【番場ヶ谷(ばんばがやつ)】
「谷(やつ)」
鎌倉では山と山のあいだの谷(たに)を、こう呼びます。
地図に載ってない。
入り口にも案内のひとつもない。
吉野川の源流に向かって、
幅30センチたらずの細道が続く。
谷の奥には隠れた鎌倉の秘境が残されています。
それが「番場ヶ谷(ばんばがやつ)」です。
"紅葉ヶ淵"
人気もない薄暗い細道を歩いていくと、
水の流れる音だけが響く静寂な空間につきます。
まるで森の中で神隠しにあったような、
なんとも不思議なほど心地よい。
あるべきところにいると思える感覚。
ヒトも生きもの。
自然からは離れられないなのだな~
淵の上を見上げれば、紅葉が目に飛び込んでくる。
獅子舞のような派手さはないけれど・・・
秋を感じられる。
"お塔の窪やぐら"
渓流から離れ、深い森を奥へと進むと、
ぽっかりと穴をのぞかせるヤグラが出迎えてくれます。
ヤグラとは昔の武士のお墓のことをいいます。
右側のヤグラの真ん中には供養塔の五輪塔。
左のヤグラには石の仏像がいらっしゃます。
身を正されるような、圧倒される雰囲気が
考えるのではなく感じるのです
◆しっちぃ'sチョイス
"プチ渓流歩き"
渓流を歩くというだけで、気力10倍。
楽しくて楽しくて仕方ない。
山の魅力はこういった冒険心をくすぐられるところにあります。
"探検気分満載"
2メートルほどの高さがあり、
なかなかドキドキ・バクバク
カニ歩きでソロ~リと。
子供の頃に戻ったかのような
探検気分は心をリセットしてくれますね。
すべてはお陰さんからのメッセージ