こんにちはアートセラピストkokoanです
アートセラピーでは、アート表現を使って自分の内面と向き合う場面に出くわします。
作品に、その人の精神的なもの、肉体的なものが、出そうとしたわけでなくても、表れてくることがよくあるのです。
それは時に辛い、目をそむけたいものの場合もあります。
あまりに直視しがたく感じる時は、そっとしておくといいです。
後から見られるようになる可能性もあります。
作品に表れているものは何かしら必要があって出てくるのだと、何年もコラージュ制作をやっていると思うようになりました。
このコラージュ作品は、我ながら、なかなかすごいものが出てしまった、と思わされるものでした。
見ていると、ほんとに気分が悪くなってきてしまい、自分で生み出した作品ながら、不快でした
でも、たまっていた膿を出す作業のような気がしていました。
逃げずに向き合ってみたら、気づくと気持ちが軽く、楽になっていたので、だいぶ吐き出せたのかなと感じています
これは、1人でやるとキツイです。
時には危険ですらあります。
信頼できる相手や、安心して過ごせる環境があってこそで、アートセラピストは、ずっと相手の中で何が起きても寄り添うのがお仕事です。
アートセラピストである自分が、こんな作品をつくって、受講者さんにお話を聴いてもらってるわけなのですが、そんなことはやらないアートセラピストが多いかもしれません。
でも私は、自分も手の内をお見せして、心をオープンにし、対等の関係性が成り立っているところから、受講者さんとセッションするスタイルです。
受講者さんが長年、共に学び、成熟された方であることも大きいのですが、初めての方だったとしても私は一緒に作品をつくると思います。
その、成熟された受講者さんの作品
藤井風さんとの出会いが、彼女にとって、とても大きく意味のあるものだったようです
真っ白な画用紙に一枚だけ貼られた藤井さんの写真…シンプル極まりない作品ですが、この作品を前にして受講者さんは、いくらでも語ることがあり、話すうちに、大切なことに気づいていかれたのです。
コラージュは、一言でいえば、深いです。
ワインのように年月をかければかけるほど熟成されるアートセラピーの手法、それがコラージュだと思っています
美味しいものをいただいて、ここでも癒されて、元気をもらえる、そんな恵まれた会場を提供していただいています
マーマレードのシフォンケーキに、オリジナルのクリームが添えられています
ここでしか味わえないもの、体験できないもの、全て私の宝物です
コラージュ講座、ゆったりとした時間が流れます