リモート(遠隔)レッスンお試ししてみた

1)これからどうしましょう

世界中新型コロナウィルスの勢力が拡大してきました。いよいよですね。映画の中のワンシーンにいるような、不思議な、そして大変な状況になってきました。

一ヶ月やそこらで、状況は好転しないということは分かってきました。外国では、秋まで学校を休みにすることにしたとか、都内の大学で、留学生が多い大学では、前期はすべてリモート授業に決定したとか、それぞれの責任者が、必死に今どうしたらいいのか、決定を下しているさなかです。ドイツでは、3月から音楽大学のレッスンも、リモートに全てなっているそうです。上手くいってる国の情報も、どんどん取り入れて、真似できるところは真似していけたらいいですよね。せっかく、世界中の情報がすぐに手に入る時代ですし。

もしかして、1年位は、不要不急の外出は控えるような生活になるのかもと思っています。

もう、腹をくくりましょう。そんな中で、自分の好きなことを完璧な形じゃなくてもいいので続けて、精神が壊れないように暮らしていくにはどうしたらいいか、考える時期じゃないかと思います。

子どもたちは、すぐに大きくなってしまいます。その大事な一年を、何もかも我慢して生きていくには、あまりにももったいないです。

是非こんな中レッスンなんて無理って諦めないで、アイデアを出し合って人間の営みを続けていきましょう。もちろん、人命第一優先です。命あっての音楽です。

 

2)お試し大会実施して わかったこと

昨日31日火曜日は、もともと休講日にしておりました。月末は、年度末だったので年間の回数調整もあり、この時期にただぼ〜っと休養するにはいかず、今後のことを、散々考えました。

リモートのハードルを下げるにはどうしたらいいかな?と思い、そうだ、みんなやったことがないから躊躇するんだなと思い、お試しに、2,3分つなげるお試し会を実施しました。

FacebookやSkypeなどは、予め時間を伝えてもらって、何時ころに通話することを約束して通話してみました。なんか、画面の向こうで、ニコニコ私を待っている生徒さんのお顔を観た瞬間、心がほっとしました。私は根っからの寂しがり屋なので、画面越しで会えるだけでもすごく幸せでした。

ZOOMは、午後8時と時間を決めて、連絡先を生徒全員にメール、Facebookの非公開グループにも貼り付けて、皆さんに試してみるように呼びかけました。みなさん、思い思いの時間に準備ができたらミーティングルームに入ってきてくださり、音声テストやおしゃべりのテストをしたり。ビール片手に気楽に集まってくださいね〜ていっておいたので、ビールに焼き鳥にしめ鯖まででてきて、なんだか合宿みたいなノリになってきました。笑)途中でお風呂いってきま〜すとか。お風呂上がり、ワインいきま〜すとか。子どもたちは、オレンジジュース飲んでました。笑笑)我が家のペット自慢タイムもありましたよ!

システム管理がご専門のお仕事の生徒さんもいらして、色んなツールで入ったり出たりして、試してくださいました。他の人も何を使ってるとか教えてくださったり、こうすればこうなるんじゃ?とか、ボタンを押して、どんなことができるか、試してみました。私がバイオリンの音を弾いてみたものを、画面越しに録音して、ラインでその場で送ってくださったり。

ここに、わかったことを列挙していきます。

◯Wi-Fiは、なるべく有線がいい。

◯パソコンを使うときは、他のメールやGoogle Chromeや使っているものをすべてシャットダウンする方がいい。お知らせが、ぴろろんって来るたびに動画が止まったり影響がある。(これは二人の人が言ってました)

◯タブレットは、そういう影響をうけないので簡単でいいかも。

◯入力するツールに近いところで、バイオリンを弾くと、音が歪む。できるだけ離すと影響が少ない。

◯喋る声は、マイクに近いところで入力。

◯隣で仕事しながら聞いてた夫@音にうるさい が、「さすがにMacのスピーカーだけではひどいな。外付けスピーカに繋げたら」と私に苦言を呈す。有線のスピーカーがあるので、次回はそれにする。

◯家でyoutubeやグーグルで検索するくらいができる環境だったら、普通にZOOM通話できる。

◯Bluetoothのヘッドセットは、音声の途切れがあることがある。

◯消音器をつけても、消音器付けたなって多少音色の違いがわかるけど、消音器をつけたほうが、音が歪まない。

◯強弱はネット経由でもわかる。私が強弱をつけたものを、画面越しで聴いてもらった。

◯FaceTimeは画面がきれい。でも、画面が小さい。

◯ラインは誰でも気楽にできる。ただし、連絡先交換をしないとできない。よく途切れる。

◯ZOOMは安定している。ただし、ミーティングルームに入っている人数が多いと、音声が小さい気がする。先生と生徒一対一では、問題ない。

◯人の声は、ほぼ違和感なく、その人の声として聞こえる。

◯タイムラグがあるので、今の所合奏はできない。

◯ZOOMで複数の人がミーティングルームに入っているときに、演奏しているときに、誰かが発言すると、演奏が途切れがちになる。一対一のときは、先生が弾いてるときは発言しないと思うので大丈夫。

◯システム管理がご専門の生徒さんが、これはかなり普通にレッスンできますね。すばらしいと絶賛していました。

3)リモートレッスンのいいところ・できないところ

これも、ランダムに列挙していきます。まずはいいところ!

