アメリカの大統領選挙の結果次第では、我が国は戦後レジームからの脱却を迫られることになるだろう。アメリカのメインストリームメディアはこぞってバイデンの優勢を伝えており、トランプが負けてバイデンが勝つようなことがあれば、中共の脅威はより深刻なものになるからだ▼まずは国論を統一し、国民が結束しなければならない。国家として身構えることで、自らの力で危機を乗り切らなくてはならない。そのためにも憲法改正は必須である。もはや避けて通ることはできない。アメリカが同盟国としての役割を果たしてくれるのであれば、平和安全法制だけで充分である。しかし、中共に媚びるバイデンが当選すれば、厳しい現実に直面することになるだろう▼現憲法によって交戦権を否定された我が国は、その存立の基盤を他国に依存している。東アジアからアメリカ軍が手を引くならば、尖閣諸島は中共軍の手に落ちるだろう。私たちは何を守るべきかを明確にしなくてはならない。三島由紀夫は「天皇と軍隊とを栄誉のきずなでつないでおくことが急務」(『文化防衛論』)であると訴えた▼最終的には、国軍として日本を守り抜く覚悟が自衛隊にあるかどうかであり、流浪の民にならないために、それを国民が支持するかどうかなのである。トランプの勝利を願わずにはいられないが、最悪の事態も想定しておかなくてはならないのである。
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