不落/堅調 黙Ⅱ | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

結局

 

彼の登場で

 

僕一人でのリモート試運転は

 

端っから 一人では無かった

 

と言う 

 

身もふたもないオチにて

 

 

今まで通り

 

彼の仕切りで

 

乗っ取られる格好になって

 

freeze画面

 

freezeしたまま

 

次回があるのか どうかも

 

あやふやに

 

 

飲みの話題が地雷原となり

 

強制終了した格好になって

 

 

僕では 太刀打ちできない

 

リモート画面を諦め

 

取りあえず

 

連絡取るツールで的確な

 

アナログ手法

 

電話で

 

営業さんに連絡 取れば

 

 

僕の知ってるナンバーは

 

仕事関連だからか

 

休みの日の今日は

 

留守電仕様で

 

…苦手だなぁ…

 

とは言え

 

仕方なく

 

独り言のように

 

今日の不手際

 

後半の不具合を詫び

 

問題の原因糾明と

 

解決に取り掛かる…云々を伝え

 

その作業を理由に

 

てか

 

…そもそも 

 

連絡が取れなくなてる

 

現状から

 

 

今日の飲みは諦めよう…と

 

告げた所で

 

 

Shutdownしたツール 諸々

 

モニター越しに

 

僕の視線の先では

 

 

彼が室内の備品

 

手にとっては 置いて…を

 

繰り返してるの

 

『…なにしてんの?』

 

 

そんなモノに興味ある?

 

って デスク周りの小物

 

手乗りサイズの観葉植物に

 

目を向ければ

 

 

 

『いや…俺の部屋には

 

 これとか ないなぁ…って…』

 

 

ぽつり

 

サボテンの入った器

 

指差し ながら

 

しれっと New情報 挿んでくるから

 

 

『俺の部屋…って なに?』

 

 

さっきから

 

俺の私物だの

 

部屋だのと

 

あえて

 

突っ込まなかったけど

 

引っかかってるトコ

 

 

一端 問い詰めようと

 

 

営業さんへの連絡

 

済ませた余裕から

 

彼に集中すれば

 

すっかり

 

自分の定位置とばかり

 

占拠してる カウチへと戻り

 

どっかと座ると

 

軽く クッションの上で

 

跳ねながら

 

 

『俺の部屋は

 ソファーだったなぁ…確か

 

 植木は天井に着くでかさで

 邪魔だったから

 部屋から出したけど

 

 各部屋ごとのコンセプトがあるのかな?』

 

彼は

 

独り言のように

 

重要な話を サラッと吐いた

 

 

  つづく