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(釆女神社)『猿沢の池の玉藻とみるぞ~明日香風~猿沢の池もつらしな 吾妹子が~采女の 袖吹きかへす 明日香風~「中秋の名月」の日に行われる『釆女祭』

2019年09月15日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
『猿沢の 池もつらしな 吾妹子が
たまもかづかば 水ぞひなまし』
日本古典文学大系『大和物語』 第百五十段



『采女の 袖吹きかへす 明日香風
     都を遠み いたづらに吹く』
    (志貴皇子)『萬葉集』 巻1-0051



(奈良時代)~帝の寵愛を受けていた(采女)
帝の心変わりにより 寵愛を受け無くなった事を
悲しみ 猿沢池の畔の柳に 自らの衣を掛けた上で
猿沢池に自ら入水した~『釆女伝説』



謡曲『釆女』の題材にもなった 采女伝説ですね!
『枕草子』に取りあげられ(猿沢池)の東の堤には
釆女が入水するとき衣を掛けたという(衣掛柳)の
石碑もありますね!



「中秋の名月」の日に行われる『釆女祭』



毎年「中秋の名月」の日に行われる「采女祭」



今年(2019年)の中秋の名月の日~(9月13日)



「采女祭」前日に采女神社で「宵宮祭」が行われ
「中秋の名月」当日17時は「花扇奉納行列」



秋の七草で造られた「花扇」と呼ばれる飾り物を
乗せた御所車や稚児たちや十二単を来た(花扇使)
「天平衣装」で着飾り(三条通り)をJR奈良駅から
(采女神社)まで(奈良のまち)を練り歩きます



春日大社の神官による神事(18時)[花扇]が奉納!



19時頃.雅楽が演奏され 猿沢池の上を(花扇)や
(花扇使)を乗せた2隻の管絃船(龍頭・鷁首)が
巡り「華麗に光り輝く燈籠と池に浮かぶ船」と言う
幻想的な「花扇」本体が池に浮かべられ~
『釆女祭』は佳境に入ります!



(釆女神社)は『春日大社の末社』で興福寺にも
近く⇒(猿沢池)に 隣接しています!
(釆女神社の鳥居)が東にあるのに社殿が西向き
(釆女の霊が池を見るのが辛い!)
興福寺別院の北東隅にあったが現在地に渡り
東から出入りするようになり 鳥居が建った
「奈良坊目拙解」この様な説もありますね



采女神社では(糸占い)[月明かり]の下で(赤い糸)を
針に通すことが出来れば願いが叶うとされる(糸占い)
三条通り周辺では夜店や屋台で賑わっています



悲恋の「采女伝説」に由来する(仲秋の名月)の日
古都・奈良の優雅な風物詩と言えますね!



『わぎもこの ねくたれ髪を 猿沢の池の
玉藻とみるぞ かなしき』(柿本人麿)



『猿沢の 池もつらしな 吾妹子が
たまもかづかば 水ぞひなまし』
日本古典文学大系『大和物語』 第百五十段







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