人を救える頭がいい人が心ある人 | 塩見有輝の日本と海外のデュエルライフ

塩見有輝の日本と海外のデュエルライフ

シンガポールに12年住んでいました。現在は、月の半分が日本、半分が海外です。仕事でインドネシア、シンガポール、マレーシア、フィリピンに行くことが多いです。1年間にその他10か国以上旅行して、美しい景色、文化、人々に会うことを楽しんでいます。

皆さま、こんにちは。
東南アジアコンサルタントの塩見有輝です。


今日は、
思考力を磨いて人の役に立とう
という思いを書こうと思います。
頭を使えるようにならないと、
気持ちや言葉だけでは、
役に立てることがほとんどないかもよ
という話をしたいと思います。


今まで自分が出会ったピンチな場面を
思い起こしてみてください。
その時に助けてくれたのは、
どんな人物、事柄、言葉だったですか?


人から
「頑張ってください」
「応援しています」
と言われてどう感じましたか?


そのような言葉を有難く受けとめつつも、
ほんとにピンチな場合はその言葉が
虚しく感じてしまったことは
ありませんか?


その言葉の意味は、
その件に関して
私は何もできないけれど、
しかしながら、あなた様のことを
気持ち的には応援しています。


ということで、
応援する気持ちがあります
ということを表現しているだけなら、
その分そっとしておいてほしいと
思ってしまったことはありませんか?


本当に大変な時に、
時間にも余裕がない時に、
「大丈夫?大丈夫?」と
電話されたら、
本来はとても有難いのだけれど
心に余裕がない時は、
役に立たないのだから
そっと見守ってほしいと
思ってしまう、
余裕がない自分がいます。


と同時に、
立場が逆になると、
同じようなことを、
稀に私も
軽々しく人に言っていることがあり
本当に私もまだまだな
おべんちゃら女だと反省します。


なぜなら、


本当に心ある人は、
一緒に「頭」を使って
解決に向けて考えるからです。

思い付きやノリの発言はありません。


病気になったときに
腕のいいお医者様に出会ったときの
頼もしさ、
トラブルにあったときに
頭の切れる弁護士さんに出会ったときの
頼もしさ、
困ったときにアドバイスをくれる、
経験豊富な会社の社長さまに出会ったときの
頼もしさ、
そういうイメ―ジ。


熟練スペシャリストでない場合でも
若いのに一生懸命
それまでの経験や知能を使って
精一杯の具体的アドバイスをくれる人。


ありがたいですよね。


心ある人は、
自分の経験と知識を使って
頭を使って考えます。


心がない人は、
頭を使うことは面倒なのでしないけれど、
「心だけはありますよ」
と言う。
それは心がない行動かも。


私は、そんな風に
実際に自分が困ったときに
感じてしまいましたけれど、
皆さまは、どうお感じになりますか?


日本では、
心と頭を切り話して語っていて
「心が一番大事、
頭脳は二の次」という
うわっつらな人格者的
世の中の論調に出会うことが多いです。


心と頭はつながっているのを
気が付かないのかな?
と思います。


頭がよかったりすると
才に溺れるとか
才を鼻にかけるとか、
」という字が
悪者にされていることが多いです。
東大生が頭脳偏重の
心のない悪者扱いされていたり。


逆に「オレ、頭の方は苦手だから、
お前に任せるわ」と言って
明るさを装って仕事をしない人を
豪快な人格者と位置付けてみたり。


心があればこそ、
面倒なことも人に押し付けずに
自分で考えて、
体験して、
またひとつ実践知識がつき、
才が磨かれていく


心があればこそ、
「みんなができる作業を自分もして
お給料をもらう」のではなく、
「みんなが苦手なところをして」
仕事の穴を埋めようとする。
そういう中で経験値が上がっていって
スペシャリストになる。


私の情報発信している
いくつかの理由のひとつは

「スペシャリストの地位を上げたい」
というのがあります。


大大昔に勤めていた会社で
外部経営コンサル会社が入ってきて
キャリア形成の導入が行われました。
ゼネラリストの将来像に対して
スペシャリストの将来像のお給料が
1割少なかったのを見て
愕然としたことがありました。


「経営が得意なタイプは
何もできないで
神輿で担がれるくらいの
お人好しな社長がいい」
と、本気で思っているようだ。


実際のところ


「何もしようとしないけれど、
人柄がいい人」というのは い な い。


「何もしようとしないけれど、
人柄が よ さ そ う 
見 え る 人」は、 い る


それから、


「何もしない ふ り を していて、
(それまでは思いっきりやりこんできている)
人柄がいい人」もいる。


よく、「私は何もできないけれど
社員が優秀でここまで来ました」
という社長さんの話を聞きますが、
実際、そういう社長さんはそれまでに
ちゃんと自分でいろいろやりこんでいますよね。


ご自身にそういう自意識が本当になく
社員のおかげと思っているのかと思いますが、
実際はちゃんとやりこんでいらっしゃいます。


日本のいいところは
「おごらず、徳を積む」ところ。
それは大事な真実だろう。


ただ、その良さを、強調しすぎると
それをほとんどの人が都合よく解釈して


何もしていないのにみんなに担がれる、
人たらしの魅力的なオレ」を


凡庸なみんなが目指すようになる。


この世の中は、
生まれたときから不平等、
というのはもちろん本当かもしれない。
でもこのブログを読んでくださる
ほとんどの皆さまは
日本で生まれたという
共通項がありますよね。
それから、今、2018年12月という
同じ時代を生きていますよね。


恵まれていますよね。


ならば、その中で、


心があればこそ、


自分なりに頭を使って


人の役に立てると思います。


そういうことをしているうちに


人たらしのオレになれると思います。


PS 先週はマレーシアのクアラルンプールに
行きました。素敵なX\\\'masをお過ごし下さい☆




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