アンドリュー・アルバース 左投左打 1年目 年俸1億350万円 33歳
1軍 19試合9勝2敗 防御率3.08 114.0回 83奪三振 1.66BB/9 6.55K/9 1.11WHIP
2軍 2軍2勝0敗 防御率1.26 14.1回 8奪三振 0.63BB/9 5.02K/9 1.19WHIP
【評】17年はマリナーズで5勝を挙げる活躍し、先発左腕の補強を目指していたオリックスが獲得し、来日
オープン戦から好投を続けると、開幕ローテ入りし、初登板となった4月4日ロッテ戦で6回1失点8奪三振で来日初勝利を挙げると、5月は5試合4勝0敗、防御率2.78と好成績を挙げるなど6月末までにチームトップの9勝を挙げ、オールスターゲームにも監督推薦で出場し、第2戦で2回無失点で白星を挙げ、敢闘選手賞を受賞した
しかし8月に入ると腰痛を発症し、8月18日に2軍へ降格すると実戦への復帰を果たせぬまま、シーズンを終了。2桁勝利こそ逃したが、優秀な成績を挙げた
来季はレギュラーシーズン中の8月10日に2019年からの2年契約を結び、残留が決定している
回転数の高いストレートを主体とした投球で抜群の制球力を見せるなど、来季はローテの一角で2桁勝利を期待したい
ブランドン・ディクソン 右投右打 6年目 年俸2億1800万円(2018年から2年契約) 34歳
1軍 18試合4勝6敗 防御率3.55 99.0回 84奪三振 2.73BB/9 7.64K/9 1.21WHIP
2軍 3試合0勝1敗 防御率1.17 23.0回 18奪三振 0.78BB/9 7.04K/9 0.70WHIP
【評】2017年は8勝を挙げ、シーズン中に2018年からの2年契約を結び、2018年シーズンを迎えた
開幕ローテ入りを果たしたが、初登板から来日後ではワーストとなる4連敗を喫するなど苦しい状況が続き、5月12日日本ハム戦では清宮幸太郎にプロ入り初本塁打を献上し、この試合後に2軍に降格し、無期限の調整を命じられたが、6月1日から1軍に復帰
その後も好投しながらも白星がつかないという試合も続き、今季初勝利は、7月1日日本ハム戦で実に初登板から10試合目だった。その後4勝を挙げたが、9月1日に右肩の炎症と診断され、登録を抹消されると復帰することなくシーズンを終えた
わずか4勝ながらも17先発中10試合でクオリティースタートを達成するなど、先発としての力は示しており、契約最終年の来季は念願の2桁勝利を狙う
ドン・ローチ 右投右打 1年目 年俸3000万円 28歳
1軍 11試合2勝3敗 防御率5.01 50.1回 19奪三振 2.68BB/9 3.40K/9 1.55WHIP
【評】今季カブス3Aで16試合9勝2敗、防御率2.65を記録。先発陣に故障や不調が相次ぎ、外国人野手の状態が苦しい中で、先発陣の補強や外国人枠の再編成を期待され、途中加入
7月22日に1軍に昇格し、同日のロッテ戦で初登板初先発のマウンドに挙がったが、4.2回を投げ7安打2失点を記録
その後は先発で結果が出てこなかったが、8月12日ロッテ戦で延長10回に5番手として登板。前日先発したが志願してマウンドに挙がり、1回無失点で来日初勝利を挙げた
しかしその後は先発しても5回持たずに降板するケースも多く、アルバースやディクソンが離脱した穴を埋めきれず、9月26日に2軍に降格すると、再昇格する事はなく、シーズンを終了。11月26日に来季契約を更新しない事が発表された
一定の制球力の良さは見せるが、先発としてはに5回を投げ切れない試合が多く、ツーシームが思うように機能せず打ち込まれているデータも見られている
ステフェン・ロメロ 右投右打 2年目 年俸2億8750万円(2018年から3年契約) 30歳
1軍 119試合打率.237(443-105) 25本塁打 63打点 長打率.451 出塁率.313 OPS.765
【評】昨シーズンは来日1年目ながらも26本塁打を放ち、シーズン中に翌年からの3年契約を結んで2019年シーズンを迎えた
開幕から4番を任されていたが、状態が上がらずに打率1割台から2割台前半で低迷し、得点圏打率も2割台に満たないなど打撃不振が続いた
6月頃から復調の兆しを見せ始め、7月までにはシーズン18本塁打に到達するなど明るい兆しを見せ始めた
しかし8月1日には前日の試合で右脇腹を痛めた影響でほぼ1か月間離脱するなど、低迷していたチーム状況の中では大きな痛手となってしまった
8月末には復帰し、9月には2年連続となるシーズン20本塁打を達成したが、打率は4分以上、三振数も114個喫し、得点圏打率も2割丁度と前年よりも数値を落とす結果となった
ほぼ1か月離脱した中で、2年続けて25本塁打以上を放ったことは評価できる一方で不調の期間が長引いた事は残念な結果だった。来季は新加入のメネセスも加わり、マレーロも含めた3人でよい形での緊張感をもってシーズンに臨みたい
クリス・マレーロ 右投右打 2年目 年俸1億900万円 30歳
1軍 68試合打率.201(219-44) 11本塁打 26打点 長打率.416 出塁率.282 OPS.697
2軍 34試合打率.292(113-33) 5本塁打 18打点 長打率.487 出塁率.374 OPS.861
【評】昨年は途中加入ながらもシーズン20本塁打、NPB通算10万号を放つなど活躍し、2019年シーズンは主軸を期待された
開幕から6番DHで出場すると3月31日ソフトバンク戦で満塁本塁打、翌4月1日には2試合連続本塁打を放つなど4月は一時はリーグトップのホームランを記録し、5月中旬までにチームトップの8本塁打を放った
しかし打率が2割前後だったこともあり、5月14日に登録を抹消され、6月3日に復帰し、同日の試合で勝利に貢献しパリーグ球団のセ・パ交流戦通算1000勝に貢献した
しかしその後も状態が安定せず、1軍と2軍を行ったり来たりするような状況が続くと、9月1日にシーズン5度目の出場選手登録を抹消され、その後は1軍に昇格する事はなく、シーズンを終えた
成績が低迷した事で一時は退団が報じられていたが、11月26日に40%減となる年俸60万ドル(約6800万円)の1年契約で残留が発表された
今季は出場数や各種打撃成績が一気に落ちるなど不安が残る一方で、来日前の数字を見ると1年ごとに数値が上下する傾向にあり、その傾向通りならば来季は今季よりも数値が上がる可能性もある
同ポジションにメネセスが加入し、1軍枠争いは厳しいが2年間の経験を生かしていきたい