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ドラゴンのIII号E型(スマートキット)製作記-37

先週末は久しぶりに戦車模型をいじりました。ドラゴンモデルのIII号戦車E/F型、かれこれ2年半ぐらい放置していたものですが、その間に気づいた点が2〜3あったので手を加えました。
まずは戦闘室後方の装甲板からキューポラが立ち上がる部分の接合ライン。キットでは綺麗な円弧を描いていますが、実際はこのように少し潰れた感じなので、ヤスリで削り込んでラインを変えます。
変更したラインに合わせて周囲の面をなじませるようにサンドペーパーをかけ、サフを吹いて表面の状態をチェックした後、溶接ラインを再現します。いつものようにプラストクラストの極細プラ棒を接着剤に浸し、柔らかくしたものを貼ってから、さらに接着剤を流してナイフで溶接跡をモールドしました。
次は車体前方のトランスミッションの点検ハッチ。なんの疑いもなく室内色のベージュで塗っていましたが、どうやら車体と同じグレーが正解のようです。エナメルの黒を薄めて下塗りした後、クレオスのジャーマングレーをエアブラシで仕上げました。
そして5年前にモチベーション低下の原因となった車体後部のスモークディスチャージャー 。今回も同じボイジャーモデルのエッチングセットですが、発煙筒の向きは正しいものに変更されています。
パーツの切り取りランナーがいやらしいところにあるので、タガネで押し切るようにトリミングし、半田付けで組み立てました。
筒の中央部分に穴を開けて、極細のチェーンを差せるように加工。かぎ爪状のエッチングパーツは等間隔に並べるのが難しく、また厚みも不足していたので、キットのプラパーツと組み合わせる作戦でいこうと思っています。続きは次の週末で。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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