緊急事態宣言では対応できず、非常事態を宣言するにも法律が整備されていないからお手上げ。そんな言い訳が通用しないのが政治である。内閣法制局のレベルでは、その程度のことしか考えられないのだろうが、国民は命が大事だと思っているから、安倍首相に決断して欲しいのである。移動を禁止するのが手っ取り場合措置であるのは誰もが知っている▼だから私たちは声を大にして、憲法改正を訴えてきたのである。むざむざ同胞が死んでいくのを見るというのは最悪である。今の事態は戦争と大差ない、平時を取り戻すためには、超法規的な非常事態を宣言する以外に手はないのである。そのために後になって裁かれても、結果オーライではないか▼何度でも言う。立憲主義は法を破る力も容認しているのである。それが憲法制定権力である。悪しき為政者を倒すための抵抗権の行使や、疫病対策で私権を侵害するのは、平和な暮らしを守るための非常手段である。安倍首相が音を上げたら、国民が絶望のどん底に突き落とされるのである▼法律がないから命が救えないというのは、政治家失格である。国民は超法規的な決定であっても、従うつもりでいる。危機的状況下では、何でも許されるのであり、安倍首相が腹を決められるかどうかなのである。
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この時重要なのは、感染が広がる速度を遅くコントロールする事です。重症化しにくい世代であっても、一定程度は武漢肺炎を発症して重篤化する恐れがあるからです。
よって、感染拡大速度が早ければオーバーシュートして医療機関がバーストしてしまう。それを避けるには、一人あたりの感染再生産数を下げ、感染拡大速度を遅くしてやる必要がある。どうすればそうできるかと言うと、なるべく他人と会う頻度を少なくしてやればよい。ウイルスが他人に乗り移る機会を減らせれば、感染再生産数を減らせるからです。そうすれば、感染拡大速度が遅くなるので、オーバーシュートさせないで感染を広げられます。だから、不要不急の用事以外は家から出るなと広報しています。
そのようにして、働く若い世代の間に遅い速度で集団免疫を獲得させるのが、日本の戦略だと私は見ています。その為に、意図的にグズグズした対策を打っているのです。よって、緊急事態宣言もロックダウンも無いように思います。しかしその間、高齢の方は家に籠っている必要があります。高齢の方は、感染すると命の危険が大きいからです。