物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

体系的な書物を著した人たち7

2018-09-20 11:22:35 | 数学
数学者で数学教育に関心を持つ人として、志賀浩二さんがいる。

『中高一貫数学コース』という10冊か11冊のシリーズのテクストを岩波書店から出版している。これは中学校と高校のテクストであるが、読み物風の書籍としては『数学が生まれる物語』と『数学が育っていく物語』も出版している。これらも同じ岩波書店からの出版である。

『数学が生まれる物語』は「数の 誕生」「数の世界」「式と方程式」「座標とグラフ」「関数とグラフ」「図形」の6冊であり、これらは中学校くらいの程度である。

また、『数学が育っていく物語』は「極限の深み」「解析性」「積分の世界」「線形性」「方程式」「曲面」の6冊であり、高校から大学1~2年くらいであろうか。

これらの本はすべてもってはいるが、まだ詳しく読んだことはない。ただ、こういう本の持っているときに応じて中を検索したり、参照したりすることができる。

無限級数の和に関心ができたときに参照したら、Cauchy-Hadamardだったかの極限値をとる形の発見法的な説明があり、ちょっと腑に落ちた感じがした。

これに関したことは近いうちに数学者の N さんが独自の説明を展開してくれるのではないかと期待しているのだが。

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