まだまだ使う? iPhone4S | とれすけのブログ

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ずいぶん時間が経ってしまいましたが、いずれ書くと言っていたSIPネタと絡めて今回はでんわ関係のお話です。



Wifi不良から復活したiPhone4Sですが、いつの間にかまた不良になっていました。
そんな時見つけたのがこのSIMロック解除アダプタ。i-SIMというのですが、Amazonのコメントを見ていると、これは従来からあるSIM下駄と違い、一回設定すればロック解除できて、通常のSIMをそのまま使えるというシロモノらしいというのがわかりました。iPhone4Sは対象機種の記載がありませんでしたが、コメントでできたという情報もあり、価格も1,398円とお手頃なこともあって購入を決めました。



今、メインのiPhoneは楽天モバイルのSIMを使っていて、サブでデータSIMを一つ契約していたのですが、これはiPhone4Sで下駄をはかして使おうと思って導入したものの、3G接続が出来ないSIMだった為、iPhone4Sでは使えず、仕方なくモバイルルーターで使うように設定していました。

モバイルルーターでの運用はやっぱり面倒で、例えば外出先でiPhone4Sでネットを使おうと思うと、まずモバイルルーターの電源を入れる→iPhone4SでルーターにWifi接続するという手順が必要で、しかもモバイルルーターもスリープ状態でもバッテリーがすぐなくなってしまう、ということであまり活用できていないのが現状でした。

そんなことで、楽天のデータSIMの方は毎月525円、さらにデータシェアとスマート留守電かやって421円くらいかかっていたので、この1月で解約したところでした。

今回見つけたSIM解除アダプタが使えれば、今度こそiPhone4Sを真の意味で復活させられるのではないかと思って早速注文しました。
で、今度は楽天でなく、データSIMは一旦0SIMというのを入れてみることにしました。
0SIMというのは基本料0円で、500MBまで無料で使えるちょっと特殊なSIMですね。用途としてはIP電話での通話とAmazon Musicのような音楽ストリーミング、Twitter、メール、Web検索くらいなので500MBでもなんとかなるかなというのと、初期費用は3,394円かかってしまいますが、解約はいつでも可能ということで、持っていて損はないかなと思った次第です。

さて、i-SIM到着の前にiPhone4Sの方は再びWifiの復活作業が必要です。というのは、SIMロック解除には通信会社のAPNプロファイルをあらかじめインストールしておく必要もあり、また以後もWifiが使えなければやはり運用上かなりの制限を受けてしまうからでもあります。
だんだん慣れてしまった作業ですが、再びiPhone4Sの中にアクセスしてWifiチップを加熱しますと、無事復活。

解除アダプタも0SIMも届いたので早速SIMロック解除作業に取り掛かります。
やり方はAmazonサイトの商品説明欄にある通りで、正直不安もありましたが、うまくSIMロック解除できました。ただ、解除アダプタはNanoSIMでiPhone4SはmicroSIMということで、サイズを変更するアダプタを介しての作業でした。

0SIMもサイズは他への使い回しを考えてNanoSIMにしていたので、どのみちサイズ変更のアダプタは必要になります。ただ、今後の抜き差しを考えてiPhone4S用のNano SIM用 SIMトレイを別途入手しました。
この手のものはだんだん入手が難しくなりそうなので、今のうちに買えるものは買っておいた方がいいかもですね。

さて、無事に0SIMも認識し、きちんとDocomo回線に繋がっています。ただし、iPhone4SはLTEには対応していないので3G接続になります。

次は電話です。データSIMなので標準の電話アプリはもちろん使えませんが、ここでわざわざ通話料金の高い電話を使う必要のありません。IP電話、いわゆる050番号が使えるようになるサービスもいくつかありますので、今回はこれまた基本料金が無料のIP-Phone SMARTを使ってみることにしました。
Webで契約して、認証できれば番号が発行されますので、これをSMARTalkというアプリに設定します。幸いなことに古いiPhone4SでもSMARTalkアプリが使えるので、楽でした。
純正のSMARTalkアプリなら難しい設定は必要なく、IDとパスワードだけ設定すればすぐ使えるようになります。

ただ、発信はいいのですが、待ち受けに関してはちょっとテクニックがいります。
アプリを立ち上げておげばもちろん可能ですが、iPhoneがスリープ状態でも着信できるようにするのが、ちょっとわかりにくいのですが、スリープさせても着信できる環境は構築できました。
これで、050番号も使えることになり、また発信に関していえば通話料も050発信の方が料金は安くて済みますし、同じ050番号も相手によっては無料で通話できますので使い分けで料金を節約できます。

