事態は刻々と変化している、日本だけでなく世界中で未知のウイルスとの闘いが繰り広げられている。政府の対応が正しかったのかどうかは後になって検証されるべきだろうが、水際で撃退できなかったという事実は残る。アメリカですら弱気な見方をしている。いくら入国を厳しくしても、感染のピークを後にずらす効果しかないといわれる。その点を安倍首相が考慮したのであれば、早い段階で国民に説明すべきであった▼安倍首相には、勝てないまでも、負けないという見通しがあるのだろうか。日本はかつて経験したことがない危機に直面している。私たちが闘っているのは、得体の知れない新型コロナウイルスである。潜伏期間が長いことが分かってきており、検査を絶対視すべきではない。あらゆる手を打たなくてはならない。感染者と接触した国民は、誰彼を問わず、2週間程度隔離するのは当然である。厚生省の職員に感染者が出たのは、やるべき処置を怠ったからである▼加藤勝信厚労相の記者会見での答弁が見苦しいわけではない。しかし、対応に不手際があったことは確かである。一度ぐらついた信頼を取り戻すことは難しい。国民の不安感を一掃するためには、安倍首相は泣いて馬食を斬るとともに、自らが先頭に立って態勢を立て直すべきなのである。
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「『月収1万800ルーブル(約1万9,000円)で生活できると思っているのか』。ロシアのプーチン大統領が19日、故郷のサンクトペテルブルクを訪れた際、低所得にあえぐ女性から街頭で直接不満をぶつけられ、問いただされる一幕があった。プーチン氏は『非常に厳しいと思う』と答え、政府が対策に取り組んでいると釈明した。
地元メディアによると、プーチン氏は行事に出席後、市民と交流。その際に女性が発言した。女性が『あなたの給料はだいたい(月に)80万ルーブル(約140万円)だと思う』とただすと、プーチン氏は『まあそうだ』と対応。『大統領が最も高い給料をもらっているわけではない』とも語った。
その上でプーチン氏は『あなたは正しい。社会保障の分野で国が解決しなければならない問題が非常にたくさんある』と強調した。プーチン氏と市民の交流は事前に入念に準備されていることが多いが、今回の交流が仕組まれたものかは不明。ロシアは欧米の制裁などの影響で経済が停滞し、国民の不満がくすぶっている」(2020/02/20 時事通信ニュース)。
本物の《唯物論》とは、「どんなものを、どんな手立てで食っているか?」を見分けることである(ウソです)。
例えば、「県庁の副知事を退職して地方銀行の監査役におさまった人間が、地銀幹部と割烹料理屋のお高い飯で会食していれば、県の大金の出納に係わった双方の下心が見えた」という《唯物論》である(笑い)。
この観点から、ロシア共産党、中国共産党、日本共産党を振り返る。というのは、「過去の出来事を見つめなおすことが現在起こっていることへの理解を容易にし、いまの出来事を眺めることで、過去を理解することができる」(竹内 洋)からである。なお、出典は、『毛沢東思想の全体像』(金子 甫)から。
『ドクトル・ジバゴ』(Ⅰ、339頁)には、レーニン政権の下で一般民衆が飢餓に喘(あえ)いでいた1919年3月の終わり頃にはすでに非公開の配給所があって、政権の幹部のためにあらゆる種類の食料が用意されていることが描かれている。(引用者:同じ頃だと思うが、秘密指令によって、首都とレーニンたちの別荘を結ぶ直通の特別列車が運行されていたりもした)
中国共産党の苦しかった延安時代について、作家の王実味は、「抗日前線にいる将兵たちが戦い、命を落としているときに、後方の延安の幹部たちは女と歌とダンスに耽(ふけ)っている。病気にかかった同志が麺スープひと口すら飲めず、青年学生が毎日粥を二食しか啜(すす)れないのに、健康な『大人物』は・・・各種の特別待遇を享受し・・・『食は5クラス、衣は3色』と相成っているのだ」と暴露した。
日本共産党も「食は5クラス」だったという。日本共産党の国会議員秘書をしていた兵本達吉氏は立花隆氏との対談「宮本賢治は代々木の金正日」(『WiLL』2005年10月号)で、熱海の党学校で開催された党大会の代議員約1,000人は「食べるもんが違う」と述べている。「副食が、平の代議員だったら2品か3品、中央役員になるともう1皿つく。幹部会員になるとさらにもう1皿・・・常任幹部会員になったらまたまたもう1品つく(笑い)。じゃあ宮本議長は・・・当然、鯛でなきゃ駄目・・・ボディガードやってる連中が熱海のいちばん有名な魚屋へ、真鯛のいちばん立派なやつといって買いにいかされる。彼らは・・・刺身にして食べて毒味するんだよ。熱海の党学校の料理長をやってた人は、かつて帝国ホテルのシェフをやっていた・・・料理の天才と呼ばれた立派な人なんだけど・・・『浜本さん、組織内の身分を・・・副食の数で表示する組織というのは共産党だけです』ってホントに怒っとった(笑い)」。
しかし、目には見えない心のスマートさでは、断然石破茂氏の方が安倍総理を凌駕しているのではないでしょうか?
