日常買い物に行くイトーヨーカドーにモンダビのツイン・オークス、カベルネソービニヨンが今年に入って並びだした。米国ナパやソノマにワイナリーを持つカリフォルニアを代表するワインがセブンマークを付けて登場した。モンダビのウッドブリッジ(1300円前後)など大衆ワインは従来からスーパーには並んでいたが、1000円ワインで登場したことは意義深い。
このワイン、香りこそあまりないが2017年産と若いワインの割りに渋みがあるがまろやかで、濃くがある。さすがモンダビで、年金生活者にはハウスワインが増えて喜ばしい。コストを抑えるためか、スクリュー栓になった。モンダビというと瓶の口が一回り盛り上がっていてワインをそそぎやすくなっているのだが、この点は残念で、他のワインと同じく注ぐときにこぼさないように!
ロバート・モンダビはイタリアからの移民の子供で、スタンフォード大を出てからフランスからのオーク樽の導入をはじめ、先進技術の導入やマーケッティング手法でカリフォルニアのワインを世界のトップレベルにまで引き上げ、「カリフォルニアワインの父」とまでいわれている。今のワイナリーの創設が1966年だからそれほど古い歴史があるわけではない。