2020 J1第2節 川崎vs鹿島 レビュー サッカーのある日常 | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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ブログの読者が川崎フロンターレとJリーグを応援してほしいために

こんばんは。Jリーグ再開初戦、なんとか勝ち切ることができました。相手は、常勝鹿島であるだけに、勝ち切ることの価値は計り知れないと思います。ただ、見ていた方はお分かりだと思いますが、スッキリした完勝ではなかったことも確かです。

 

 

7/4(土)19:00  J1 第2節 川崎 2 – 1 鹿島 等々力陸上競技場

得点:2’谷口(川崎)、30’長谷川(川崎)、32’オウンゴール(鹿島)

 

川崎フロンターレ 4-3-3

--16長谷川----9L・ダミアン----41家長--

--------10大島-----8脇坂---------

-------------25田中--------------

--2登里--5谷口--4ジェジエウ--13山根--

-------------1成龍---------------

65分 8脇坂OUT → 30旗手IN

74分 16長谷川OUT → 19齋藤ĪN

74分 41家長OUT → 6守田ĪN

83分 10大島OUT → 22下田IN

83分 2登里OUT → 7車屋IN

 

鹿島アントラーズ 4-4-2

--------9エヴェラウド--7ファン・アラーノ------

--11和泉------------------8土居---

---------4レオ・シルバ--20三竿---------

--14永戸--28町田--39犬飼--28内田--

------------1クォン・スンテ-------------

60分 2内田OUT → 22広瀬IN

60分 8土居OUT → 15伊藤IN

67分 7ファン アラーノOUT → 25遠藤IN

72分 4レオ シルバOUT → 6永木IN

72分 11和泉OUT → 19染野IN

 

 

リモートマッチ

試合開始前の雰囲気から。初めてのリモートマッチ(無観客試合)ということで、どういった雰囲気になるのか興味津々でした。選手の入場からして、両チームがそろって入場することもなく、試合前の写真撮影も離れて行っていました。

 

スタジアムでは、イベントの桶が並べられていましたし、音響は、いつもと同じように流れていたし、声援がない一方で、選手、スタッフの声をかなり拾っていました。もっと静かな環境をイメージしていたので、思っていたよりは音的には、寂しさを感じませんでした。

 

ただ、公式戦というのには、やっぱり違和感があり、練習試合以上、公式戦未満、という印象です。以前、選手らが言っていましたが、声援の後押しがあるから、痛くても苦しくても自然と足が動き、走り切れることがあると。そういった心理的な作用を及ぼす部分が、ホームアドバンテージの要素であるのは間違いないので、今は、無理なのも承知しておりますが、僕らも選手を声で後押ししたいなと感じました。

 

次の等々力では、5000人までの入場制限を行い、アウェイサポがいない状況ということなので、またこの試合とも雰囲気が変わってくるのでどうなるのか気になるところです。

 

オフサイド!?

肝心の試合ですが、開始早々の2分に、CKの流れから、アキのクロスをファーに彰悟が飛び込んでの先制。決まった瞬間で、オフサイドは大丈夫かなと思いましたが、オフサイドはありません、のアナウンスでホッとしました。

 

しかし、DAZNのリプレイで流される映像を見る限り、僕にはオフサイドに見えます。残念ながら、第1節の時にはVARが発動し、ゴールが取り消されましたが、リスタート後は、VARはないので、一旦認められれば、後味が悪かろうがゴールはゴール。

 

それはそれで嬉しいのですが、何が後味悪いかって、また忖度だ、買収だと言われ始めるのだろうなと。一人のフロサポの立場でどうこうできるものではないし、人間が審判やっている以上、仕方ない。審判の質の向上を願うのは、フロサポも同じです。

 

しかし、相手は鹿島。17シーズンが得失点差での優勝だったので、審判の一つの判断が違っていれば、鹿島の優勝だった。あのシーズン中に川崎に有利な判断と鹿島に不利な判断については、当時から、忖度だ、買収だと散々見聞きしていたので、今日の試合も後味悪いなと。でも、どうしようもない。

 

試合の主導権

今日の試合の最大の感想がそうなってしまったのは、ちょっと残念だけれども、サッカーの試合としての感想は、前半は川崎の試合で、後半は鹿島の試合だったというところ。

 