【 意見をつなぐ、日本が変わる。BLOGOS
記事 SmartFLASH
2020年02月21日 06:00
石破茂、いまも続ける「漁船衝突事故」遺族とバーベキュー
https://blogos.com/article/437598/
2019年夏、吉清美恵子さん(前列右端)と親族とのバーベキューにて(写真提供・美恵子さん)
「これだけマスコミが来たのは、“あの事故” 以来だね」
新型コロナウイルスの感染拡大で、中国・武漢市から帰国した日本人を受け入れた「勝浦ホテル三日月」がある、千葉県勝浦市。現地で話を聞くと、市民から、そんな言葉が聞こえてきた。
“あの事故” とは、2008年2月19日に起きた海上自衛隊のイージス艦「あたご」と、漁船「清徳丸」の衝突・沈没事故のことだ。清徳丸船長の吉清治夫さん(当時58)と長男の哲大さん(同・23)が、帰らぬ人となってしまった。
「今回、ホテル三日月がニュースになったのを見て、私も思い出しちゃったの。あの事故のときも、2月末に予定していた『かつうらビッグひな祭り』が中止になりそうだったなって」
そう語るのは、治夫さんの自宅だった家に現在ひとりで暮らす、治夫さんの妹・吉清美恵子さん(64)。事故当日、現場の野島崎沖は穏やかだった。
「私、穏やかな海を見るのが好きじゃないんです。事故のときも暖かくて、風がなくて、穏やかな海だった。だから、事故の日を思い出しちゃって、涙が出るの」(美恵子さん、以下同)
美恵子さんは、「いまだに亡くなった2人が夢に出る」と言う。
「川津港の港口を見渡せる高台に、2人のお墓があります。私は港口を、まともに見られない。でもね、いつも2人は一緒に、いい顔で夢に出てくるの。それが救いなんです」
それでも美恵子さんは、「誰かを恨むこともない」という。
「今年で13回忌。毎年2月の命日には、海上自衛隊の方が来てくれます。それから、石破茂さんが、毎夏のお盆に、ひとりで線香をあげに来てくれるので、みんなでバーベキューをするんですよ。
石破さんは、『なにか困ったことある?』と、いつもいろいろと愚痴を聞いてくれる。私と同世代ということもあって、キャンディーズの話で盛り上がったりね(笑)。おかげで、ここまでやってこられました。人を恨まないで、なんとか……」
石破茂衆議院議員(63)は、事故当時、福田康夫内閣の防衛相だった。だが、衝突事故の遺族を毎夏訪れ続けていたとは――。
取材を申し込むと、「こんなことがニュースになるの? このことを話すのは初めて。もう13回忌だよね」と感慨深そうに、こう続けた。
「美恵子さんは、お話し好きな方でね。でも、悪口や恨み事はまったく言わない。私こそ、感謝しているんです」
石破氏は、事故2日後に担当大臣として吉清さん宅を訪れたことを、鮮明に覚えている。
「ご遺族から、どんな罵詈雑言を浴びても『とにかく海上自衛隊の信頼回復につとめるしかない』と思いましたね」(石破氏、以下同)
誠心誠意、情報は隠さず、説明する。その方針を貫いたため、新事実が出るたびに訂正を重ねることに。石破氏の辞任を求める声も高まった。
「しかし、事故後しばらくしてから、福田総理がSPも秘書官もつけず、ひとりで勝浦を訪問されたんです。そのとき、ご遺族、ご親族が連名で、『辞めさせることだけが、責任の取り方ではない。再発防止の方策をしっかりと確立してもらいたい』という内容の手紙を、福田総理に託された。
おかげでそれから半年間、私は再発防止策と、防衛省改革に邁進できたんです」
防衛省の「改革案」をまとめた後の2008年8月。内閣改造に際して、「けじめをつけたい」と留任を固辞。福田首相も受け入れた。
