敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

ココキタに来たエレクトラ

2018年10月19日 | 制作公演関連
10月2日の弊ブログに書いたのは
山ちゃんが稽古場に来た件。
本作スタッフは所謂「篠本組」が
勢揃いして心強い的な内容……。
その末席に制作の僕がいる。

そして。
本日北区にあるココキタに来た。
舞台監督・田中新一を中心に
セットを仮り組みして、通した。
照明・朝日一真、音響・山田健之が
見守る中、一部衣裳もつけて。

・・・そうそう、時系列でいえば、
仕込後に、衣裳の時間を取った。
今回、久しぶりの竹内陽子・・・
若くして、アパレル業界で
ブランドを立ち上げた彼女が
演劇に魅せられて転身したのは、
ちょうど世紀の変わり目でもあった。

今時はSNSでアピールもできる。
が!
まだ当時はデジタルアナログ混在期。

竹内は自作の衣装をカラーコピーし、
色気のない茶封筒で片っ端から
劇団にDMを出したらしい。

僕の古巣にも届いたのだが、
個人的に、そーゆーの大好物なので
すぐ連絡して、事務所に御足労……
いや、駅前の喫茶店で会ったのか?
いずれにしろ。
独特の世界観に光を見い出した。
……のだけれど、いかんせん
劇団ではまだ力がなかったので
セルフプロデュースの芝居に起用。
これが想像以上の出来映えで、
早速、当時の制作者仲間に
「不幸の手紙を送りつけてきた」を
紹介のキャッチフレーズにして
ガンガン引き合わせたりもした。

そんなチャンスを一つひとつ生かし、
今では海外公演を何本もこなす
「売れっ子」になっているのだった。



話を戻す。
プランナーに全体の流れを観て貰い、
「スタジオ初日」は終わった。

M.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』
パンフレットの作成も進めている。
ドラマトゥルクからの原稿に、
〈ユージン・オニール生誕150年〉と。

チラシなどには謳っていない情報。
それを記念、したわけではないが
今回、パンフレットは有料である。

そうそうたる研究者による
読み応えのある冊子を準備中

【出演】

エズラ・マノン旅団長
・・・をはり万造

クリスティーン(その妻)
・・・横尾香代子

ラヴィニア(その娘)
・・・松川真澄

オリン(その弟)
・・・藤田三三三

アダム・ブラント(船長)
・・・荒川大三郎

ピーター(砲兵大尉)
・・・草野峻平

ヘイゼル(その妹)
・・・立花芽衣

セス(マノン家の庭師)
・・・佐々木梅治

ジョーゼフ(医師)ほか
・・・春延朋也

ジョサイア・ボーデンほか
・・・神保麻奈

ヒルズ牧師ほか
・・・青木恵
 
アイラ・マッケルほか
・・・鈴木寿和

アブナー・スモールほか
・・・坂口寿一

船歌の音頭取り
・・・篠本賢一

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