新しい環境での新生活
STARTして
まだひと月も立たない
けど
生活に追われ
趣味の時間を疎かにはしたくなくて
仕事で毎日を埋めず
必要最低限での生活ってものを
自分なりにやってみようかな
と
先の未来を憂いて
闇雲に数字に捕らわれる考え
止めてみれば
意外と気楽で
心のゆとりになって
その分
自分の健康管理に目が向いて
にわかに世間的には
隠居…と言われる
スローライフ的な環境づくりへ
自然と
流れていく中
いろんな発想で
美しい世界
描く人の作品が
心のよりどころになって
ふと
作品を観賞する行為で
恋心に似た
感傷…ともいうべき
ノスタルジー
受けた
一枚の画が
フリー素材だと知って
その作家さんを探す行為から
つい
日常の生活
疎かにしかける
眠れない夜
続いたある日
学生の頃の友人で…と
何の変哲もない文面から
例のフリー素材の作者
…かもしれない人に
行き当って
もう後は確認するだけだと
あらゆる発表の場に行ける
節操為しな登録作業のおかげで
フリー素材の出現場所
出何処を
遡る行為に
ロックされて進めません
なんてこともなく
辿り着いた先で
確認始めれば
…これは人違いでは?
と
絵のタッチ
まるで違うサイトに行きつき
結構
ワクワクして
辿り着いただけに
なんじゃこりゃ…って
正直
がっかりした
ものの
この人
素人さんあるあるな
警戒心のなさで
周囲が写り込んだ写真まで
upしてて
部屋の窓から見える桜を
特徴的な部分
モザイクして
上げてある
けど
見覚えがある
一目見て
知ってるぞ…って
自分の中のセンサー
騒がしいから
記憶の中の
見覚えある風景に
トレースすれば
「…あのバス停の…」
今の生活
始める前まで
通勤に利用していた
バス停
確か去年の桜の頃に
風に舞う花びら
ぼんやり眺めた記憶から
その向かいのマンション
眺めがいいだろうなぁ…って
うらやましく思ったから
覚えてる
…この写真の角度なら
4?3階?…の住人?
…まさか
こんな近くに住んでる人?
と
興奮しながら
恋に落ちた画の作者と
まだ
判断しかねる
その他の作品の
毛色の違いから
確信が欲しくて
彼女の経歴
遡るかのように
置かれた作品を
片っ端から
見て回った
つづく