新説!所JAPANオオクワガタの達人は台場くぬぎで棲息地を守る


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2020年1月20日の新説!所JAPAN。

所ジョージの持ち込み企画。

オオクワガタから日本が見えた!

世田谷ベースの総務・雄一郎さん。

オオクワガタを飼育し出した。

飼育しているうちにオオクワガタの達人に出会った。

そして、見えてきたものは?

絶滅危惧種 オオクワガタ

まずは世田谷ベースの総務・雄一郎を訪問。

オオクワガタを見せてもらった。

大きい!

オオクワガタは国内最大級のクワガタムシ。

夜行性で越冬し5~6年生きる個体もいる。

総務・雄一郎のオオクワガタは、

指3本分の外に角が飛び出ている。

1990年代の昆虫ブームの火付け役。

1000万円台で取引されたこともあった。

それが、乱獲や森林伐採で激減。

いまでは絶滅危惧種になっている。

オオクワガタの達人

総務・雄一郎が会ったオオクワガタの達人。

九州にいるらしい。

そして、その達人が台場クヌギを育てている。

その台場クヌギにオオクワガタが集まるのだ。

天然は意外と⁈

オオクワガタの達人に会う為に福岡県久留米市郊外へ。

達人は大きな倉庫の中にいた。

古賀邦博さん55歳。

古賀邦博さんがオオクワガタを見せてくれた。

あれれ??

かなり小さい。

総務・雄一郎のクワガタの二周り位小さい。

こっちのは天然。

体の差はエサの量の差らしい。

でも見事な光沢です。

身近なクヌギ

椚、橡、櫟。

どれも、クヌギ。

オオクワガタがよく集まる樹。

公園にもよく見かける。

ブナ科の落葉樹。

大きいもので高さ20Mくらいになる。

江戸時代には生活必需品。

建築資材であり、染料にもなり、

シイタケ栽培のホダ木にも利用された。

クヌギの炭は断面が菊の花にみえるので菊炭と呼ばれる。

台場クヌギとは?

さて、達人古賀邦博さんが作る台場クヌギとは何か?

台場クヌギは一般的なクヌギとは全く違った。

幹の上に大きな瘤の塊があり、そこから枝が伸びている。

一般的なクヌギはすらっと伸びている。

達人が身をもって台場クヌギは何か説明する。

チェーンソーで枝を切り始めた。

盆栽のように樹形を人工的に作ることでできる。

枝切りは根が水を吸わなくなる秋から冬にかけて行われる。

クワガタムシは警戒心が強く、昼間は出てこない。

ほとんど樹のウロ(洞)に入っている。

クワガタムシは夜中わずか1~2時間だけ出てくる。

ウロの中は樹液があり、産卵場であり、隠れ家でもある。

天国ですね。

さて、枝を切り落とした断面が雨水などで腐食する。

長い年月をかけてえぐられてウロになる。

苗から育てて30年くらいで台場クヌギになる。

50年前から存在した台場クヌギ

達人・古賀邦博さんが少年だった頃。

そんな時からクワガタやカブトムシが好きだった。

だいたい50年くらい前の話だ。

その頃には既に台場クヌギがたくさんあった。

古賀さんはそれを真似て作ったのだ。

何のために台場クヌギは作られたのか?

その謎解きのために山梨県北杜市へ向かった。

そこにいたのは昆虫写真家の山口進さん。

ジャポニカ学習帳の写真を撮った人。

なんかスゴイ。

山口進さんは日本各地で台場クヌギも撮影していた。

以前撮影した台場クヌギのもとへ。

樹齢100年の台場クヌギ。

今まで見たものと違って大きい。

数十年放置されてこの形になったようだ。

謎のカッチキ

台場クヌギは枝を採るために作ったものだった。

地方ではカッチキと言われる。

干上がった田んぼの近くに台場クヌギがあった。

よく見ると芽が出ている。

クヌギは生命力が強い。

枝を切っても春には若い芽が大量に出る。

それを刈り、田んぼに敷く。

刈って敷くから刈敷=カッチキ。

刈敷農法

水を張った田んぼにクヌギの枝を埋めていく。

若い芽は柔らかくすぐに泥の中で溶ける。

これが稲が育つ栄養素になる。

土壌改良のために行われた刈敷農法。

佐賀県、福岡県、大阪府、長野県、山梨県で行われた。

台場クヌギは米を育てるために作られたものだった。

そして、オオクワガタの棲息地にもなった。

オオクワガタを追っているうちに日本の農業まで行きついた。

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