前半、川崎にとって幸運な1点目はともかく、2点目は、アキの見事なクロスに竜也がワンタッチで収めて、すかさず振り抜いたシュートが決まり2点目を獲った時、このペースでやれれば、勝利は堅いと思いました。

 

この時点で、アキは2アシスト。存在感アリアリで、鹿島キラーっぷりを存分に発揮してくれました。無観客だったのは残念ですが、この試合で300試合出場の偉業も達成してくれました。次の記録達成も川崎フロンターレと共にあってくれることを願います。アキ、おめでとうございます。

 

さて、せっかく2点リードした直後でしたが、鹿島のCKから、オウンゴールを与えてしまい、1点返されます。やっぱり鹿島相手。簡単には終わらないなと思わされます。

 

後半に至っては、徐々に川崎のパスが通らなくなり、鹿島に押し込まれる時間帯が増えます。ただ、その時間帯にあっても、やっぱりジェジエウは、速いし、強い。そして、ソンリョンが、丁寧に対応してくれた。この2人だけでも、かなりのピンチを救ってくれた。また、85分くらいの染野のシュートは、クロスバーにも救われた。

 

選手を入れ替え、ポジションを変えたことの影響か、そもそも中断期間明けから十分な練習ができていないことによる連携不足なのか、川崎の代名詞とも言える、正確に止める、蹴る、相手の矢印を外す、なんてことが後半は見られなくなっていってしまった。

 

特に川崎のサッカーの象徴であるべき僚太の存在感がこの試合であまり感じられなかったので、4-3-3の浸透、まだまだだと。試合後のスタッツを見ても川崎よりも鹿島の方がポゼッション率は高かったし、パス数も大差なかった。少なくとも川崎らしい試合のスタッツではなかった。

 

ただ、その中でも評価するとすれば、苦しい時間帯にあってもしっかり勝ち切れたこと。昨年は、終了間際に失点して、同点、あるいは敗戦ということが多々あったので、どんな形であれ、勝ち点3取れたことはプラスかと。

 

PK!?

また、審判絡みの話になってしまうが、87分に染野を谷口が倒してしまったシーンがあったが、PKを取られずに済んだ。このシーンについても鹿島目線で言えば、PKだと言うだろうなと思われるシーン。

 

ここは、取られたら取られたで止む無しのシーンだったかもしれないが、前半の10分くらいにL・ダミアンが倒されたシーンもPKは取られなかったし、あれくらいなら取らない判断だったのかなと感じました。

 

逆に、取られていたら、川崎目線では厳しいだろと言いたくなるシーンとなっていたでしょうから、少なくとも絶対にPKで誤審間違いなしの案件ではないと思います。もちろん、鹿島目線で言えば、言いたくなる気持ちもよくわかる、といったところ。

 

得点はされなかったけれども、鹿島の染野はいい選手だなと。若くていい選手が湧いて出てくるのは、やはり鹿島の伝統的な強み。結果として、今節、なんとか勝ち点3を取ることができたけれども、やはり鹿島は鹿島。このまま終わるはずはないだろう。次に対戦する時には、上位対決でまた痺れる試合をしてほしいと感じました。

 

次節に向けて

勝ちこそすれ、今日の試合運びを続けるようでは、次の多摩川クラシコ、FC東京相手には危うい感じしかしない。時間がないので、体力回復と意識合わせくらいしかできないかもしれないけれど、上手く調整して臨んでほしい。

 

余談ですが、相馬さん、鹿島のコーチになっていたのですね。FC東京で思い出しましたが、12年の等々力での多摩川クラシコの結果を受けて、解任だったはず。鹿島ベンチから今の川崎を見て、相馬さんが何を思うのか、ちょっと気になってしまった。

 

最後になりますが、試合内容は、すべてを吹き飛ばす、スカッとしたものではなかったけれども、俯瞰してみれば、ジャッジを含め、良くも悪くも、ああでもない、こうでもない、といったサッカー談義ができる、そういった日常が帰ってきたのだと実感しました。

 

新型コロナについては、今日も感染者が増え続けている報道も見ましたが、なんとか次節以降も無事に試合が開催でき、今シーズンを無事に終えられることを願うばかりです。医療従事者の皆さま、エッセンシャルワーカーの皆さま、改めて、感謝いたします。

 


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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