色気のある指先 私が高橋大輔さんに惚れた理由 その4 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

私が惚れた高橋大輔さんシリーズ その4です。

 

大ちゃんの繊細な指先表現が大好きってファンは大勢いると思います。私ももちろんその一人。

いやだから大ちゃんだったら全部好き!なんですけど、とりわけ指の優雅さは語らずにはいられません。

 

そもそも指先なんて点数には何のかかわりもないのですけどね。ずっとグーかパーで滑ってたとしても今のルールでは要件さえ満たせばPCSが10点付くはずです。スポーツに求められるのは技術の確かさであって、芸術性ではありません。

 

しかし指は全人類にとって言語にも代わる重要な表現媒体の一つなのです。

 

私の子供のころは指先表現って一つのコンプレックスになるくらい、解説者に指摘されてたものです。海外のアイスダンサーやペアは指先まできれいに伸びて美しく表現している。にもかかわらず、日本の選手は・・・・というのがもっぱらの論調でした。

 

それを聞くたびほんと悔しかったなあ。今ほど平等意識が無かった時代でしたし、それが人種差別的にも感じたものです。

 

確かに日本の選手は手足が短くて見栄えはしない上、手が小さくて指が短く、節くれてて伸ばしたところであまりきれいには見えません。海外、特に子どものころからバレエのレッスンを積んだロシア(旧ソ連)の選手たちの優雅さには到底敵いませんでした。今もそんな傾向全くないとは言えませんよね。

 

決して悪く無く見えてもアーティスティックインプレッションはなかなか出ないから、日本人は技術を磨きました。世界に挑むべく何事も手探りで頑張ってた先達の方々を尊敬します。

 

しかし時代は変わり、日本にもすらりとした体形の手足の長い選手が登場してきました。ジュニア大会でも台頭するようになり、楽しみになった矢先、長年のうっ憤を晴らしてくれたのはなぜか女子ではなく、男子である大ちゃんでした。

 

どうして大ちゃんがこんなに指先に気を遣うようになったのかと言えばやはりモスクワ、タラソワさんの元で修業したのが効いてるんだと思います。

当時バレエのレッスンも受けたと新聞に書いてありましたからね。

 

ちゃんと指導を受けた人とそうでない人の指先の違いは一目瞭然です。

 

決めポーズのときに自分の感覚で綺麗だと思う形を作ってみせても無意識の時はそれをキープすることはできませんから粗が出る。

バレエでは指がなるべく自然な美しさを保てるように、反り返ったり、力を入れすぎたりしないように指導されますが、その辺が適当になっちゃうんですよね。例えば柔らかくて優雅な曲なのに指先に力が入りすぎたら音に合わない形になる。

 

そもそも演じるたびに指の形が違ってしまうでしょう。ま、得点には関係ないし、指先にそこまで意識を向ける選手ってそんなにいませんけどね。大ちゃんは特別です。

 

 

 

 

指先を綺麗に魅せるための基本の形は大ちゃんがお手本を示してくれてる通りです。

中指を内側に曲げ人差し指と薬指の間にペンを挟んだくらいの隙間を開ける。人の指は軽く曲がってるほうが自然に見えます。

この時小指を立てたりするのは余計な力が入るのであまりきれいに見えません。わざとらしくなりますよね。

 

横から見たとき指と指が重なってしまわないように5本の指の曲げる角度を少しづつ変え、手首はやや内側に自然にたわませる。

 

簡単に思えてこれが結構難しいんですよ。薬指がプルプルして攣りそうになっちゃいます。

 

 

 

視線はやや高く伸ばした指の先を見つめるように。すると自然に顎が上がり綺麗な首の角度になります。

 

演技中、大ちゃんが自身の指先を見つめるところを探してみると、その綿密に計算された細かな表現手法に驚きますよ。大ちゃんは目で語れると美姫ちゃんはおっしゃいましたが、その通り、目線ひとつで巧みに言葉を操ります。目線を掌に落とすのは心が内側に向けられている証。指先に向けられてるのは遠くに想いを馳せているんだなと見るものに伝えられるのです。

