日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

香港 デモと暴動と

2019-11-04 | 香港に思う
そのうち収まるだろうから、知り合いが過剰に心配するといけないのでとこの話題は今まで避けてきたのですが、節目とされた10月1日を過ぎても一向に収まる気配がないので、在住者としてのこれまでの印象をまとめてみます。

数か月前までの状況をごく簡単に述べると、毎週末にデモが計画されて同じ日にデモのルートと別のところで、警官隊が出動するということが多かったようです。

この二か月の状況はデモが計画されて、あるいは集会が計画されてる週末にデモ、集会の現場近くで鉄道駅施設の破壊、商店の破壊、警官隊との衝突、放火、催涙弾の発射といった事件が起きています。

日本のマスコミの記事でおかしいと思う点がひとつあります。それは数か月前でも、現在でもデモ隊の一部が騒ぎを起こして警官隊と衝突という一般市民が暴動を起こしているような書き方をしていることです。

テレビの映像から確認できることは、駅を破壊したり、警官隊ともめているのは明らかにデモ行進をしている市民と一緒ではありません。別動隊的な存在の人たちなんです。

襲撃の目標は駅や警察署のほか、中国本土系の銀行や経営者が本土寄りの発言をした企業にも及び始め、それら銀行の支店や店舗は襲撃に備えて白い板囲いをして防衛しているという状況です。(写真参照)

香港のマスコミの姿勢にも大いに疑問を感じています。駅の出入口や自動改札を壊す映像、警官隊に物を投げつける映像、一部の人たちを取り囲んで鉄パイプや傘で流血するまで襲撃する映像、これらがニュースで流れるのですが、すべてこれらが警察が到着する以前から、つまり破壊者、襲撃者の後ろからカメラがドキュメンタリーのように追跡しているのです。彼らは事実を伝えるのが仕事と思っているのでしょうが、駅を破壊し、個人を寄ってたかって数人で襲撃する人たちを止めようとする気配が全く感じられないのです。これはどういうことなのか。

この前の週末は私の住んでいるアパートのすぐ近くのショッピングモールで騒ぎがあり警官隊が出動する事態になり、騒然とした状況が嫌でも聞こえてきて恐かったです。
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2 コメント

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Unknown (陳丹丹)
2019-11-06 08:54:27
日本のマスコミの大半は既に中共に取り込まれているんじゃないですかね?
Unknown (erawan)
2019-11-06 20:09:09
>陳丹丹さん。

コメントをいただきありがとうございます。
日本のマスコミは一旦起きた事件について、その後を報道しない傾向が強いですね。また、外国の記事は特派員が直接取材していないものも多いようです。

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