基礎練習は上達の円滑材
基礎練習って単調でオモシロくない...というのがよく見受けられます。
例えば下の半音階
人差し指から小指まで順番に1234と押さえて1弦から6弦まで移動していきます。
これを指ならしに練習しているorしていないのとでは、上達のスピードが異なります。
ダイエットと似ている...?
...しかし、これって
「痩せたかったら毎日運動して間食をしない、コーヒーなど糖分の多いものも避ける」
というのと一緒なんですよ。
「いや!言ってることは分かるよ!でもね!くおー」
ということです(笑)
つまり、継続するには凄まじいパワーがいるということ
一度、習慣づけてしまえば後はカンタンなのですが、軌道に乗るまでが難しいのではないでしょうか?
しかし、貴方がこのブログを読んで頂いてる...ということは
「やっぱり上手くなりたい!」
と感じられてると思います。
ポイントは3つ
この3点をしっかり身体に馴染ませるのが基礎練習をする目的です。
まず、この目的を片隅に置いて取り組んだ方が良いと思います。
試しにやってみましょう
みなさんがつまづくポイントを一つ一つ丁寧に解説していきます。
まずは「弦移動」
「3弦を弾いたつもりが実際には4弦が鳴ってた!」
という時がありませんか?
これは右手のピッキングがまだ完ぺきではないからです。せっかくなので左手の動きも合わせてこのエクササイズをやってみましょう。
ex1)
右手は必ずオルタネイトピッキングです。慣れていないと意外と難しいと思います。
少しずつバリエーションを変えてみましょう。
ex2)
では今度はチョットイジワルをして
ex3)
ex4)
次は中指を異なる弦に置きます。
これはほんの一例ですが、基礎練習は規則的なパターンが多いのが特徴です。
そこに少し不規則性を混ぜていきます。
習得したパターンを応用できるようにするためです。
ポジションチェンジの速さが足りない
続いて「瞬発力」です。
フレットを押さえる左手ですが、ポジションチェンジをする時に速く・正確に次の音を押さえる必要があります。
この時の速さが足りないケースがあります。
ex5)
これは先日のブログでも作ったエクササイズですが、決して悪ふざけをしてる訳ではありません。
4小節のエクササイズですが、途中で途切れないで滑らかに弾けるようになると、コードチェンジが楽になってきます。
最後に
他にもエクササイズは沢山あります。これらをやっていくと、今度は自分でアイデアを出してつくることもできますよ。
そこまで行けば、上手く軌道に乗ったと言えるでしょう。
もちろん、こういう指の体操ばかりして曲の練習がおろそかになってもいけません。
こうした指を動かす技術と音楽的な理解は全く別物だからです
ただ、ギター一本で自分の心模様を自由に表現できるようになれば、音楽が楽しくなってきます
音に楽しいと書いて音楽となるには、それなりの「質」と「量」が必要なのも確か...
そうは言っても、自分が「練習」をコントロールするのであって、「練習」に振り回されてはダメ