アマゾン川下り19日目 プカルパ北北西215km地点~プカルパから北北西に238km地点


 昨日はイカダがぶっ壊れるかという大トラブルに見舞われて、その後も対応に大忙しだった割に早起きした朝。これは疲れ果てて早くに寝た結果か?とか一瞬思ったけれど、そもそもイカダ生活で夜遅くまで起きてることなど1度も無かった。


 離岸して少々進んだ場所に位置するティエラ・ブランカの町。地図で見た限りではこの周辺で「道路が存在する」ほどの規模を誇り、オレジャナの町に寄り損ねて以降の買い物するのに品揃えが良さげな町として候補にしていたのだ。


 そんな朝から狙っていた割にはイカダ流されてしまい船着場へと辿り着けず、下流から決死のロープ引っ張り逆行大作戦で何とか民家の小舟が止めてあった区画まで到着することに成功する。朝から大変だ。


 突然農場の裏側から出てきた外国人に対して実に親切な対応をしてくれる人たち。彼らに町の中心部までバイクの後ろに乗せてもらい買い物へと向かう。


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 思った通り大きな町


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 宿もあったけど利用する人そんないるの?


 何人かのヨーロッパ系の人たちがおり、普通に英語で会話をしていることに驚く。聞いてみたところベリーズから出稼ぎに来ているとのことで、何故にこんなペルーの辺鄙な土地へやって来たのか?


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 19家族、約100人ほどいるらしい


 イカダ停めた場所の農家で井戸水汲ませてもらい、この数日雨が降ってないこともあり助かりました。お礼をいって出発である。


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 ありがとアミーゴ


 まだ完全に終わったわけでないイカダの修理で忙しいこともあり、食事は朝昼兼ねることにしてイカダ小屋部分の修理に励む。


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 基礎が浮いてしまった部分は板をはめ込み


 割れた塩ビパイプは余りを継ぎ足しして水落としにペットボトルを利用し、壊れる前より使い勝手を向上させる改造手術を。転んでもただでは起きないタイプでありたい。


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 結構良い感じと思う


 この合間に筋トレ挟みつつも作業を終えることができたのであり、ようやくある程度は事故前の状態まで回復させることができたかな。まだ肝心のトタン屋根を修理しなくちゃならないけど。


 日没が近づいてきたので着岸始めなければならず修理は切り上げとする。手に持ってるアイテムをハンマーからオールへ切り替え、護岸を目指して漕ぎ始める。


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 初のカーブ内側へ着岸成功


 明日の食糧求めて夜釣りをするが、ついに私もナマズを釣り上げることができた!これで明日は気後れすることなく食卓に乗った魚を食べられるというものだ。


 なお本日の食事は町で購入した鶏の甘辛丼であり、食える時には大量にあるんだよなたんぱく質。


 2018年11月3日(土)