今日は、片付けが苦手で嫌いで逃げてばかりいた私が、どんなきっかけで片付けはじめたかということと、挫折しかけたときにどうしていたかについて書きます。
何年も見ていないもの、何年も使っていないものが、とんでもなく沢山ある
この家の中にあるものの半分も把握できてないんじゃないか。何年も見ていないもの、何年も使っていないものが、とんでもなく沢山あるんじゃないか。それって、すごく無駄なんじゃないか。
どうする?、ずっとそのままにしておくの?片付けなんて年を取ったらできなくなるよ、きっと。
こう思いはじめたのが、40代の半ばころだったと思います。
障害の重い息子とのくらしは大変でしたが、法律が変わるたび使えるサービスが増えたので、片付けのことも考えられるようになってきました。
暮らしの変化にあわせて思い切って片付ける
息子が亡くなったあと、その後の法要をわが家ですると決めたのがきっかけになり、まず1階の和室を片付けはじめました。夫だけでなく、妹や弟の手も借りました。
この和室の押入れも上から下、前から奥まで、ものでいっぱいでした。
いらないものをどんどん捨てたら、収納をどうしようと考えなくてもいいようになりました。そのまま入れるだけでいい状態になったからです。
どれほど押入れを物置化させていたんだか…。そのあと、他の気になっていた場所の片付けもはじめました。
「捨て活ノート」を作る
挫折しそうになるたび見直していたのが、捨て活ノートでした。
この”紙に書く”というのは、お世話になった整理収納アドバイザーさんから教わってやりはじめたことでした。
「家のどこが嫌か、何か気になっているか」
もし今、家を片付けたいけれど何からはじめたらいいかわからないという方がおられたら、これをノートに書きだしてみてほしいです。
それを捨て活ノートとして、片付けたい場所やものをチェックしながら進めます。そこに書いたことのなかから、優先したい順番に。
ただ考えているだけより、文字にして見える化することで頭の中が整理されます。
書いて、見て、片付けて、を繰り返すうちに、自分なりの進め方がわかるようになってきます。
片付けのタイミングに合わせる
大がかりな片付けのタイミングは、その後も数年に一度くらいのペースでやってきました。
●親戚を呼んで、息子の一周忌を家ですると決めたとき
●一人暮らしを終えUターン就職を決めた娘が帰ってくるとき
●その娘が結婚して家を出ていくとき
●見守りが必要になった義母を引き取るとき
●義母と同居するためにしたリフォームのとき
●娘が出産して里帰りをするとき
なかなかできなかった家具を処分することなども、これらのタイミングに合わせて進めてきました。
そんな物はもう捨てよう。老いて捨てにくくなる前に!私に限らず、、50歳前後になれば家をしっかり片付けるタイミングは自然と増えてくると思います。
また若い人なら、進学や就職、結婚で家を出ていくときや、引っ越しなど。子供ができれば、入園や入学などもそうですね。
タイミング=チャンスです。暮らしの変化にあわせて、気になっていた場所を思い切って片付けてみるのはおすすめです。
挫折しそうになったら、また捨て活ノートを見返してみてください。
終わりに
書いてみることに加えもうひとつ必要だったのが、瞬発力です。
体力も気力もたしかに必要ですが、
「四の五の言わずに片付けてみよう!」と一歩目を踏み出すことも大事だとわかりました。
頭の中でグルグル考えているだけでは、何ひとつ片付かないからです。
片付けが苦手な人ほど、片付けに完璧を求めて動けないままでいるように思います。
効率よく片付けるための準備も必要ですが、まずは重い腰をあげて動く。
あれからもうすぐ7年です。
今もまだ気になっている部分が家のあちこちにありますので、2020年もあきらめずに片付けていきます。
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