お母さんと距離を置いてよかった? | 子育て*自分育て*親子のこと〜公認心理師目指して勉強中です〜

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7歳の男の子と5歳の女の子を育ててます。




関係が難しい母親と距離を置くべきか?

今、私は置いて良かったと思っています。

実家に帰らなくなって2年目の夏が
過ぎました。




距離を置くことにはメリット、
デメリット共にあると思います。




デメリットは、

親孝行できないという罪悪感や
根本的な心細さ、

また子どもがいる場合は
ちょっと子どもたちを見てほしい時や

長期休みにも頼れないこと、


また子どもたちから
おじいちゃんおばあちゃんとの
関わりをなくしてしまうこと、


また園ママなどでお母さんにちゃんと
頼れている人を横目で見ながらの
劣等感…(これ結構大きい!)

などが挙げられるかなと思います。





反対にメリットは、

やはり関わらなくなったことで
会話や行動から受けるストレスが
なくなったこと。




物理的にも精神的にも
母親と距離を置くことで
自分のことも母親のことも
客観的に見えるようになってきた。




愛情を受けたと思わなきゃと
自分に無理をしてきたことに、

ちゃんと、あれは私は、嫌だったと
思えるようになった。




その代わり、母は母なりに
頑張ろうとしていたのだとも
思うようになってきた。




迷惑をかけたと過剰に思ってきたことに
それは迷惑をかけたと思い込まされた
だけだったこと、

あるいは自分の思い込みでもあったこと。




私はまだ母に感謝する状態には
ないけれど、

距離を置いたことで、
憎しみからも離れられてきました。

これは自分がすごく楽です。




当初は強くあった、
親に連絡をとらないという罪悪感も
時間と共に薄れてきました。





母は母で
仕方なかったんだなと。


他罰的な人(人を罰しやすい人)は
自分の痛みと向き合う強さがないから、
人を攻撃してしまう。


自罰的な人(自分を罰しやすい人)は
必要以上に自分を責めてしまう。





良い、悪いではなく
世の中には色んなタイプの人がいる。


自分と違う人を批判することより
自分がいかに楽しく生きるかに
命をかけた方が良いと
つくづく思えるようになりました。






そんな思いの中で
許す許さないという感覚も
溶けてきました。

色んなことが、仕方なかったと、

何より自分に優しくなりました。





そもそもなぜこのことを書こうと
思ったのかというと、

それはたまたま過去の日記を
読みかえしたからでした。




母は娘の私に
不満を抱き続けた人でした。




ある時、
母が電話で一方的に言い続けた
私への恨みつらみを
自分で書き残しました。




それは私が小さな頃から繰り返し
言われてきたことだけど、

文字にしてみると
改めてきついものでした。




書き残した当時は
本当に悲しく、

気持ちが重くて
起き上がれなくなるくらい
傷つきました。





が…

今回それを読み直して思ったのは、




あっっそ。
だから何?!


でした。




私が罵られたことは全て
母自身の問題で、

私はただのサウンドバックだった。





母にはとても
弱いところがあった。


けどその弱さは
私が抱える必要はないや。


自分のことは自分で幸せに
しなきゃね。




と心底思い、
もはや胸は痛みませんでした。






母親と距離を置くこと。
人知れず孤独と痛みを味わいます。



お母さんとの関係に悩む人がみな
選ぶべき選択とも思いません。




離れられない中での

堂々巡りの怒りや消せない期待、
認められたい悲しさもよくわかるので、

関係を続けながらも苦しむ人に対して
甘えてるなんてことも全く思いません。





そういう人に対して、

離れないからだよー
離れちゃえば楽なのに〜と
優越感を持つような人間には
ならないようにと気をつけたい。




どんな人にも事情がある。
その価値観を持つまでの背景がある。




むしろ渦中にいる時の苦しみこそ
大きなものだと思います。





上に書いたように、
母親と距離を置くことには本当に
メリットデメリットの両面があるし、


人は正解の中だけでは生きられない。





お母さんというのは実家の存在も
込みだから、お母さんとだけ距離を
置くことも難しい人もいると思う。



そもそも、
私は母親嫌いだけど
縁を切るとかはないわーと思う人、


母親を嫌いと思っちゃいけないと
潜在的に深く縛られている人、


自分は親を背負ってるという責任感から、
親から離れられる人は楽で良いよねと
嫌味を言いたくなる人や


親の体調面から距離を置けない人など




お母さんとの関係や気持ちも

人生のタイミングも

本当に人それぞれだと思うから。





なのでここに書くことは
あくまで私個人の
小さな小さな体験です。





私は痛みを負った分、
勇気を出した分、

得るものもありました。



失くしたものだけでは
なかったのです。



表面的に関わりながら、
被害者気分でい続けた自分は
振り返れば嫌です。

 

その状態を続けていたら
私はこの先もそんな自分から
抜け出せなかったかもしれない。




恨みながらも感謝しなきゃという
相反する思いを抱え続けると
心身ともに蝕まれます。

これが親子の苦しさの源かな…と
思います。





感謝しなきゃいけないと
思わなくなった時、

自然と感謝が湧いてくるのかもと
今、学びつつあります。





親と普通に付き合えている人を見れば
もちろん羨ましい。

なぜ自分は…とも思う。
何度も思ってきた。

けれどカウンセラーの先生であり
人生の大先輩は、



人生は支出(悲しみ)が多いほど、
収入(喜び)も多いのよと



励ましてくれます。



これからはどんどん
収入が入ってくるのよ!と。




それに心細さは
若さの証拠でもあるのよ、

おばちゃんになれば
気にならなくなるから♡と。





もし今胸を痛めつつ、
消えない心細さを抱えながら、

母親と距離を置いている人がいたら、

共にこの今を精一杯生きようと
言いたいです。

あなたの痛みや心細さは
この先決して
無駄にはならないはずと。



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