God Dwells in Small Things

ルネッサンスのポルシェ935製作記-29

静岡ホビーショーから無事に戻ったところで、ポルシェ935でやり残した作業を続けます。まずはリアのインタークーラーの塗り分けの修正からスタート。
後方の格子状のグリルを取り外してから、幅を2-3ミリ残す感じでメタルックを使ってマスキング。ラッカー系の溶剤を含ませた綿棒でダークグレーの塗膜を拭き取り、白の下地を露出させます。
あとはメタルックを剥がしてから、グリルを付け直せばOKです。接着剤は『セメダインのハイグレード模型用』、最近はエポキシ使わずにこればっかりですねー。
静岡合同展ではダッシュボードとステアリング、シート、シフトレバーを付けただけの急場しのぎだったので、改めてシフトレバー基部のエッチングを組もうとしたらパキッと折れました。
画像はスポンジの上で見にくいかと思いますが、どうやら表面のメッキ皮膜が割れると同時に折れてしまったようです。反対側は倍の時間をかけて慎重に曲げたんですが、やはり「パキ!(涙)」。磁化したピンセットの先にも引っつく謎の素材ですが、半田付けは可能なので修復してみます。
両面テープの上に折れたパーツを並べ、隙間にフラックスを塗ってからジュワッ!と。片側だけなら良かったんですが、反対側も揃えて半田付けする際、コテ先の震えがパーツに伝わって角度がズレてしまい、2度3度とやり直しで苦労しました。
このABCペダルも、軸を通すリングの部分がポキっと! アクセルペダルも放っておくと折れそうな感じなので、谷線に半田を流して補強しています。
ブレーキとクラッチの踏面は別パーツで再現するという力の入りよう… 完成したら全然見えないのにね。まさにムダ足です!
シフトレバーは基部に通したボルトの軸に引っ掛けて接着する構造に変更します。このレバー自体も無造作に力を加えると砕け散る金属素材だったので、プライヤーでじんわりと潰して、先端を二股に加工しました。
分度器みたいなパーツはブレーキかスタビライザーの調整レバーでしょうか? やはり半田を谷線に流して補強しておきます。シャシーに仮組みしてみると、センターのトンネルが若干高いことが分かったので、フライス盤で2ミリほど削りました。
分度器のレバーは0.6ミリの真鍮パイプ。表面を半田メッキで銀色にして、側面にはアドラーズネストの六角ボルトを差してエッチングに固定しています。今月いっぱいで完成に持ち込めるように頑張ります!

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
Return Top