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中川晃教コンサート2020 Message from the Music 9/19・9/20

2020-09-21 | ライブ
中川晃教コンサート2020 Message from the Music

9/19(土) 14:00 よこすか芸術劇場大劇場 1階C列センター
9/20(日) 14:00 熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール 1階9列上手

【出演】中川晃教 / 園田涼(ピアノ) / 細谷公三香(チェロ) / 稲本渡(クラリネット) / 阪本純志(パーカッション)

ツアー初日の横須賀と翌日の熊谷に参加してきました。
横須賀芸術劇場は、当初予定していたベイサイドポケット(500席)からメインホール(1800席)に会場が変更。
お陰様で素晴らしいホールに足を踏み入れることができました。

熊谷文化創造館「さくらめいと」は初めて。

籠原駅から徒歩15分ぐらいのよくある市民ホールの様相でしたが、対応も温かく気持ちのよい会場でした!
ここも自粛期間を経て初めて開催されるコンサートとのこと。
明治座を開け、帝劇も開けたあっきーをこれから天照大御神と呼ぶことにしよう…

さて今回のセットリスト。
横須賀芸術劇場のサイトに公開されていますが、ツアータイトルの「Message from the Music」の通り、強い意志を感じる曲が並びました。

【セットリスト】
1.Smile(弾き語り)
2.Snoopy’s Suppertime
3.愛には愛が必要
4.SAVE OUR SOULS
5.ファイト!
6.Can’t Take My Eyes off You ミュージカル『ジャージーボーイズ』より
7.One ミュージカル『コーラスライン』より
8.Happy tears(新曲)
9.アルゴリズム(新曲)
10.マタドール
11.チャイナガール
12.相対性理論
13.砂漠

En1.Family
En2.見上げてごらん夜の星を(熊谷でマイクレス)

デビュー曲を入れないセトリはなかなか珍しく、予定曲目にあった「マイソング」もカット。
ライトな観客に向けてミュージカル曲をチョイスするけど、ここでスヌーピーに逢えるとは思わなかったよ…
(王道曲を外すあなたが大好きです)

何といっても一番グサッと刺さったのが「ファイト!」。
中島みゆきさんのこの曲はCMなどでもよく使われるので聴く機会は多いけれど、フルで歌詞をきちんと聴いたのは初めてかも。
歌っているとだんだん熱を帯びて、しっかりマイクを握る右手と対照的にいつも以上に左手が雄弁に動く。
丁寧に歌詞を伝えようとする思いがダイレクトに響いてきて涙モノでした。
(後半にもってきてほしかったよとマスクの中を濡らした涙をそっと拭きました…)
「SAVE OUR SOULS」「砂漠」も、180度変わってしまったこの時代に対する憤りと不安、立ち向かう勇気のようなものを感じました。
今は「淡い恋の思い出」に浸るときではないかもね(「マイソング」また歌ってくださいね)…

今回はパーカッションが増えて、迫力のある音を聴けました。
カホンってすごくええ音がするのね。
そしてもうひとつ聴きごたえがあったのが「チャイナガール」。
園田さんのピアノ一本のアレンジで、照明も二人だけピンスポが当たってすごい迫力あった!(語彙力)
園田さんは何曲かバックコーラスも担当。
「ツアーに備えて5時間も練習しました」という話にあっきーは「へー、5時間」と感心してるんだか更なる努力を促してるんだかわからない曖昧な反応。
2日目ではいつもの無茶ぶりに「あっきーさん先輩なのは承知してますが何言ってるかわかりません」と応戦(いいぞもっとやれ)。
ツアーが進むとこの辺のやり取りも面白くなってくるだろうから、これから期待します。

自分的な課題は新曲2曲…
ピアノのリズムが不安定に揺れる「Happy tears」、タイトルに大きな意味を含む「アルゴリズム」、英語聞き取りに自信がない私はプリーズ歌詞カード!と心の中で何度か叫びましたが、耳に残って離れない曲でした。
なにより初日はこの2曲を歌い終わったあとの笑顔が忘れられない。
自粛期間中に書き溜めたとのことですが、発表する機会が本当に訪れるかどうか不安だった思いが伝わりました。

いつものホールに行けることも、新しいホールを訪れることも、ツアーならではの楽しみです。
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