髙橋大輔さん、村元哉中さん、NHK杯デビュー、そして初のメダル獲得、おめでとうございます。
とっても素敵なラ・バヤデールを拝見できて、幸せいっぱいです。短期間でよくぞここまでと皆さん口をそろえておっしゃってますが、それもこれも二人のチームワークがなせる業ですね。
特に哉中さんの意思の強さと、精神力には感服しました。また大ちゃんの才能とそれに奢らない練習の賜物でこんなにもきれいな夢のような演技を披露してくださったことに感謝しかありません。本当にありがとうございました。
さてEXも終わりました。
終わってしまった。という寂しさが今回はありません。むしろまたすぐに二人の演技を見られるんだという喜びと安堵感に満たされて、いっそこのまま自分の想いに浸りこんでいたい気もします。
が、まだ余韻どころか気分が高ぶったままですから、この勢いでど下手だろうとなんだろうと今感じていることを書いてしまおうと思います。
情報は目についたものを片っ端からいいねとリツイさせていただきましたので、のちに整理したいと思います。
今回本当にたくさんの方がた、特にファン以外の方であったり、アイスダンスファン、バレエファン皆さんが新カップルにとても温かいコメントを寄せてくださっててついつい保存を兼ねてリツイートせずにはいられなかったんです。ご迷惑おかけしてたらすみません。
毎回のことなんですが、大ちゃんがテレビに露出するたび好意的な言葉を目にするほうが圧倒的なんで嬉しいんです。あまりTwitterはやらないという方もよかったら「高橋大輔」「バヤデール」等で検索してみてくださいね。きっと幸せな気持ちになれること請け合いです。
いつもならあっという間に過ぎ去るGPS。でも今回は本当に濃かった。時間軸が歪んでいつもとは全然違う感覚で過ごしております。
あらかじめこの3日間は現地に行けずともじっくりと鑑賞したかったので仕事は休みにしておりましたが、なかなかそうもいかず休日出勤も挟んだので少しは冷静になる時間もありました。
逆にそうじゃなかったらやばかったかもってくらい、常にドキドキしてました。が、本当に楽しませていただいたNHK杯でした。
ま、寿命が3日くらい縮んだ気もしますけどね。
その状態から解放されてもまだ高揚を引きずってますが、それはしかたありません。
なんといってもまだ見たことのない全く新しい髙橋大輔さんの魅力が開花したんですからね。
もちろんアイスダンスの世界がこんな風に見えるなんて思いませんでしたし、今まで経験したことのないような刺激をたくさん受けたデビュー戦でした。TLに溢れる賛辞と応援の言葉を目にしてるだけでも興奮しすぎて小さな脳がパンクしてしまいそう。
その分見てる間の緊張感は半端なかったです。
大ちゃんのアイスダンスデビューを見守った宮本賢二先生、アナウンサーの船岡さんも同じだったでしょうね。声の端々に抑えきれない興奮と無事に試合できたことの安堵感が滲み出てましたもの。
今回アイスダンスの実況を務めた船岡久嗣アナウンサーは岡山局時代にまだ高校生の髙橋大輔選手にインタビューしたことをご自身の思い出として公式サイトに書いてらっしゃいます。
頭の中がかな&だいデビュー戦でいっぱいでこの方が担当されていたなんて全然気が付かなかったんですが、ご親切な方にTwitterで教えていただきました。ありがとうございます。
ニュースに切り替わる直前の紹介では
「これから髙橋大輔のアイスダンスが始まります」
とか試合後のセレモニー前の映像では
「こうしてリンクの上に立っているだけで感動してしまいます。」
と若干声が上ずってらっしゃったので、大ちゃんにすごく思い入れを持ってくださってるんだなとは感じてたんです。こんなご縁があるならそりゃーそのはずですよね。
時折心から大ちゃんを応援しデビューを喜んでくださってるのが声に滲み出てて、賢二先生の解説もそうですが、これ以上ないくらいの記念になりました。
荒川静香さんや本田武史さん、宮本賢二さんはもちろんのこと船岡アナウンサーそれぞれがあたたかな応援メッセージを伝えてくださってましたね。
そして今日の朝日新聞に佐藤信夫コーチのお話が掲載されているというので買ってきました。
ネット記事でも一部読めますが、大ちゃんのスケートへの取り組みを讃えてくださってます。
「髙橋君 技術も味もさすがだな」というタイトルで、ご自分も勇気づけられたとおっしゃってます。先生ほどの方からそんな風におっしゃっていただけるのもまたありがたいことです。
結果は3組中3位でしたが、最初から最後まで晴れやかなまるで祝祭のようなムードに包まれていたデビュー戦でした。
今回その一部始終を家に居ながらずっと追うことができたので今、めちゃくちゃ幸せです。
ハッピーボルテージが最大に上がって、超ご機嫌さんですよ。
ほんと誰彼構わずハグしたいくらいですが、それがままならないのだけが残念です。
いくらキャリアや実績があっても信頼が伴わなければこの状況は生まれなかったはず。放送中はまるで髙橋大輔の枕詞のように
レジェンドって言葉が使われてましたが、ご本人はまったくそんなことは考えてもいないでしょう。でもやっぱりこれがレジェンドなんだなあと実感させられましたよ。
ニコライ・モロゾフが自書に「お待ちかねの選手になれ」と大ちゃんや美姫ちゃんに指導したと書いてました。あれから15年経って、今なお大ちゃんはお待ちかねの選手なのです。
日を改めてまた書きたいと思いますが、今回はりか&えい、チームCoCoの魅力にも気が付くことができましたし、ライバルカップルというよりも、偉大なる先輩諸氏にどうかこれからも先導よろしくお願い申し上げますと頭を下げてお願いしたいくらい、尊敬の念が沸き起こってます。
が、その彼らが大ちゃんの事を憧れ、尊敬とおっしゃってくれて、美里さんなんて大ちゃんがスケートを始めたきっかけとまで表現してくれてる。(ぜひそのうち一緒に飲みに行ってくださいね)
これ読むとなんか時系列が狂っちゃいますよ。
優勝した小松原美里、ティム・コレト組の小松原は、高橋と同じ岡山県出身。「フィギュアスケートを始めた理由は高橋さんです」といい「高橋選手は憧れの存在」とした。
コレトは高橋との“初対面”を「(2012年に)コロラドであった四大陸選手権で、僕は母とボランティアをしていて、サインをもらったんです」と振り返った。同大会で高橋は銀メダルを獲得。「その時は私もシングル選手だったので、スター選手だと憧れを抱いていた」と懐かしそうに話した。
2位となった深瀬、張組の張も「本当にうれしかった」と転向を歓迎。「テレビで見ていた人ですよ、五輪の活躍を。このチャレンジにお礼を言いたい」と“共闘”する興奮を隠しきれない様子だった。
そんな遥か年下の彼らに交じりアイスダンス初心者として一から出直す勇気っていったいどっから湧いてくるんでしょうね?