あと、メッセージアプリiMessageが使えると万全なのですが、ここはApple IDの関係もあって色々ややこしいことになりました。
最初に0 SIMを入れた時は前の設定が生きていたのか、メッセージのやりとりが番号でできました。
ところが後でiCloudのApple IDを変更したりしているうちに使えなくなってしまいました。
iMessageはApple IDでの使用も可能なわけですが、iPhone4Sでは機種も古い上OS、アプリのバージョンも古いので使えるかどうかはわからないみたいなことをAppleサポートの方には言われてしまいました。
あれこれやった挙句、なんとかiMessege、FaceTimeともApple IDで使用することができるようになりましたが、メッセージの設定画面はアクティベート中の表示のままです。使えるのでいいのですが、通信料がかかってしまわないかだけが心配の種です。
問題は500MBを超えないように運用することができるかどうかですね。500MB越えると自動的に容量アップになって課金されてしまいます。なので、500MBを超えたからといって使えなくなる訳ではないものの、割高になってしまうので避けたい、ということです。


続いて、ひょんなことからiPhone7の中古品を入手することになりました。バンド練習の動画撮影用にストレージ容量の大きな端末を探していて、たまたまジャンク品でストレージ256GBのiPhone7をうまく安価に手に入れることができたのでした。
不具合はホームボタンの破損。色々調べたのですがiPhone7以降はホームボタンの交換はうまく作動せず、事実上修理はかなり困難そうでした。
もっともカメラがわりに使うので、アクセシビリティーで擬似ホームボタンを設定しての運用でもあまり差し障りがないとの判断でした。

さて届いてみるとau版のiPhone7なので、当然SIMロックがかかっています。そこで、これも先のSIMロック解除アダプタでロック解除をやってみました。これもうまくいって、その後OSのアップデートでiOSの12.4にしても大丈夫でした。

ここで、またじゃあこれもモバイル通信で使えるようにしたいと思い、今度はイオンモバイルデータSIMをチョイス。
最小のデータ量で基本料金が月480円。やはり初期費用はかかりますが解約に縛りもなく、これは高速と低速の切り替えが可能ということで、これまた申し込み。
今はキャンペーンをやっていて3ヶ月は基本料半額ということだったので、とりあえず4GBのデータプランにしました。

しばらく使っていると、やはり今までメインのiPhone6よりもiPhohe7の方がキビキビ動くので、やっぱりこっちをメインにしたくなってきました。メインかどうかというのは私の場合はモバイルの電話番号が使えるかどうかという点なので、SIMさえ入れ替えればいい訳です。もちろん諸々のデータのお引越しは必要になりますが、iCloudを同じIDにしておけば特段移し変えることもなく大体のデータは引き継げますので、普段あまり気にしてはいませんでしたが、これは便利ですね。
結局、いろんな使い勝手を考えて、イオンモバイルはiPhone6、0SIMをiPhone4S、楽天モバイルがiPhone7という設定になりました。
イオンモバイルは低速モードでは200kbpsになってしまいますが、用途が限られて入れば、最小限は使えると判断しました。そうすれば、毎月基本料金だけですみます。

でiPhone6もメーセージアプリで苦労しました。
iMessegeはSMSとアップルのメッセージの統合環境みたいなものだと思うのですが、AppleIDの挙動がどうもよくわからず、思った通りの設定になかなかできませんでした。ようはiPhone7とiPhone6を別々なメッセージクライアントとしたい訳です。
同じiCloud IDを使っているので、設定を変えてあげる必要があります。iPhone7の方はSMSも対応するSIMなのですんなり番号で使えるようになったのですが、iPhone6の方のイオンのSIMはSMSなしのデータ専用SIMなので通常は番号でのやりとりはできません。ですが、AppleのiMessageでは番号でのやりとりが可能になりました。この辺がわかりにくいのですが、今回のiPhone6の場合はSIMが入っていてデータ専用SIMにも番号は付いているので、この番号が生きる訳ですね。ただし、やりとりできるのはアップルのメッセージだけなので、相手がiPhoneかMac上でメッセージソフトを使っている場合のみになります。

とりあえずはこれでモバイル関係は環境が整いました。あとは家のひかり電話です。
現状、iPhone4Sは上記のようにSMARTalkの電話とひかり電話の子機として使えるようになっています。ちなみにさらに古いiPhone3GSでもSMARTalkとひかり電話の子機になります。
長くなってしまいましたので、このへんは次回。