マレーシアの新幹線の話なくなりました。 | 塩見有輝の日本と海外のデュエルライフ

塩見有輝の日本と海外のデュエルライフ

シンガポールに12年住んでいました。現在は、月の半分が日本、半分が海外です。仕事でインドネシア、シンガポール、マレーシア、フィリピンに行くことが多いです。1年間にその他10か国以上旅行して、美しい景色、文化、人々に会うことを楽しんでいます。

皆さま こんにちは。
東南アジアコンサルタントの塩見有輝です。


本日は、
闘争心、長生き、老後について
つくづく思ったことがあるので、
そのことを書こうと思います。


というのも、


マレーシアマハティール首相が、
2018年5月10日に首相に再選されました。
92歳で!!
です!


マハティール首相は、
1981年~2003年の22年間、
首相の座で揺るぎない権力を
持ち続けた首相です。
日本では
ルックイースト政策ブミプトラ政策
有名な方です。


アンワル元副首相とのバトルは
長~い歴史があり、
副首相の後に野党のトップになった、
アンワルさんをいろいろな側面から
起訴しようとしていたのですが、
結局はバイセクシャル容疑で5年も
投獄してしまいました。
他に仕事面や金銭面で、
何も出てこなかった為、
苦肉の策のバイセクシャル容疑
なんとか敵に決着をつけたように
見えました。


その後、首相の座を退いて、
新しくナジブ首相になってからは、
マハティール元首相は、
あんなにバトルしていたアンワルさんと
手を組みました。
そして、当時現職のナジブ首相と対抗し、
「私が経営していたパン屋がつぶれたのも、
ナジブ首相のせいで経済が悪くなった為だ」
批判していました。


そして、92歳で!首相に再選しました。


再選の際にはGSTをなくすとのことで
6月1日から、
それまで6%あったGST
なくしてしまいました。
その代わりにSSTという税を10%で
9月から開始するとのこと。
専門家は、税収は激減すると
見ています。
GSTナジブ前首相が2015年に
導入したものです。


それから、
シンガポールとクアラルンプールを
つなぐ予定だった高速鉄道建設計画も、
一旦(※)中止にしてしまいました。


シンガポールマレーシアの首都
クアラルンプールの、
現在の鉄道で7時間のところを
1時間半でつなげる予定で、
2010年にナジブ前首相が発表した計画です。


(※)財政状態を見て再開も視野に入れると
その後発言されていました。
そして2019年10月31日に、工事の再開を宣言しました。


このように、、、、


他の人が作ったものや
他の人を連想させる政策は、
そのものの良し悪しに関係なく、
ことごとく
壊して無くしてしまうところ
他の子供の作った積み木を崩しまわる
元気のいい男の子のようで、
これが若さの秘訣なのかしら
と思ってしまいました。


行動心理学の話で、
人のモチベーションを
最も無くしてしまうのは、
「自分が作ったものを壊されること」
だと読んだことがあります。


以前に、小保方さんの件で
亡くなられてしまった笹井教授は、
ご自分が心血注いで建設した
研究センターを、
例のスタップ細胞騒動により、
解体することに決まってから
自殺されてしまいました。


自分が頑張って作ったものを
壊されることは
大ダメージです。


逆に言うと、
これを意図的に人にされても、
あら、ご苦労様ね、という気具合で
完全スルーでいるようにしたいです。


それにしても、
92歳とは見えない、若々しさ、
そして、ファイティングポーズ、
素晴らしいですね。


33333333333333③33③33③33③33③3


さて、ここからは、
私の個人的なお話を致しましょうか。
私の母は80歳になりまして、
うっすら、ぼけている感じでしょうか^^


だいたい同じ質問を連続で50回は
普通にします。
先日は洗濯機の前でたたずんでいたので
どうしたの?と聞いたら、
使い方がわからなくなってしまったそうです。


「カレーできたわよ~」と言われて
お鍋を開けたらカレー粉が入っていなかったり
というかんじで、
毎週実家にお掃除をしに行っています。


そんな母は、
何しろいつもにこにこしていて
声が明るく高くて、
いつも笑顔で冗談ばかりで
リアクション芸人のようです。
記憶の脳と、
会話のリアクションで使う脳は
別の脳のようです。


霜ぶり状態になった丸いからだや
椀型の太いO脚、
切りそろえた髪の毛、
入れ歯を入れ忘れたまま笑う顔


何から何までとてもかわいいのです。


年をとって、
本来の子供の頃の性格が
強調されて出てくるのか、
すべてを受け入れて、
とても明るく笑顔で冗談好きで
今までの母の中で今が一番
大好きです。


先週の日曜日もその前の日曜日も、
母は父に、
「生まれ変わってもお父さんは
お母さんと結婚したい?」と
何度も聞き続けていました。
絶対に、うんと言わない父に、
「お父さんは照れている」と
母は断言していました(笑)
「お母さんはまた、お父さんがいいな」
とアピールしていました。


穏やかに笑顔いっぱいで
むくむくの幸せで年をとるのもよし、
政治に長けて勝ち抜く人生もよし、
あなた様は、
どちらの道に行きますか?


自分が選ぶというよりも、
日頃のすごし方が、
老後に強調されて
出てくるのかもしれませんね。


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追記


お掃除のときに


引き出しから


「こんなまあちゃんを大事にしてくれて


みんなありがとう。


まだ頭がしっかりしている、〇月〇日」


というメモがありました。


私の方こそ、


本当にありがとう、お母さん。


~~~~~~~~~~~~


先週は日本で富士山のふもとや、


犬を連れて三重県に行ったりしました。





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