だってとっくにお待ちかねの選手以上の人になってるし、今更辛い練習に汗水たらさなくたって一生安泰といえるだけのものをお持ちなのに。
そこで思い出したのは「三ツ星シェフがサイゼリアでバイトする理由」という記事でした。フィギュアスケートには関係ないのですが、三ツ星評価をもらうような一流レストランのオーナーシェフが週一でサイゼリアでバイトしている体験を書かれているのです。
なぜそんなことをするのか?というとそれこそ一アルバイターとしてノウハウを学ぶためなんです。そこではトップシェフではなく、ただのアルバイトのおじさん。先輩高校生アルバイターから指示されることを忠実に守り実践し、一切こうした方がいいとか口を挟まないそうです。
本当に素直な気持ちで働きそこで得た気付きを自身のレストランの経営に生かしているのだとのこと。
ま、大ちゃんのケースとは違いますが、自分の名に奢らないという点は似ているので記憶に残ってます。
ずっと読者でいらした方は大昔に私が書いた「実在論と唯名論」という記事を覚えていらっしゃるでしょうか?
結局私がなぜ大ちゃんにこうも長く引き付けられているのかといえばやはり肩書に寄らず、常に実践することによって己を形成し続けている点にあります。アイスダンスへのチャレンジはまさにその象徴的な行動でしたね。
名を惜しまず、停滞こそを恐れる人。そこに痺れる憧れるー♥なんです。
あ、だんだんアイスダンスのお話から脱線してってますが、今皆さん余韻に浸りきってる最中でしょうから、勝手に続けますね。
先のシェフの話がきっかけだったのか、ふと降りてきたのが「永劫回帰」という言葉でした。降りてきただけでどんな意味なのか知らなかったんで、調べて見たんです。
哲学者ニーチェの思想でしてすごく簡単に説明すると時は流れるのではなく、循環するのだという考え方です。
死んだらあの世に行くのではなく、生まれたときに戻ってまた同じ人生をやり直すことになるというわけです。
まあ信じるにたる根拠はないし、生まれ変わったらお金持ちになれるというような夢のある話ではないんですがこの考え方にちょっと惹かれたのはじゃあ私が死んだらまた大ちゃんを応援できるの?という点でした(笑)
つまり私にとっては大いに受け入れやすい思想なのです。もしも永劫に同じ人生を送るんだとしたら、今この時どう生きるべきかを注意深く考えてみなくちゃなりません。嫌なことは繰り返したくないと思えば人との交わり方とか、話す言葉とかプラスの方向で発信しておきたくなりませんか?時間をもっと幸せのために使いたくなる。
たった一度きりの人生だとしたら余計に一瞬一瞬を大切に過ごさなければという気持ちになります。
宗教とはまた違い、現世をよりよく生きるための考え方が永劫回帰なんですね。
ニーチェ曰く「己の人生に「否」(いな)と言わず、「然り」(しかり)と言う為、強い人生への肯定が必要」だと。
でもって超人的な意思の力を持った人は一つの人生の中に於いても循環し続けることができるんです。肯定の力でいつでも再始動できる。
大ちゃんはそういう力を無意識に持ってるんじゃないかな?
波岡さんも居川さんもあれだけの人物が自分を誇示することなく頭を下げて人に一から教えを乞うことを厭わない性格を大ちゃんの美徳に挙げてましたが、そうやって自分の未知なる力を開放していける人間なんてそうはいませんね。
今日のスケーターさんいらっしゃいコーナーでの大ちゃんの目標
「目指せ!キング・カズ!」
を見て、やっぱすごい人のファンになっちゃったなあと改めて思いましたよ。佐藤先生が勇気づけられるわけですよ。
大ちゃんにキング・カズ越えを目指されたらちょっとそこまでついていけるかわかりませんが、ええ!私もまた最後まで見届ける所存ですよ。
これから己の生活を見直してなるべく長く生きられるよう頑張ります。
万が一永劫回帰なんてことになったらそれこそ後悔しないようにね。
最終回見逃すほど悔しいことはありませんからね。
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