 

 

せいぜい1週間足らずの短い時間でコレオグラファーがそこまで綿密に指示するわけでもないんでしょうから、

振付られたものをいかに伝えきるか、どう深めていくかは練習しながら大ちゃん自身が突き詰めていくんでしょう。

だからこの指先は彼自身の創作と言える部分が大きいと私は思っています。

 

 

たとえ背中越しでもその指に何か大切なものと惜別するような哀しみが込められているのがわかりますね。

 

 

音と曲想、リズムによって彼の指先は如何様にも変化します。どんな形を作ればどんな感情が伝わるかを理解した上で演じるか否かでプログラムの印象は全く変わってきます。大ちゃんの指先は演じるキャラクターの内面を伝える言葉そのものなんです。

 

 

女性性、男性性、怒りや嫉妬、喜びや悲しみ、戸惑いや決意、どんな心情も彼の指先は自在に語ってみせることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音が聴こえなくても、いやリズムすらわからなくても彼の体がたしかに音楽を奏でているのが写真ですらわかるのも、その指先が大きな役割を果たしているから。

 

大ちゃんの指は言葉であると同時に楽器そのものなんですね。

 

 

 

 

 

何かものを取る時は、まずは指、腕から肩へとその動きが伝えられ、体が一番最後に付いていくようにするととても優雅に見えるそうです。

 

 

 

 

世間ではよく大ちゃんのことを色気があるって言いますよね。マスコミではあまりに使われすぎてていささか食傷気味ですし、スケートに色気なんて必要ないと反発を感じる人もいるみたいですけど・・・(^^;)

 

でも私が考えるスケート表現における色気とは、決してセクシャルなフェロモンを振りまくようなものでも、きわどい衣装や流し目で煽るようなものでもなく、与えられた時間をいかに美しく彩るか?ということに尽きると思います。

 

日常生活でもガサツで自己中心的な動きよりは、例えばお茶碗を差し出すときにそっと手を添えるなど、相手を思いやるしなやかで優美な動きのほうがはるかに色っぽく見えますよね。そういうことです。

 

 

上体を支える時ですら人差し指を上げ、決してぺたりと氷につけるようなことはしないのが大ちゃんの色気なんですよ。あでやかなんです。

軽く握られた右手もその形から誰かへの想いを手繰り寄せてるんだってわかりますよね。これがただのグーじゃ雰囲気台無しですーー。

 

でもテレビはともかくこんなの現地じゃあ絶対に見えないのにね。

 

しかしそれが演技全体の艶を左右するのです。直接視認できない細かな仕草でもちゃんと心の動きは伝播するんですよ。

たぶん一流の演者はみな同じことを心掛けていると思われます。

 

 

 

 

彼が音に合わせてるのではなく、音楽が彼に宿っていると感じるのはこういうときです。大ちゃんは決して自分の人生を劇場化して見せてるわけでも、その時々の感情をあるがまま演じてるのではありません。どんな時でもどんな音楽にも同調できるから凄いんです。

 

音にやられてる時の大ちゃんはやっぱりセクシーですね。好きです(///∇//)

 

 

あーん 指先編もちょっと自分的にはいまいち語り切れなかった気がします。今回も他に何か思いついたら追記するってことで・・・

 

私も大ちゃんの綺麗な指先を見習いたいと思いつつ早6年ww

日常的にまだまだ意識が足りてません。

 

あ、指もたまにはストレッチが大事だそうですよ。手首を回したり指をクルクル動かすのがいいんですって。あ、キーボードをたたくのも指のいい運動になってるのかも。

 

 

というわけで皆様!!

 

今期の大ちゃんの華麗なる指使い、見逃さないように注視してくださいね。

目を皿どころか盆のように大きくしてでもしっかと観ておいてくださいねー。

 

 

 

 

髙橋大輔さんを応援しています。よかったらポチっとしてね

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村