◯命の危険にさらされません。特に今は。

◯行き帰りの時間が節約できます。お天気悪いとき、でかけたくないですよね!

◯電車で通ってくださってる生徒さん、新幹線通学の生徒さん、交通費大変ですよね。無料ですよ!新幹線通学の生徒さんからも連絡があり、リモートに挑戦されることになりました。

◯手を大写しにできたりして、普段は恥ずかしくて、先生の手アップで見せてくださいなんてお願いできないことも、できますよ!特に今は2メートル離れてるから、先生遠いです。先生は生徒の手をさわれないのは同じですし。

◯これを機会に、楽典の講義を受けたいって生徒さんいませんか?話し声はほぼ変わらないので、楽典の講義にはぴったりです。

◯普段会ってる先生が、画面の向こうから、テレビみたいに観えますよ。小さいお子さんは大喜びです。

◯こんな大変な時期でも、レッスンのお休みをしないで続けられます。お休みするより、ずっとずっといいです。

◯会社もリモートでひとり暮らしだと、人恋しくないですか?私と画面越しに会えますよ。(普段会えない、幻のにゃんずに画面越しに会えるかも・・・。会えないかも・・・)

◯いつもと違う感覚のレッスンで、楽しいです。

◯追記:マスクをしなくていい!レッスンでマスクしながらバイオリン弾くのって、結構難しいんですよ!ここ大事でした。先程書き忘れました。

では次に、できないこと。万能ではないので正直に書きます。そしてその対策も、考えてみました。

◯音質は、リアルには勝てません。ちょっとした機微はつたわりません。→いっそのこと、音色のレッスンはあきらめて、別のことをやりましょう。音程とか、リズムとか、アゴーギグとか、強弱や弓を使う場所のレッスンはできます。

◯タイムラグがあるので、画面越しの合奏はできません。→できるだけ、予め録音したもう一つのパートをお送りしたり、バイオリンランドクラスだと、データの録音を送って、それに合わせられているかどうかのレッスンはできます。

◯小さいお子さんは、喜んでやってくれますが、画面の前からいなくなってしまうことも。→お母さん、お父さんに、こっちおいでって言ってもらってお手伝いをお願いします。今の所、最年少4歳の生徒さん含む、未就学児さんのレッスンが3名成功しています。

◯全く動画が途切れないわけではないので、つなぎ直してレッスンの続きをするなど、レッスンに無駄な時間が若干生じます。→その代わり、リモートだと調弦して待機できるので、調弦の時間やケースのふたを開ける時間はレッスンに含まれなくなるので、若干お得だわって思ってもらえると嬉しです。ピアノ科の生徒さんは、今全員に手を洗ってもらってるので、その時間が節約できたって思ってもらえれば。

◯演奏しながら、私が同時に一緒に弾いて、こんな感じよというレッスンはできない。言葉で、リアルタイムで案内するレッスン。例えば「今、ポジ移動の準備はじめ」とか、そういうリアルタイムでのレッスンはできない。→演奏が終わったあとに、どことどこが上手くいってない。その理由はこうだからという説明に変わります。もしかしたら、こっちのほうが自分にはレッスンのタイプとして向いてるという方もいらっしゃるかも。こういうときこそ、生徒さんと話し合いながらレッスンするカウンセリングレッスンの時間を多くとってもいいと思います。

◯小さい子がよく、先生〜ってだきついてきてくれるけど、そういうふれあいの楽しい時間はない。もちろん、手を触ってあげて治すことも不可→現状だと、今月から2メートル内からこっちにこないでねとレッスンしているので、あまり変わらない。

以上、思いつくまま書いてみました。なるべくお休みにしないで、リモートレッスンをお勧めしています。

生徒さん、皆さんいい方ばかりで、先生を危険に晒すといけないのでと、補講の権利を放棄して、あえてお休みにしてくださる方も。みなさん、本当にありがとうございます。このブログを読んで、「リモートうちでもできるかも」と思い直した方は、遠慮なくリモートで申し込んでくださいね。お待ちしています。

 

 

 

 

 

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