝ちパターンからは外されCSでも2試合防御率18.00と打ち込まれるなど苦しい状況のままシーズンを終えた

2年契約だったこともあり、来季も残留すると見られていたが12月6日契約を1年残した中で、退団が発表された

シーズン序盤勝利の方程式の一角を担った夏場状態を崩し、状態が上向かないままシーズンが進んでしまった印象もあるが、高身長の割にはボールに角度がなく制球も安定しない中で奪三振率が低いのはリリーフ投手と考えれば致命的な弱点だった

 

ニック・マルティネス 右投右打 1年目 年俸2億円 28歳

1軍 25試合10勝11敗 防御率3.51 161.2回 93奪三振 2.23BB/9 5.18K/9 1.29WHIP

【評】メジャー通算17勝を挙げ、大谷移籍し、手薄となっていた先発投手陣の補強として獲得

開幕ローテ入りし、3月31日西武6回2失点援護なく初黒星を喫したが、4月6日ロッテでは打たせて取る持ち味を見せ、9回2失点来日初勝利を来日初完投で挙げた

その後も先発ローテーションを守り、9月9日楽天2桁10勝目を挙げ、上沢と共に先発ローテの軸として活躍し、CSでは第2戦7回2失点で、ポストシーズン唯一の白星を挙げた

1年契約だった事もあり、12月2日自由契約選手として公示され、球団側残留交渉を進めているMLB球団興味を示しているとの報道もあり、アメリカ日本時間12月10日から始まるウインターミーティング後に去就が決まると見られる

10勝という数字以上に25試合中17試合クオリティースタートを達成するなど先発投手としては抜群の安定感を誇っている

 

ブライアン・ロドリゲス 右投右打 1年目 年俸5000万円 27歳

1軍 9試合3勝2敗 防御率5.26 37.2回 23奪三振 2.87BB/9 5.50K/9 1.41WHIP

2軍 16試合5勝5敗 防御率4.09 88.0回 47奪三振 4.70BB/9 4.81K/9 1.73WHIP

【評】メジャー経験こそないが、196cmの長身から角度があり、シンカーでゴロを築く投球スタイル評価され、入団

オープン戦中盤から状態を挙げると、故障者などが出た関係入団1年目ながらも開幕投手に抜擢された。

開幕西武では2回先制を許す3回には6連打を浴び一挙5失点3回持たず9安打8失点初黒星を許すと日に2軍落ち4月30日に再昇格し、同日のロッテ戦で先発するも3回4失点で2敗目を喫すると2軍落ち

2軍でも苦しい時期を過ごしたが、8月に入ると2軍で20イニングを投げ、防御率2.25好成績を残し、8月24日1軍昇格8月28日オリックスに先発し、持ち味の打たせて取る投球スタイルを発揮し、5回無失点来日初勝利を挙げた

その後は9月・10月粘り強い投球先発ローテを担いシーズンでは3勝を挙げ、11月22日来季の契約で合意した

オープン戦の頃からクイックモーション、牽制、フィールディングなどに課題があり、シーズン序盤その点を徹底的に突かれるなど苦しんだが、2か月のファーム調整などでしっかりと成長した姿見せれた事は大きかった

来季今年の経験をしっかり生かせるかどうかがカギとなりそうだ

 

オズワルド・アルシア 右投左打 1年目 年俸1億3000万円 27歳

1軍 89試合打率.222(284-63) 14本塁打 43打点 長打率.405 出塁率.315 OPS.720

2軍 9試合打率.222(18-4) 0本塁打 3打点 長打率.222 出塁率.517 OPS.739

【評】メジャー通算44本塁打を放ち、大谷に代わる主軸打者として期待されて、入団

3月30日西武との開幕戦では6番DHでスタメン出場し、翌日の試合では来日初安打を放った。4月17日西武では来日第1号となるホームランを放つと、4月28日ロッテではQVCマリンの場外に飛び出す特大のホームランを放つなどすさまじいパワーを見せた

しかし5月13日左太腿裏を痛め、登録を抹消されると5月末に復帰するも6月以降打撃不振に陥ると6月打率.1887月打率.136低迷

しかし8月に入ると2試合連続本塁打を放つなど復調し、打率.268、4本塁打、8打点を記録するも8月18日故障の影響で2軍に降格し、9月以降DH清宮などがスタメン出場し、出場機会が激減10月1軍に再昇格した後はDHでのスタメン出場増えCSでも3試合に出場したが、11月7日退団が発表された

持ち前の長打力というのは発揮できた一方で故障による離脱が多くシーズン中盤以降は清宮が昇格した事で安定して試合に出れない時期も続き調子を上げる術を失ってしまった印象もあった

 

ブランドン・レアード 右投右打 3年目 年俸3億円 31歳

1軍 120試合打率.233(450-105) 26本塁打 65打点 長打率.447 出塁率.309 OPS.756

【評】昨年は球団の外国籍選手では史上3人目となる3年連続30本塁打を達成し、今季2年契約の最終年のシーズンとなった

3月30日西武との開幕戦今季第1号となるホームランを放ち、幸先の良いスタートを切ると、シーズン通して5番三塁としてチームの主軸を担い続け、7月打率.328、7本塁打、14打点シーズン後半に向けて調子が上向いたかに見えた

しかし8月に入ると前月の好調が嘘かのような大不振に陥り、打率.158、3本塁打、31三振と苦しい時期が続き、9月18日試合前練習背中を負傷し、翌19日には左腹斜筋肉離れと診断され、戦線を離脱

懸命にリハビリをこなしたが、ポストシーズンでの復帰が叶わずにシーズンを終了。12月2日契約満了に伴い、自由契約選手と公示され、現状では残留交渉を続けているとの報道がある

今年26本塁打を放ったが66打点に終わるなど得点圏打率.222とと5番しては厳しい数値が残り、長打率キャリアワーストに留まるなど、現状の年俸ではコストパフォーマンスは悪いと感じてしまう

もし交渉が決裂すればNPB球団内での争奪戦もあり得そうだ