先週末は、ヨーロッパ文化遺産の日

通常は一般公開されていない施設や建物が公開される

特別な週末でした。

 

土曜日は、ユネスコパリ本部へ。

デジタル系のエキシビジョンと

お庭の散歩を楽しみ、

 

翌日曜日は、初めて

パリ・ブルボン宮殿(国民議会)へ行って来ました。

 

立派な門構え。

セーヌ川側は、長らく工事中なので

アイコニックな柱が並ぶ、表側の写真はありません。

 

 

ここに入るまでにまず…

この長蛇の列に並び

(2方向に分かれている列の、断然早い!と言われた側に並びましたが

それでも30分くらいは待ちました…)

 

空港並みのセキュリティを抜けて

まずは中庭へ。

 

 

中央には、管弦楽団が。

おそらく軍隊の管弦楽団だと思うのですが

これがまた、ユル〜い雰囲気で。

入った瞬間、ピンクパンサーのテーマを演奏していて

何だか拍子抜け。

 

 

ブルボン宮の全体像は、こんな感じ。

 

 

入場には、ここでもやっぱり…

長蛇の列。

 

 

ここでまた、ユル管弦楽団の演奏を聴きながら

優雅に待つこと数十分間。

 

やっと入場!

 

 

フランス革命時の『国民議会』から

国民の平等・第三身分(市民階級)の議会

というイメージを持っていたせいで

とにかく豪華絢爛な室内に、びっくり。

 

 

どのお部屋にも、豪奢な天井画と家具、そして

絢爛なシャンデリアがきらめいていました。

 

 

どこを見ても、とにかくゴールド!!!

 

ボールルームも、この通り。

 

 

肝心の議会場はと言うと…

ちょっと劇場風。

他のお部屋と比べると、豪奢さには欠けますが…

 

このくらいのゴールド感が、ちょうど良い塩梅?

 

威風堂々な議長席。

写真ではわかりにくいですが、レリーフの厚みがかなり立体的でした。

 

 

ほかにも

ゴージャス!!な会食の間など。もはや、眩しすぎです。

 

 

今回のビジットで一番素敵だったのは…

 

こちら!図書館です。

 

 

ドーム型の天井が、どことなく教会っぽい雰囲気を醸している

ギラギラすぎない、静かな空間。

 

全体像。

 

Séna(元老院、上院的な役割)を訪れた時も

やっぱり図書館が一番素敵と感じたし

フランスの古い建物では、私は図書館の装飾が好きなのかも?

 

 

最後に出口に向かう、外庭を。

これが、びっくりするくらい、質素!!

見事に、何もありません。

 

元老院は、リュクサンブール庭園の隣にある

旧リュクサンブール宮ということもあって

見事なお庭に花が咲き乱れていたのですが…

 

国民議会(旧ブルボン宮)は、飾り気ゼロ。

宮殿と一緒に撮っても、この通りです。

 

中庭側も、とくに特筆するほどの美しいお庭ではなかったし

内装と比べて、力の入れ加減の落差が…。。

 

 

そんなわけで、今年は2箇所を訪れた

2018年のヨーロッパ文化遺産の日。

毎年、9月の第三週の週末に行われています。

 

待ち時間の長さに恐れをなして、なかなか勇気が出ないのですが

いつか、エリゼ宮(大統領官邸)を訪れてみたいものです。

 

 

Journée Européens du Patrimoine