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●霞が関: 「佐川になるな前川になれ」…《佐川のような官僚ばかりだったら絶望するしかないだろう》

2018年07月28日 00時00分46秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊ゲンダイの佐高信さんによる書評【週末オススメ本ミシュラン/「面従腹背前川喜平著/毎日新聞出版】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/233413)。

 《落語家の立川談四楼がツイッターで、いま霞が関では<佐川(宣寿前国税庁長官)になるな前川になれ>が合言葉になっているとつぶやいたらしい。もちろん皮肉である。/…佐川のような官僚ばかりだったら絶望するしかないだろう》。

   『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると
      「どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい

 霞が関では、「佐川になるな前川になれ」! 《佐川のような官僚ばかりだったら絶望するしかないだろう》。
 「面従腹背」な前川喜平さん、自身ではヒーローでもなんでもないと言います。その謙虚な姿や言説を見ても、アベ様は足元にも及ばない。彼我の差。

   『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
      前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」
   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差
   『●前川喜平前文科次官、「本来、できてはいけないものが
             完成した。見たくないものを見たという感じだ」
   『●前川喜平さん授業…検閲と恫喝、《意に沿わない人物は潰す――。
                       …安倍政権のやり口は、まさに恐怖政治》
   『●隗より始めよ: 「この国をガタガタにし、
      支持率3割は取れる」高プロとして、「自分らができてから…」
    「YouTubeの映像資料【第5回 言論ながさき講演会 いま教育を思う
     講師:前川喜平さん】(https://www.youtube.com/watch?v=Mjv3HrLtvJY)、
     《加計学園問題と授業への不当介入 2018年6月19日 長崎市》を
     是非ご覧ください…是非ご覧いただいて、前川喜平さんとアベ様との
     彼我の差を御感じ下さい。一国の首相・王様が足元にも及ばない哀しさ…」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/233413

週末オススメ本ミシュラン
「面従腹背」前川喜平著/毎日新聞出版
2018年7月15日

 落語家の立川談四楼がツイッターで、いま霞が関では<佐川(宣寿前国税庁長官)になるな前川になれ>が合言葉になっているとつぶやいたらしい。もちろん皮肉である。

 しかし、前川が存在したことによって私たちは救われたのではないか。佐川のような官僚ばかりだったら絶望するしかないだろう

 「あったものを、なかったことにはできない」と安倍晋三の面前で言い放った前川は、文部科学次官を辞めて2カ月後のツイッターで、<安倍右翼政権を脱出し、僕は本当に1市民になった。空を飛ぶ鳥のように自由に生きる>と自由人宣言をしている。

 また、橋下徹に対しての次のようなツイートも極めて当然の嘆きだろう。

   <橋下徹がTVで在日コリアンを「大阪にいる北朝鮮の人」と呼んだ。
     大阪で府知事・市長までやった人間が、在日に対して
     この程度の認識しか持っていないとは!>

 若者に対しての率直に感心する精神もしなやかである。

 たとえば、「SEALDs(シールズ)」の奥田愛基が国会に参考人として出た時、「どうか政治家の先生たちも、個人でいてください。政治家である前に、派閥に属する前に、グループに属する前に、たったひとりの『個』であってください」と呼びかけた。さらに、「みなさんには一人一人考える力があります」とも言ったが、こう言われて居並ぶ国会議員たちはどう思ったのか、と前川は書く。そして「自分の頭で考えるという当たり前のことができない大人は多い、と続けるのである。

 “面従腹背”しつつ、前川は2015年9月18日、安保法制の参議院可決の夜、文科省を退庁後に、そぼ降る雨の中をシールズの若者たちに交じって憲法守れ」「アベは辞めろ」「集団的自衛権は要らないと抗議の声を上げたという。

 「私の中の『主権者』が、どうしてもその夜にだけはやっておかなければ死んでしまうと呻いていた」からである。

 今年の4月10日に愛媛県知事の中村時広が認めた「備忘録」や5月21日に同県が参議院に提出した記録文書によれば、安倍や加計学園理事長の加計孝太郎ウソを言っていることは明らかである。そこをもっと詳述してほしかったとして少し減点する。

★★半(選者・佐高信
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