Spinoff 610》Short  | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。




あれこれ 最善を考えた
 

結果



傍から見れば 


ぼんやり見えるだろう


立ち姿のまま



その場から動けずに居れば



最小限の着衣姿で


上着を小脇に


和室から 



食べ物の入ったトレイ


起きっぱになっていたのを



片手に持って 出てくると



テーブル上



カメラマンの


食べかけの料理と ひとまとめに


寄せながら




「部屋には掃除が入るけど


 持ち込みの品は

 ゴミと分かるようにしてないと


 大抵 始末して貰えないから


 要らないものは ひとまとめにして…」




この部屋に 残り



連泊予定の身に


為すべき指示を始めた カメラマン




そう言うの 今必要?って


カメラマンの手元


眺めていたら



急に 


「ねぇ 聞いてる?」



と 張った声で 問われ




頭の中 忙しくあれこれ

 

思考していたせいで


カメラマンの方を向きつつも


その目線は

焦点が合っていなかった ようで

 


そんな様子に

…苛立たせて しまったか?



カメラマンの空気感


ちょっと


ピリついてる様に感じ



…寝てないまま 仕事へ行く


カメラマンの 心意 察しつつ



別れ際の


態度としては


最悪な 今の自分を



存外 デリケートな場面なのに



…と 


泳がせた視線


壁に向けて



あくまでも 電話番中を体現しながら




…聞いてる 


 ゴミとして処理してもらうには…って 

 説明でしょ? 


 何? ゴミ箱の横に置くの?




カメラマンのセリフ


聞いてたアピールで


繰り返して 口にしながら



壁に向けてた視線


ゆっくり


カメラマンの方へ流す







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