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今日の御言葉 20190922(日曜版)詩編73:1~28「神に近くあることこそ幸い」

2019-09-22 | Weblog
日曜版詩編は第三巻に入ります。150編からなる詩編は、大きく5つに分けられます。今回はその第三巻(73編から89編)です。

9月22日(日)
現在のテーマ「詩編第三巻」
今日のテーマ「神に近くあることこそ幸い」
■聖書 詩編73:1~28 (28)
■聖句 「わたしは、神に近くあることを幸いとし/主なる神に避けどころを置く。わたしは御業をことごとく語り伝えよう」。(28)
■解説
詩編73編は神の支配される世界において、なぜ正しい者が苦悩し、神に逆らう者が栄え安穏に生活しているのかという詩人のねたみや気持ちの揺れ(3-15)、その果てに行き着いた信仰(16-28)について記されています。「神に逆らうものの安泰を見て/わたしは驕る者をうらやんだ」(3)、彼らは「とこしえに安穏で、財をなしていく」(12)は、繁栄こそ善であるという世界に生きる私たちにも共感できる思いがします。うらやみやねたみで満ちる詩人の転機は「ついに、わたしは神の聖所を訪れ」(17)にあります。そこで彼が見出した幸いとは「あなたがわたしの右の手を取ってくださるので/常にわたしは御もとにとどまることができる」(23)という神の現存の体験であり、神と共にある幸いです。キリスト者とは神の手にとらえられた者のことなのです。そして、今日の聖句は作者の結論です。ジョン・ウェスレーが「この世において最も幸いなことは、主がわたしと共におられることである」と言った言葉と通じるものです。
■祈り
主がわたしと共におられる。それだけで十分です。そのことの幸いを噛みしめることができますように。

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