洋菓子課事務所に"50歳以上の
従業員は転倒防止研修を
受けるように"という貼り紙があった。
研修を受ける人間のリスト付きだ。
(元)班長やH田さんの名前発見(笑)。

ここ数日クレープラインは新製品の
アーモンドクレープから始まる。
バナナ置きは例の愚鈍なバイトだ。
I西さんが「もうすぐ来るから」と言うと
H田さんが「もっと良い人いないの」と
不満げだった(当然と言えば当然)。
僕は台紙折りをするだけだから楽だ。
1時間で一旦切ってNDへ移行だ。

11時を過ぎて疲れて来た愚鈍女が
「これ(NDバナナ)いつまで
やるんですか?」とH田さんに聞いた。
H田さんは「規定数が終わるまで」と
短く答えただけだった(笑)。
愚鈍女は「目が回ってきません?」と
さらに聞いたけどH田さんは
「気のせいだ」と切り捨てた(笑)。
ライン稼働中にグダグダ言われても
誰にもどうしようもないのだ。
愚鈍女は「トイレに行きたい」と
言いだす迷惑女に進化していた。
でも生理現象だからしょうがない。

お昼休憩は11時45分に行った。
久しぶりにカレーの日だったから
迷うことなくオーダーした。
この間食べて美味しかった
限定ドラ焼きもまた食べられた。

現場に戻るとNDバナナは終わり
NDレアラインが稼働していた。
愚鈍女はバナナラインに戻り
A井さんがレア置きをしていた。
H田さんが「ナッペがちゃんと
塗られてないのは外してよ」とか
「レアが小さい時は足してよ」とか
A井さんに文句を付けていた。
ナチュラルにウザいA井さんには
H田さんはとても厳しく当たる。
A井さんは言われるがままに
「はい」「はい」と返事していた。
元気良く返事しちゃうところがね。

14時に通常クレープが終わると
またアーモンドクレープに戻った。
新製品だからまだまだ数が多い。
今日は夏休みの工場見学の日だ。
課長が関西弁で説明をしながら
見学者の親子連れを先導してく。
課長はこういう時に張り切る人だ。
目立ちたがり屋なのかもしれない。

クレープが終わるとお役御免で
リンゴのケーキに飛ばされた。
いつも通り取り子だったから良し。
テキトーにプレスしてテキトーに
番重に積んでればいいのだ。
ここまで来ると気持ちが軽くなる。

作業場所が狭いけど仕方ない。
寛くんに罪はないけど(あるかも)
彼が最終検品をする日はいつも
出口周辺及びリンゴライン周辺が
完成製品の番重で混雑する。
これがベテランの社員だと
さっさと持って行ってくれるから
現場がかなり空いているのだ。
Nさんは今日からお盆休暇だ。
寛くんはいつから休暇なのだろう。

18時直前にラインは終わった。
あとはちょっとだけ後片付けと
洗い物を手伝えばいいだけだ。
僕が上がる時には寛くんは
まだ番重と格闘していた。
寛くんは何時まで勤務なのだろう。