ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

自民党は、本当に保守政党なのか - 5 ( 自民党大阪市議会とサンフランシスコ市 )

2020-10-19 17:16:55 | 徒然の記

 大阪市議会の、自民党議員について語るには、平成30年10月のサンフランシスコ市に設置された「慰安婦像」事件が、一番分かりやすいと思います。

 ネットで検索していましたら、大阪民主新報の平成30年10月14日号の記事を見つけました。初めて聞く名前なので、これもネットで検索しました。

 《 「大阪民主新報」とは 》

 1.  大阪民主新報社が発行する、大阪府の週刊地方新聞である

 2. 日本共産党大阪委員会と共闘する、大阪府の民主勢力との、共同機関紙である

 事件に関する説明は、私がするより、同社の記事の方が詳しいので、そのまま転記します。

 「吉村洋文大阪市長は、サンフランシスコ市に設置された、」「旧日本軍『慰安婦』像をめぐり、」「60年以上にわたって続いてきた、両市の姉妹都市関係を解消することを、」「2日、サンフランシスコ市のブリード市長に通知しました。」

 「『慰安婦』像は、中国系・韓国系米国人らの民間団体が、」「昨年9月、同市内の民有地に設置し、」「10月に市に寄贈され、サンフランシスコ市議会が、」「全会一致で、寄贈を受け入れる決議を可決しました。」

 「吉村市長は、像の碑文に『数十万人の女性が性奴隷にされた』と書かれていることなどについて、」「日本、大阪に対するバッシングと主張し、前市長が決議を承認したことを受けて、」「姉妹都市関係の解消の意向を、示していました。」

 「吉村市長は、前市長の急死で、解消の手続きを延期していましたが、」「今年7月、前市長の方針への見解を質す書簡を、現市長に送り、」「9月末までの回答を、求めていました。」

 「書簡では、「設置された碑文には、不確かで一方的な文言が含まれており、」「歴史の直視ではなく、単なる政治的な日本批判であり、」「サンフランシスコ市の、現地コミュニティーに分断を持ち込む貴市の決定に依り、」「長年にわたって築き上げてきた、友好関係の礎である両市の信頼関係は、」「根本から崩れた、と述べています。」

 中国系・韓国系米国人らの民間団体とは言いながら、彼らの活動資金は中国政府と韓国政府から出ています。同様の団体は、フランスにもカナダにもドイツにもあり、中国・韓国政府の言う、日本への情報戦の一環として「慰安婦像」が利用されていることも、私たちは既に知っています。

 吉村市長の意見は、事実その通りで、日本人である限り、看過できない行為です。このつまらない像のため、どれだけの日本人が怒り、胃の痛むような思いをしたことでしょう。共産党の機関紙は、どのような意見を述べるのか、興味が湧いてきました。

 「吉村市長の書簡を受け取った、ロンドン・ブリード市長は、」「4日、声明を発表しました。」「声明では、" 一人の市長が一方的に、我々2つの都市の人々の中に " 、」「 " 60年以上にもわたって存在してきた関係を、終わらせることはできない " とし、」「『慰安婦』像は、性奴隷制や、性売買の恐怖に耐えることを強いられてきた、」「すべての女性たちの、たたかいを象徴するもの。」「この碑によって、私たちは、忘れてはならない出来事や、」「教訓を思い起こすことができる、と述べています。」

 「すべての女性たちの・・・」と言う文言は、朝日新聞が慰安報道の誤報を謝罪し、弁明した時の言葉と同じです。息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々に言います。GHQが日本に残した「トロイの木馬 ( 朝日新聞 ) 」は、日本国内だけでなく、中国・韓国と協力し、アメリカでも日本攻撃の宣伝活動をしています。肝に銘じつつ、記事を転記します。

 「大阪市をよくする会は9日、抗議声明を発表しました。」「声明では、" 60年にわたって、両市の市民が、」「文化、経済など様々な分野で、交流を重ねてきた関係を、」「自らの『歴史認識』に基づいて、一方的に姉妹都市関係を解消するなど、」「言語道断だ "  とし、" 世界の流れを見るならば、吉村市長の態度は、」「まことに恥ずべき行為であり、国際感覚が全く欠如している " 、と指摘しています。」

 「『慰安婦』像をめぐっては、平成27年に橋下徹大阪市長(当時)が、」「サンフランシスコ市の『慰安婦』の碑、または像の設置を支持する決議案に対して、反発。」「以来、像と碑の設置や、公有地への移管を行わないよう、求めてきました。」

 過去に、橋下氏が同様な申し入れをしていたと、初めて知りました。こう言う事実を知りますと、日本維新の会は、他の反日・左翼野党と区別して考えずにおれなくなります

 「国会でも、安倍首相がサンフランシスコ市への寄贈について、」「わが国政府の立場と相容れない、極めて遺憾なこととし、」「サンフランシスコ市に対して、拒否権の行使まで求めていました。」

 前安倍総理も、強く抗議していたのだと、これもまた初めて知りました。橋下氏と同様、安倍前総理も、やはり見直さなくてなりません。悪法も成立させましたが、日本の総理として、やるべきこともしていました。やはり、全否定はいけません。

 「姉妹都市解消問題では、サンフランシスコ市と交流してきた、」「市民団体をはじめ、多くの大阪市民から、」「反対の声が寄せられました。」「解消撤回を求めるインターネット署名なども、取り組まれてきました。」「市議会では、共産、自民、公明が、反対を表明してきました。」

 ここで大阪民主新報の記事は、終わりです。別途、ネットで検索しますと、大阪市議会の自民党の議員たちは、吉村市長に対し、「サンフランシスコ市議会と、慎重に対話を重ねていくべきだ。」、と主張していました。

 自民党の議員たちは、政府が、売春婦像を建てた韓国と、慎重に対話した結果、何も解決しなかったと知りながら、少しも勉強をしていません。共産党と一緒になり、吉村市長に反対したというのですから、呆れてしまいます。これこそ、多くの国民を裏切る利敵行為です。

 いくら市長が、他党である「維新の党」とは言え、保守の魂を失い、反日の共産党と手を組み、サンフランシスコ市の反日行為に、目をつぶるというのですから、「恥を知れ」と言いたくなります。まさに、保守の名が泣く、大阪市の自民党議員たちです。

 加藤紘一、野中広務、古賀誠氏らが、安倍総理批判記事を、共産党機関紙「赤旗」に寄稿した行為と、似た流れを感じるのは、私だけでしょうか。散々悪口を言いましたが、こうした事実を知ると、安倍元総理への同情の念が湧いてきます。腹に据えかねることが多々ありますが、「ご苦労様でした。」と、やはり言いたくなります。

 次回は、沖縄市議会の自民党議員について、述べます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自民党は、本当に保守政党な... | トップ | 新総理は、果たして保守党総... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

徒然の記」カテゴリの最新記事