「大臣から外れてすぐに、線香をあげようと、ひとりで電車に乗って勝浦に向かいました。ご遺族とご親族が20人ほど集まってくれてね。『供養だから一杯やろう』と、伊勢エビやサザエを食べて、お酒を飲んで。
『福田さんにも持っていってよ』と、30kg近い海産物のお土産も持たせてくれた。総理公邸で、福田総理と食べましたよ(笑)。
2009年の総選挙のときには、皆さんで私の地元・鳥取まで応援に来ていただいた。そんなご縁がいただけるとは、思いもしませんでした。
御霊に対する思いもあるし、ご遺族とご親族への思いもある。議員であるかぎり、できればこのまま、毎年お邪魔したいと思っています」
イージス艦事故への対応は、その後の教訓にもなった。
「事実を隠し、捻じ曲げると、そのときはうまくいったように見えても、後から大きなツケが回ってくる。『危機管理とは、そういうものだ』と、いまでも思っています」
(週刊FLASH 2020年3月3日号) © LINE Corporation 】
【 日刊ゲンダイDIGITAL
安倍首相グルメ三昧 コロナ対策会議わずか10分のデタラメ
公開日:2020/02/21 14:50 更新日:2020/02/21 16:34
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269412
感染拡大が止まらない。とうとう新型コロナウイルスの国内の感染者は700人を突破し、3人が亡くなってしまった。安倍政権はまったく打つ手ナシ。日本は国難に直面しているのに無能無策をさらしている。ふざけているのは、コロナ対策よりも、グルメ三昧を優先している疑いがあることだ。
安倍政権が「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置したのは、1月30日。2月18日まで、土日を含めて計11回も開いている。安倍首相が「本部長」をつとめ、全閣僚が出席することになっている。小泉進次郎環境相が、地元の新年会に出席するために、政務官を代理出席させたのが、この「対策本部」だ。コロナ対策を話し合う最高機関の位置づけである。
ところが、なぜか大手メディアは伝えようとしないが、会議時間は毎回10分程度。安倍首相が冒頭に挨拶したら、すぐにお開きになっているのだ。わずか10分の会議では、どう考えても効果的なコロナ対策を話し合えるはずがない。政界関係者がこう言う。
「わずか10分間という意味のない対策会議を11回も開いているのは、安倍首相が挨拶するシーンをテレビカメラに撮らせるためです。要するに、国民に“やってる感”をアピールするのが目的です。小泉環境相、萩生田文科相、森法相が会議をさぼったのも、国民向けのパフォーマンスだと分かっているからです。“やってる感”を演出する、安倍首相のいつもの手口ですよ。本気でコロナ対策をやる気があるのか疑問です」
たった10分の無意味な会議には、さすがに批判が噴出しはじめている。とくに、2月14日の「対策会議」には、SNS上でも<会議にたったの8分間だけ出席。その後、3時間の会食 何をやってんだ>と批判が飛びかっている。さっさと会議を終わらせ、その足で帝国ホテルに向かい、日経新聞社長らと3時間も豪華ディナーを楽しんでいるからだ。
同日の「対策会議」は、注目されていた。前日に国内初の死者が出たからだ。なのに、いつも通り、“やってる感”のパフォーマンスで終わらせている(後略)。
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自民党議員に好かれるのも大切ですけれど、国民への想いが淡白な総理より、たとえ、自民党議員に好かれなくても、国民への想いが熱い人に総理になって貰いたい!
新型コロナウイルスが侵略中の日本国内に於ける私を含む多くの日本国民の切実な願いだと思います。